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2014/02/25

笑激の新作「犬棒歌留多」(いぬぼうかるた)はいかがかな

第一部 八つぁんと熊さんの「犬棒歌留多」

 料亭気楽の本日のお題は、江戸の昔からある「犬棒歌留多」(いぬぼうかるた)でございます。
 今年の正月、八つぁんと熊さんが、例によって、妙な会話をしておりましたな。

 八つぁん「犬も歩けば?」
 熊さん「藪から棒になんだい」
 八つぁん「おっ、犬と聞いて棒を出すとは、なかなかやるじゃないか」
 熊さん「こちとら戌(いぬ)年だい」
 八つぁん「なら、ちょうどいいや。犬棒歌留多(いぬぼうかるた)といこうじゃないか」
 熊さん「合点、承知の助だ」
 八つぁん「じゃあ、もういっぺん聞くぞ。犬も歩けば?」
 熊さん「坊主に出会う」
 八つぁん「今度は棒を避けたね。りこうな犬だ。もういっぺん聞くぞ。犬も歩けば?」
 熊さん「呆然じしつ。じしつは、自分を失うじゃないぞ、自室だ。おめえみたいに耄碌(もうろく)しちまった老犬が、自分の部屋で呆然としているって意味だ」
 八つぁん「耄碌はそっちじゃねんか。耄碌してないかどうか、試してやる。もういっぺん答えてみろ。犬も歩けば?」
 熊さん「ボウルに当たる」
 八つぁん「う~む。公園にいる犬だな、子どもたちがサッカーボールで遊んでいるという設定か」
 熊さん「そうじゃねえやい。ボールじゃなくて、ボウル。てめえのことだ」
 八つぁん「ん?」
 熊さん「ざまあみやがれ、ボウルは台所にある鉢のことだい。わかったか、八」
 八つぁん「いいやがったな。なら、もういっぺん答えてみろくぼさつ(弥勒菩薩)。犬も歩けば?」
 熊さん「暴漢に出会う」
 八つぁん「意地でも棒をださねえときたか。しかし、もうネタがつきたろう。もう一度聞くぞ」
 熊さん「おめえもしつこいな」
 八つぁん「いいから答えな。犬も歩けば?」
 熊さん「ボーイズ・ビー・アンビシャス!」
 八つぁん「なんだい、そりゃあ。とうとうネタが尽きたようだな。とどめだ。犬も歩けば?」
 熊さん「房総半島」
 八つぁん「う~ん。まだギブアップしないか。しつこいといわれたからには、もういっぺん聞いてやる。犬も歩けば?」
 熊さん「防寒具をつける」
 八つぁん「しぶとい野郎だ。もうねえだろう。犬も歩けば?」
 熊さん「帽子をかぶる」
 八つぁん「防寒具の次は帽子か。おなじようなもんじゃねえか。いよいよネタがつきたとみえるな。犬も歩けば?」
 熊さん「くどいな、てめえも」
 八つぁん「つべこべいわずに答えてみな」
 熊さん「これで最後にしてくれ。きりがねえ」
 八つぁん「よし、これでおしまいだ。犬も歩けば?」
 熊さん「坊やよい子だ、ねんねしな」
 八つぁん「……」
 熊さん「おい、八。てめえが寝ちまってどうする!?」

