「従軍慰安婦問題」は、真実を調べなおすのが当然! 安倍政権は、戦勝国アメリカの圧力に屈するな!
この際、「従軍慰安婦の真実」を徹底的に調べるべき
オバマ大統領の訪日・訪韓を前にして、アメリカは「従軍慰安婦問題」で安倍政権に圧力をかけてきた。
「従軍慰安婦」の像をアメリカの公園に建てて、日本を誹謗中傷する妙な国韓国。
他者を貶めることで、相対的に自分の地位を高めようとするやり口は、「儒教の国」とは思えない情けない所業だ。
過去の歴史を認めよ? 何年前のことを蒸し返すのか。
過去とはいつまでを指すのか。秀吉の朝鮮征伐なのか? 広開土王の碑文の時代か?
韓国は、もっと前向きに生きたらどうなのか。
そんなにいうなら、もっと徹底的に調べつくし、証拠となる資料を発掘して世界に向かって開示すればいいのだ。
しかし、戦勝国アメリカも中国も、韓国自身も、「従軍慰安婦」について決定的で揺るぎない証拠となる文書をこれまで公にしていない。
もし、戦時中の日本が国として国策として従軍慰安婦制度を創設し、当時日本の植民地だった朝鮮の女性を力ずくで駆り立てたというのであれば、その証拠となる書類を白日のもとにさらさなければならない。
国家間を揺るがす大問題となっている以上、「誰が見ても明白な証拠」といわれるものがなければならない。
だが、今日までの証拠はというと、元従軍慰安婦を名乗る16人の韓国人女性の証言だけ。
どんな事件も、被害者を名乗る人物の証言だけでは客観性に乏しい。
それだけで歴史的大事件を論じるのは、どう考えても非科学的である。
もし、動かしがたい証拠となる資料が提示され、「事実を記した資料」であるとの第三者的評価が下されたなら、日本も素直にそれを受け入れ、きちんと謝罪しなければならないが、いまのところ、そういう資料は公開されていない。
日本政府は、従軍慰安婦の資料を闇から闇へ葬ったのか?
日本は、「河野談話」を発する時点で、「従軍慰安婦の資料を探したが、なかった」とした。
「なかった」ということが嘘である可能性も、完全には否定できない。
調査したら、たいへんな資料が出てきた。それが公になると、日本の品位、日本人としての評価などに関わると判断して、なかったことにしたという可能性もなくはないということだ。
アメリカは日本に駐留していた時代に、その鍵を握る重要な資料を接収しており、それを公にすることだけは避けてきたという可能性もなくはない。
(想像の範疇を出ないが)アメリカはその資料を握っていて日本に揺さぶりをかけ、安倍政権はその圧力に屈して「河野談話」を検証することはしないと明言したことだってありえなくはないのだ。
そういったことも含めて、「従軍慰安婦」に関する資料を徹底的に改めて探す必要がある。
16人の韓国人女性の証言の不自然さ
ところが、元従軍慰安婦と名乗る女性の単なる証言、それもクルクル変わっており、金をもらって誰かからいわされたという側面が強い。
また、「従軍慰安婦問題」が明るみに出、おおごとになっていった経緯をたどっていくと、数多くの捏造の事実が浮かび上がってくる。
銭儲けや政治的に悪用しようとして、個人的に、あるいは組織的にあることないことひっくるめて捏造し、それが独り歩きしたことがわかっているケースもある。
中国や韓国、それにアメリカも含めて、「従軍慰安婦」が戦争推敲のための日本の国家的な施策であるとするなら、やはり、きちんとした証拠を公開しなければならない。
キャロライン・ケネディ駐日大使と従軍慰安婦問題
キャロライン・ケネディ駐日大使の顔をみるたびに、お父さんのジョン・F・ケネディがダラスで暗殺されたときの葬儀での幼い日の彼女の無邪気だった姿がだぶってならない。
キャロラインの表情は、幼い日々の面影を宿しているが、顔には白人女性特有の細かい皺が多数刻まれ、時代の変化を感じざるをえないが、目元の表情がお母さんのジャクリーンによく似ていると思えるときがしばしばある。
キャロラインは女性だから、従軍慰安婦に対する見方も男とは異なるということや、彼女の家は大富豪で、家が貧しくて体を売るということなど理解できないということも頭に入れておかなければならない。
ケネディ元大統領の遺骸は、アメリカのアーリントン墓地に埋葬されている。
彼は、太平洋戦争時に海で仲間を助けたことから、英雄の一人だ。
アーリントン墓地は国立で、米国内の内乱である南北戦争での戦死者に始まり、第一次大戦、第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争などでの戦死者が葬られている。
そのなかには、敵国から見たら「戦争犯罪人」「極悪非道人」も混じっているが、そんなことは誰も口にしない。
敵を一人でも多く殺したものが英雄として勲章をもらえる。
殺人も戦時では賞賛に値するのだから、おかしなものだ。
アメリカが「従軍慰安婦」で韓国の肩を持つのは、おかしな話
アメリカは正義面(づら)しているが、ベトナム戦争を始めとして世界のあちこちの紛争に首を突っ込み、多数の民間人も巻き添えにして殺戮してきた。
長崎・広島の原爆投下は、民間人を含めた無差別大量殺戮。
これを敗戦国がやっていたら、原爆投下を認め、指示した者(ルーズベルト大統領)や開発者(オッペンハイマーら)は、超A級戦犯に処せられたはずだが、戦争に勝った国ではまったくの不問。
勝てば官軍。勝者の論理でゴリ押しだ。
太平洋戦争後の米軍が日本に進駐した時代に、どれだけの性犯罪が起きたことか。
「従軍慰安婦問題」に関して、聖者のような顔をして偉そうなことをいう資格などアメリカにはない。
村山眉毛元首相は「利害関係者」、発言すべきでない
先日の眉毛元首相(村山富市)は、「河野談話は、同じ自民党政権時代になされたことだ」といっているが、自身が連立内閣の首相になったときに河野談話を追認しているから「利害関係者」であり、自己の立場を正当化するための発言と受け取られる。よけいなことはいわない方がいい。
村山眉毛元首相は、そもそも「何でも反対」の社会党出身。共産党と一緒になって、共産主義や社会主義を目指した男である。旧社会党は、日本の教育制度をゆがめてしまった元凶だ。
社会党や共産党だけでなく、自民党のなかにも、裏で中国にマル秘情報を流していた国賊議員は何人もいるし、メディアのなかでも、朝日新聞などは露骨に日本のマル秘情報を中国・韓国に伝えるという、スパイまがいのよけいなことを繰り返してきた。
日本に暮らし、日本で稼ぎながら、その日本の悪いことや不利なことまでも、異国に教える。そういう連中がなんの咎めもなく、大きな顔して説教垂れているような「スパイ天国」が日本という国の実態である。
「過去の歴史認識」とは何か? ゲルマン民族大移動までさかのぼれというのか?
