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2014/02/25

笑激の新作「犬棒歌留多」(いぬぼうかるた)はいかがかな

第一部 八つぁんと熊さんの「犬棒歌留多」

 料亭気楽の本日のお題は、江戸の昔からある「犬棒歌留多」(いぬぼうかるた)でございます。
 今年の正月、八つぁんと熊さんが、例によって、妙な会話をしておりましたな。

 八つぁん「犬も歩けば?」
 熊さん「藪から棒になんだい」
 八つぁん「おっ、犬と聞いて棒を出すとは、なかなかやるじゃないか」
 熊さん「こちとら戌(いぬ)年だい」
 八つぁん「なら、ちょうどいいや。犬棒歌留多(いぬぼうかるた)といこうじゃないか」
 熊さん「合点、承知の助だ」
 八つぁん「じゃあ、もういっぺん聞くぞ。犬も歩けば?」
 熊さん「坊主に出会う」
 八つぁん「今度は棒を避けたね。りこうな犬だ。もういっぺん聞くぞ。犬も歩けば?」
 熊さん「呆然じしつ。じしつは、自分を失うじゃないぞ、自室だ。おめえみたいに耄碌(もうろく)しちまった老犬が、自分の部屋で呆然としているって意味だ」
 八つぁん「耄碌はそっちじゃねんか。耄碌してないかどうか、試してやる。もういっぺん答えてみろ。犬も歩けば?」
 熊さん「ボウルに当たる」
 八つぁん「う~む。公園にいる犬だな、子どもたちがサッカーボールで遊んでいるという設定か」
 熊さん「そうじゃねえやい。ボールじゃなくて、ボウル。てめえのことだ」
 八つぁん「ん?」
 熊さん「ざまあみやがれ、ボウルは台所にある鉢のことだい。わかったか、八」
 八つぁん「いいやがったな。なら、もういっぺん答えてみろくぼさつ(弥勒菩薩)。犬も歩けば?」
 熊さん「暴漢に出会う」
 八つぁん「意地でも棒をださねえときたか。しかし、もうネタがつきたろう。もう一度聞くぞ」
 熊さん「おめえもしつこいな」
 八つぁん「いいから答えな。犬も歩けば?」
 熊さん「ボーイズ・ビー・アンビシャス!」
 八つぁん「なんだい、そりゃあ。とうとうネタが尽きたようだな。とどめだ。犬も歩けば?」
 熊さん「房総半島」
 八つぁん「う~ん。まだギブアップしないか。しつこいといわれたからには、もういっぺん聞いてやる。犬も歩けば?」
 熊さん「防寒具をつける」
 八つぁん「しぶとい野郎だ。もうねえだろう。犬も歩けば?」
 熊さん「帽子をかぶる」
 八つぁん「防寒具の次は帽子か。おなじようなもんじゃねえか。いよいよネタがつきたとみえるな。犬も歩けば?」
 熊さん「くどいな、てめえも」
 八つぁん「つべこべいわずに答えてみな」
 熊さん「これで最後にしてくれ。きりがねえ」
 八つぁん「よし、これでおしまいだ。犬も歩けば?」
 熊さん「坊やよい子だ、ねんねしな」
 八つぁん「……」
 熊さん「おい、八。てめえが寝ちまってどうする!?」