 おあとがよろしいようで。


第二部 料亭気楽改め城島亭明之丞(あきのじょう)の「平成・犬棒かるた」 

 はてさて、本日は大判ふるまいでございます。続いて、城島亭明之丞が嵐のような早業ででっちあげましたる「平成・犬棒かるた」とまいりますぞ。

 い……犬も歩けば棒にあたる⇒犬も老いればボケまくる(獣医) 
 ろ……論より証拠⇒論より証拠隠滅(弁護士)、論より中川翔子(オタク)
 は……花より団子⇒花より団子鼻(整形美容外科医)
 に……憎まれっ子 世にはばかる⇒憎まれっ子ほど大出世じゃ(政治家)
     二階から目薬⇒二階から放尿(安アパート住人)
 ほ……骨折り損のくたびれ儲け⇒骨折り ゾンビと化す(ホラー作家)
     仏の顔も三度⇒ほっとけ! 顔はサンドバッグだ(打たれ強いボクサー)
 へ……屁をひって尻すぼめる⇒屁をこいて知りません顔(ラッシュ時のOL)
     下手の横好き⇒ヘタの上手な利用法(料理研究家)
 と……年寄りの冷や水⇒年寄りの冷やかし客(バーのママ)
     豆腐にかすがい⇒豆腐に春日井の甘納豆(甘党好き親父)
 ち……灯台下(もと)暗し⇒東大 元東京帝大(文科省役人)
     塵も積もれば山となる⇒チリは積もってもアルゼンチンにはならぬ(予備校教師)
 り……良薬は口に苦し⇒良薬と偽り大儲け(製薬会社営業マン)
     律義者(りちぎもの)の子だくさん⇒リッチ者の具たくさん(億万長者)
 ぬ……沼地にも蓮の花⇒沼地にもメタンガス(原発反対おばさん)
     盗人(ぬすっと)の昼寝⇒ごそっと昼泥棒(石川五右衛門の末裔)
     ぬかに釘(くぎ)⇒ぬかるみに釘を落とす(大工見習い)
 る……瑠璃も針も照らせば光る⇒瑠璃(るり)も針も磨けば凶器(マル暴デカ)
 を……老いては子に従え⇒老いては子を叱咤激励(松岡修三)、老いても子づくり(聖職者)
     鬼も十八⇒鬼の重箱(「お宝鑑定団」大好き爺さん)
 わ……笑う門(門)には福来(きた)る⇒笑う過度には精神科医(吉本興業社員)
     割れ鍋(なべ)に綴(と)じ閉じ蓋(ぶた)⇒我ナベだ なべやかん(たけし軍団)
 か……かわいい子には旅をさせよ⇒かわいい子には熱湯浴びせ(鬼母)
     かったいの 瘡(かさ)恨み⇒かったい(固い)のだ~い好き(好色娘)
 よ……葦(よし)の髄(ずい)から天井のぞく⇒「よし」とうなずく常習覗き(出歯亀男)
     夜目遠目傘のうち⇒余命いくばく傘心中(近松門左衛門ファン)
 た……旅は道ずれ世は情け⇒旅は道ずれ 余は股ズレじゃ(徳川家子孫)
     立て板に水⇒立て板にションベン(トイレが近い爺さま)
 れ……礼儀も過ぎれば失礼になる⇒礼儀だぞと杉良太郎 喉元ぷるぷる(意味不明人)
     良薬(れいやく)は口に苦し⇒例のヤクは 口に快感(麻薬中毒者)
 そ……損して得取れ⇒損した徳田虎雄(猪瀬直樹)
     総領(そうりょう)の甚六⇒僧侶のでんろく豆(駄菓子屋)
     袖すり合うも他生の縁⇒ソテーすり合わせ 多少の胡椒(場末の料理人)
 つ……綴(つづ)れを着ても心は錦⇒綴りを間違い心ボロボロ ※「綴れ」とは、ぼろ着じゃぞ。
     月夜に鎌を抜く⇒月夜にオカマを掘る(おすぎとピーコ)
 ね……念には念を入れよ⇒念には念で応(こた)えよ(貞子)
     猫に小判⇒迷い猫に交番(ドラえもん)
 な……泣きっ面に蜂⇒泣きっ面に鉢(植木職人)、泣きっ面にハチミツかけて(SM女優)