中国や韓国は、何かにつけて「過去の歴史認識」などという。
そういうことをいうなら、両国とも自国の過去の血塗られた政権闘争の内幕を含めて、真実を国際的に公表すべきだ。
韓国では、大統領は現役を退いたとたんに次の大統領によって逮捕されたり、名誉を剥奪させたりの連続だ。暗殺された大統領もいる。
中国の「過去の歴史認識」はどうなっているのか。
建国の父・毛沢東の4番目の夫人だった江青のヒステリックな「文化革命」だけでなく、近年の「天安門事件」でも、敵対する反体制勢力を問答無用とばかりに圧殺している。
力ずくで自国に組み入れた異民族の反発も力ずくで抑圧している。
中国が「靖国問題」についてあれこれ内政干渉してくることは、天に向かって唾しているのと同じということを、中国自身、もっと知るべきだ。
韓国兵も、ベトナム戦争では、ベトナムの女性に言語に絶するひどいことをしている。そういうことも過去の歴史として認識しているのか。こちらも、天に向かって唾している。
そうしたことは、戦争という人を狂わす特殊な状況下で起きたことであり、日本も中国も韓国もアメリカも、イギリスもフランスもドイツも、やってきたことである。
それを戦勝国だけが、自分たちがやってきたことには目をつむり、敵国にだけを誹謗中傷するのは、それこそ差別である。
勝てば英雄、負ければ国賊! 敵を多く殺せば、勲章がもらえるのが戦争
第二次大戦から、すでに70年近く経っている!
それなのに戦勝国・敗戦国の図式が変わらないのなら、日本は戦勝国になるしかない。だが、それは不可能だ。
大国同士が戦えば「核戦争」になり、地球そのものが破滅しかねないから、そう簡単には第三次世界大戦には突入しないし、日本がいくら軍備を増強しようが、たとえ核を保有しようが、戦争を仕掛けることなどできはしない。
それをいいことに、中国などはやりたい放題だ。
年々、軍備を拡張し続け、日本の領海や領空を侵犯し、資源があるとわかったとたん、尖閣諸島の領有権を主張し始めた。
その一方では、「南京虐殺」の犠牲者を〝白髪三千丈〟式に途方もなく水増しにして日本を〝国際的に虐待〟し続け、内政問題である「靖国問題」や「教科書」の記述にまで口を差し挟んでくるのだから、孔子や孟子を生んだ国とはとても思えない。
勝者は歴史を改ざんする
今日の中国を実現するまでの道のりは、無血革命ではない。
同じ中国人同志が殺傷し合い、収奪・強姦・惨殺が行われた。
台湾に落ち延びた蒋介石軍の兵士を多く殺した者が英雄視された。
韓国人は、朝鮮動乱で敵と見方に分かれ、同国人を殺傷した。
日本人も、明治維新や西南戦争までは、同じ日本人で殺し合った。
だが、戦争は勝てば官軍。勝った方が正義となり、その時点で、歴史は勝者の歴史となり、自分たちに都合の悪い記録は闇に葬られ、正確な事実関係や数字は、うやむやになる。
勝者が歴史を改ざんする。それが人類の歴史だ。
敗者は沈黙を余儀なくされる
生きながら、米兵の火炎放射器で焼かれた兵士や沖縄の民間人は多数いる。
洞窟のなかに民間人が潜んでいるとわかっていて、そのなかに爆弾を投げ込んだ米兵士がいっぱいいる。
それより何より、民間人を大量殺傷する原爆を広島や長崎に投下している。
日本人は、戦場で殺戮された日本人兵士に関して、公然とアメリカに抗議できない。
敗戦国だからだ。
韓国は、朝鮮動乱で中国兵やソ連兵に殺戮された兵士や民間人についての被害を、なぜ中国やソ連にぶつけないのか。
勝てば官軍、負ければ賊軍だ。敗者の理由は正しくても葬り去るのが戦争。
理不尽なことにも目をつむらなければならないのが、敗戦国日本である。
悲しいが、それが歴史というものなのだ。
相手国を黙らせるには、戦争で勝つしかない。
だが、戦争はもうできない。
大国同士が戦えば、地球が滅びる。
ということは、第二次大戦の戦勝国と敗戦国の関係が永遠に続くということになる。
日本は、悲しい国なのだ。
(城島明彦)
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