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2014/09/09

錦織圭3-0で大負け――優勝と決めてかかったテレビ各局の〝こりないバカさ加減〞


モーニングショーはバカ丸だし

 決勝当日の今日は、試合を中継できない民放各局が朝からワイドショーでバカ騒ぎだ。

 全米テニスの決勝戦が開始されてすぐ、相手選手の方が調子がよく、
 「準決勝までの錦織と違う」
 「危ない」
 ということがすぐに見てとれたのに、錦織の出身地の松江市を中継したり、ニューヨーク特派員を呼び出したり、こいつら何を考えているのか。

 結果は3-0のストレート負け。
 試合らしい試合をさせてもらえなかった。

 過去の2人の対戦成績が錦織の5勝2敗で、現在のランキングも相手が格下ということで、どのメディアも、錦織が勝って当然という見方をしてきた。

 そういう報道をして錦織にプレッシャーをかけ続け、結果的にはつぶしてしまったのだ。

 日本人なら誰でも、錦織に勝ってほしいと思うはず。

 しかし、試合には番狂わせが付きものだ。
 苦手な相手というのもある。
 当日の体調や精神状態も大きく左右する。

 ならば、相手選手をもっと追いかけて報道したらどうなのか
 相手選手をとことん追いかけて、プレッシャーをかけてやればよかったではないか。
 それでこそ、〝日の丸メディア〞だ。

 それなのに、相手選手(クロアチアのマリン・チリッチ)のことは、何ひとつ伝えず、ただミーハー的にバカ騒ぎする。
 それが公共の電波を使ってやる取材という仕事なのか。

 こいつらのやっていることは、「ひいきの引き倒し」だ。

 サッカーのW杯で、こりたのではなかったのか。


(城島明彦)

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