 ら……楽あれば苦あり⇒楽あれば苦しゅうない(バカ殿志村けん)
 む……無理が通れば道理引っ込む⇒無理を通せばおなか引っ込む(エアロビクス美容家)
 う……嘘から出た実(まこと)⇒嘘だろデルモンテ(カゴメ社員)
 ゐ……井の中のかわず⇒胃の中のかわず(ゲテモノ食い)、井の中で交わす(エロ作家)
     芋の煮えたのご存じない⇒芋の干したの味噌汁ない?(和食主義者)
 の……喉元過ぎれば熱さ忘れる⇒喉元過ぎればディープスロート(往年のAV女優)、喉元過ぎれば快感倍増(新進のAV女優)
 お……鬼に金棒⇒鬼に金玉(SF愛好家)
 く……臭いものに蓋(ふた)⇒臭いものに消臭剤(小林製薬セールスマン)
     果報(くわほう)は寝て待て⇒家宝は寝ている間に売られた(恐妻家)
 や……安物買いの銭失い⇒安物買いなら100円ショップ(デフレ論者)
     闇夜に鉄砲⇒闇夜に鉄砲水(山登り初心者)
 ま……負けるが勝ち⇒負けるは負け(相撲解説者)
     蒔かぬ種は生えぬ⇒蒔かぬ子種は生まれぬ(不能亭主)
 け……芸は身を助くる⇒ゲイは身を助ける!!!(マツコデラックス)
 ふ……ふぐは食いたし命は惜しい⇒ふぐは食いたし金はなし(下関の貧乏人)
     文(ふみ)はやりたし書く手はもたぬ⇒フミとやりたし掻く手はあるぞ(度胸のない青年)
     武士は食わねど高楊枝⇒藤は食えないし楊枝も無理(植木屋)
 こ……子は三界の首枷(くびかせ)⇒子は三階の居酒屋でバイト(のんき母)
     転ばぬ先の杖⇒転んだ先のツエツエ蝿(ばえ)(保健所員)
 え……得手(えて)に帆を上げ⇒エテ公に干し柿(日光猿軍団)
 て……亭主の好きな赤烏帽子(あかえぼし)⇒亭主の好きなエロ漫画(出版社編集者)、亭主の好きな干し鰯(いわし)(のんべえ妻)
 あ……頭隠して尻隠さず⇒頭隠して×××隠さず(AV男優)
 さ……猿も木から落ちる⇒猿も木耳(きくらげ)が好き?(幼稚園児)
     三べん回って煙草にしよう⇒さんべんクソするクスリの仕様(薬剤師)、三べんすすってワンコそばおかわり(そば好き青年)
     触らぬ神にたたりなし⇒触らぬかみさんに生理なし!?(宿六)
 き……聞くは一時(いっとき)の恥⇒聞くは一徳の恥(岸部シロー)
     聞くは当座の恥⇒聞くな当座の金はない(岸部シロー) 
     聞いて極楽 見て地獄⇒聞いてこく楽、見てしごく(せんずりマニア)
 ゆ……油断大敵⇒油断太地喜和子(たいちきわこ)とタコ八郎(ノスタル爺さん) ※どちらも水死
 め……目の上のたんこぶ⇒目の上の眉毛(村山富市元首相)
 み……身から出た錆(さび)⇒身から出た大グソ(ギャル曽根)
 し……知らぬが仏⇒知らぬか? ホットケーキ(パティシエ)
 ゑ……縁は異なもの味なもの⇒円はいいもの貯めるもの(アベノミクス推進者)
 ひ……貧乏暇なし⇒貧乏暇だらけ(フリーター)
     瓢箪から駒⇒瓢箪がない困ったな(養老の滝の店主)
 も……門前の小僧習わぬ経を読み⇒悶絶! 膝小僧 習わぬ動きをし(性に目覚めた少年)
     餅は餅屋⇒気持ちは気持ちや(大阪の詭弁家)
 せ……背に腹は変えられぬ⇒背に腹がくっつきそう(断食チャレンジャー)
     急(せ)いては事をし損じる⇒咳(せ)いては今年も仕事休む(病気がちのサラリーマン)
 す……好きこそものの上手(じょうず)なれ⇒好きこそモノマネ上手なれ(コロッケ)
     雀百まで踊り忘れず⇒雀百羽うるさくてかなわん(睡眠不足老人)
 ん……ん?