 おあとがよろしいようで。


第二部 料亭気楽改め城島亭明之丞(あきのじょう)の「平成・犬棒かるた」 

 はてさて、本日は大判ふるまいでございます。続いて、城島亭明之丞が嵐のような早業ででっちあげましたる「平成・犬棒かるた」とまいりますぞ。

 い……犬も歩けば棒にあたる⇒犬も老いればボケまくる(獣医) 
 ろ……論より証拠⇒論より証拠隠滅(弁護士)、論より中川翔子(オタク)
 は……花より団子⇒花より団子鼻(整形美容外科医)
 に……憎まれっ子 世にはばかる⇒憎まれっ子ほど大出世じゃ(政治家)
     二階から目薬⇒二階から放尿(安アパート住人)
 ほ……骨折り損のくたびれ儲け⇒骨折り ゾンビと化す(ホラー作家)
     仏の顔も三度⇒ほっとけ! 顔はサンドバッグだ(打たれ強いボクサー)
 へ……屁をひって尻すぼめる⇒屁をこいて知りません顔(ラッシュ時のOL)
     下手の横好き⇒ヘタの上手な利用法(料理研究家)
 と……年寄りの冷や水⇒年寄りの冷やかし客(バーのママ)
     豆腐にかすがい⇒豆腐に春日井の甘納豆(甘党好き親父)
 ち……灯台下(もと)暗し⇒東大 元東京帝大(文科省役人)
     塵も積もれば山となる⇒チリは積もってもアルゼンチンにはならぬ(予備校教師)
 り……良薬は口に苦し⇒良薬と偽り大儲け(製薬会社営業マン)
     律義者(りちぎもの)の子だくさん⇒リッチ者の具たくさん(億万長者)
 ぬ……沼地にも蓮の花⇒沼地にもメタンガス(原発反対おばさん)
     盗人(ぬすっと)の昼寝⇒ごそっと昼泥棒(石川五右衛門の末裔)
     ぬかに釘(くぎ)⇒ぬかるみに釘を落とす(大工見習い)
 る……瑠璃も針も照らせば光る⇒瑠璃(るり)も針も磨けば凶器(マル暴デカ)
 を……老いては子に従え⇒老いては子を叱咤激励(松岡修三)、老いても子づくり(聖職者)
     鬼も十八⇒鬼の重箱(「お宝鑑定団」大好き爺さん)
 わ……笑う門(門)には福来(きた)る⇒笑う過度には精神科医(吉本興業社員)
     割れ鍋(なべ)に綴(と)じ閉じ蓋(ぶた)⇒我ナベだ なべやかん(たけし軍団)
 か……かわいい子には旅をさせよ⇒かわいい子には熱湯浴びせ(鬼母)
     かったいの 瘡(かさ)恨み⇒かったい(固い)のだ~い好き(好色娘)
 よ……葦(よし)の髄(ずい)から天井のぞく⇒「よし」とうなずく常習覗き(出歯亀男)
     夜目遠目傘のうち⇒余命いくばく傘心中(近松門左衛門ファン)
 た……旅は道ずれ世は情け⇒旅は道ずれ 余は股ズレじゃ(徳川家子孫)
     立て板に水⇒立て板にションベン(トイレが近い爺さま)
 れ……礼儀も過ぎれば失礼になる⇒礼儀だぞと杉良太郎 喉元ぷるぷる(意味不明人)
     良薬(れいやく)は口に苦し⇒例のヤクは 口に快感(麻薬中毒者)
 そ……損して得取れ⇒損した徳田虎雄(猪瀬直樹)
     総領(そうりょう)の甚六⇒僧侶のでんろく豆(駄菓子屋)
     袖すり合うも他生の縁⇒ソテーすり合わせ 多少の胡椒(場末の料理人)
 つ……綴(つづ)れを着ても心は錦⇒綴りを間違い心ボロボロ ※「綴れ」とは、ぼろ着じゃぞ。
     月夜に鎌を抜く⇒月夜にオカマを掘る(おすぎとピーコ)
 ね……念には念を入れよ⇒念には念で応(こた)えよ(貞子)
     猫に小判⇒迷い猫に交番(ドラえもん)
 な……泣きっ面に蜂⇒泣きっ面に鉢(植木職人)、泣きっ面にハチミツかけて(SM女優)
 ら……楽あれば苦あり⇒楽あれば苦しゅうない(バカ殿志村けん)
 む……無理が通れば道理引っ込む⇒無理を通せばおなか引っ込む(エアロビクス美容家)
 う……嘘から出た実(まこと)⇒嘘だろデルモンテ(カゴメ社員)
 ゐ……井の中のかわず⇒胃の中のかわず(ゲテモノ食い)、井の中で交わす(エロ作家)
     芋の煮えたのご存じない⇒芋の干したの味噌汁ない?(和食主義者)
 の……喉元過ぎれば熱さ忘れる⇒喉元過ぎればディープスロート(往年のAV女優)、喉元過ぎれば快感倍増(新進のAV女優)
 お……鬼に金棒⇒鬼に金玉(SF愛好家)
 く……臭いものに蓋(ふた)⇒臭いものに消臭剤(小林製薬セールスマン)
     果報(くわほう)は寝て待て⇒家宝は寝ている間に売られた(恐妻家)
 や……安物買いの銭失い⇒安物買いなら100円ショップ(デフレ論者)
     闇夜に鉄砲⇒闇夜に鉄砲水(山登り初心者)
 ま……負けるが勝ち⇒負けるは負け(相撲解説者)
     蒔かぬ種は生えぬ⇒蒔かぬ子種は生まれぬ(不能亭主)
 け……芸は身を助くる⇒ゲイは身を助ける!!!(マツコデラックス)
 ふ……ふぐは食いたし命は惜しい⇒ふぐは食いたし金はなし(下関の貧乏人)
     文(ふみ)はやりたし書く手はもたぬ⇒フミとやりたし掻く手はあるぞ(度胸のない青年)
     武士は食わねど高楊枝⇒藤は食えないし楊枝も無理(植木屋)
 こ……子は三界の首枷(くびかせ)⇒子は三階の居酒屋でバイト(のんき母)
     転ばぬ先の杖⇒転んだ先のツエツエ蝿(ばえ)(保健所員)
 え……得手(えて)に帆を上げ⇒エテ公に干し柿(日光猿軍団)
 て……亭主の好きな赤烏帽子(あかえぼし)⇒亭主の好きなエロ漫画(出版社編集者)、亭主の好きな干し鰯(いわし)(のんべえ妻)
 あ……頭隠して尻隠さず⇒頭隠して×××隠さず(AV男優)
 さ……猿も木から落ちる⇒猿も木耳(きくらげ)が好き?(幼稚園児)
     三べん回って煙草にしよう⇒さんべんクソするクスリの仕様(薬剤師)、三べんすすってワンコそばおかわり(そば好き青年)
     触らぬ神にたたりなし⇒触らぬかみさんに生理なし!?(宿六)
 き……聞くは一時(いっとき)の恥⇒聞くは一徳の恥(岸部シロー)
     聞くは当座の恥⇒聞くな当座の金はない(岸部シロー) 
     聞いて極楽 見て地獄⇒聞いてこく楽、見てしごく(せんずりマニア)
 ゆ……油断大敵⇒油断太地喜和子(たいちきわこ)とタコ八郎(ノスタル爺さん) ※どちらも水死
 め……目の上のたんこぶ⇒目の上の眉毛(村山富市元首相)
 み……身から出た錆(さび)⇒身から出た大グソ(ギャル曽根)
 し……知らぬが仏⇒知らぬか? ホットケーキ(パティシエ)
 ゑ……縁は異なもの味なもの⇒円はいいもの貯めるもの(アベノミクス推進者)
 ひ……貧乏暇なし⇒貧乏暇だらけ(フリーター)
     瓢箪から駒⇒瓢箪がない困ったな(養老の滝の店主)
 も……門前の小僧習わぬ経を読み⇒悶絶! 膝小僧 習わぬ動きをし(性に目覚めた少年)
     餅は餅屋⇒気持ちは気持ちや(大阪の詭弁家)
 せ……背に腹は変えられぬ⇒背に腹がくっつきそう(断食チャレンジャー)
     急(せ)いては事をし損じる⇒咳(せ)いては今年も仕事休む(病気がちのサラリーマン)
 す……好きこそものの上手(じょうず)なれ⇒好きこそモノマネ上手なれ(コロッケ)
     雀百まで踊り忘れず⇒雀百羽うるさくてかなわん(睡眠不足老人)
 ん……ん?

 というわけで、お楽しみいただけましたですかな。

(城島明彦)

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