 というわけで、お楽しみいただけましたですかな。

(城島明彦)

2014/02/22

浅田真央は五輪の場で「開眼」したのだ。選手をやめるなんて、とんでもない


「攻め」の気持ちで「悟り」を開いた

 ショートで自分を見失った浅田真央が、たった一晩で不死鳥のように蘇り、フリーで自己最高得点を叩き出した姿に賞賛の声が寄せられている。

 彼女は、世界中の人が見ている五輪の場で「悟り」を開いたのだから、すごいことだ。
 どうすれば迷いが吹っ切れ、どうすれば強くなれるか、自分の思ったとおりのことができるかという「極意」を掴んだのである。

 宮本武蔵が二刀流に開眼したのも、鎖鎌(くさりがま)の名手である穴戸梅軒(ししどばいけん)との真剣勝負の場においてだった。 

 そのときの武蔵にあったのは、弱い「守り」の気持ちではなく、「攻める」という強い意思の力だった。

 殺すか、殺されるか。
 そのどちらかしかない戦いの場で、武蔵の太刀に分銅のついた鎖が蒔きつく。
 梅剣は、その鎖をたぐり寄せながら、鎌をふりかざして武蔵に迫った。

 と、武蔵は、とっさに腰に差していた小刀を梅軒めがけて投げつけた。

 小刀は、梅軒の胸にぐさりと突き刺さり、梅軒は倒れたのである。

 浅田真央は、トリプルアクセルという強敵と戦った。 
 成功するか、失敗するか。二つに一つしかない真剣勝負だ。
 
 それに挑戦するときに、気持ちのなかに少しでも臆するところがあれば失敗するが、絶対に射止るとの強い思いで向かっていけば成功する。

 菩提樹の下で瞑想していた釈迦も、「迷い」や「煩悩」という強敵に敢然と向かっていって、「悟り」を開いた。
 
 浅田真央は、「己に勝つ極意」をフリーの滑りのなかで掴んだのだ。

 浅田真央の力を持ってすれば、「己に勝つこと」は「勝負に勝つこと」とほとんど同意義だ。

 五輪という特別な場で「攻め」の姿勢に転じて「悟り」を開いた浅田真央が、無敵の強さを発揮できるのは、これからだ。

 今回で選手引退などというのは、もったいない話である。

(城島明彦)

2014/02/21

総合得点198.22――浅田真央、ショートとはまるで別人。大和撫子の意地を見せたが……


開き直って、本領発揮

 トリプルアクセス含め、すべて完璧。
 ショートのあの緊張ぶりは何だったのかと思わせる驚異の滑りとジャンプには驚かされた。

 開き直りが好結果を生んだ。

 滑り終わって、浅田は泣いたが、あの涙は何だったのか。

 おそらく、

 (こんなすべりができるのに、なぜショートで、あんなぶざまなことをしてしまったのか)

 という自責の念と、

 (4年かけて目指してきた自分の滑りを、ついにオリンピックで成し遂げることができた)

 という喜び、そこまでの辛さ、苦しさが、ない混ぜになったからではないのか。

 いずれにせよ、浅田真央クラスの選手ともなると、オリンピックのようなビッグイベントで重要なのは、いかに精神を安定させるかということ、これに尽きることを、今回のショートとフリーが示したといえるのではないか。


(試合終了後・追記)

  1位 ソトニコワ(露)17歳  224.59(74.64+149.95)
  2位 キム・ヨナ(観)23歳  219.11(74.92+144.19)
  3位 コストナー(伊)27歳  216.73(74.12+142.61) 
  6位 浅田真央(日)23歳  198.22(55.51+142.71)

  浅田真央は、フリーで完璧に演じたが、それでも得点は3位。
  表彰台に上った3人は、全員ショートで74点台。もし浅田が74点台を取っていたとしても、3位に入れたか入れなかったかという得点だったことがわかる。

  結果論ではあるが、「日本のオリンピック関係者は、外国勢の実力を読みきれず、浅田が金メダルを取れる作戦を考えることができなかった」ということになる。

(城島明彦)

2014/02/20

浅田真央は大一番に弱い〝ノミの心臓〟なのか? なぜ催眠術をかけなかった!?

午前4時の失望 ショート16位の意味するもの

 浅田真央は、日本時間の午前4時を過ぎた時刻にフリーの順番が回ってきた。

 体調管理は万全だったのか。
 団体戦でも、精彩を欠いていた。 
 試合当日に体調のピークを持ってくることに失敗しているのだ。

 浅田は、戦う前から不利だった。
 滑る順番が最後の30番目。氷上が荒れていた。

 彼女にしかできない大技「トリプルアクセル」(3回転半)を成功させて、キム・ヨナに差をつけようとしたが、試合前の練習では4回挑んで2回しか成功していなかった。

 4回跳んで1回失敗したとしても、本番で成功するという保証はない。

 確率は50%となると、一種のバクチだ。

 観客が彼女にそれを期待したとしても、彼女の性格を考えると、避けた方が無難だった。

 ショートで、キム・ヨナと僅差となり、フリーの結果次第ということになったら、大バクチという手はある。

 浅田16位という誰もが予想しなかったショートの成績は、「作戦ミス」ともいえる。

 キム・ヨナがぶっちぎりの高得点を出した時点で、作戦を変更し、トリプルアクセルを封印するという手もあったが、

 そうせず、勝負に出た。

 そして、それが裏目に出た。


浅田は、戦う前から負けていた

 会場入りする彼女の姿をテレビカメラが映し出していたが、その表情が妙におどおどしているように見えた。

 彼女は、プレッシャーに負けた。
 自分で自分にかけたプレッシャーに負けた。

 キム・ヨナにもプレッシャーはあったろうが、今回は「おまけ」という思いもどこかにあっただろうから、「雪辱・必勝」を誓う浅田とはプレッシャーの度合いが違っている。

 キム・ヨナは、きわだって難度の高い技は使わず、馴れたプログラムで挑戦し、卒なくこなした。

 浅田には自己暗示のような生ぬるい方法ではダメだ。催眠術が必要!

 催眠術師に依頼して、
 「あなたは絶対勝つ! トリプルアクセルを成功させ、キム・ヨナに大差をつけて金メダルを取る!」 
 と催眠術をかけてやればよかった。
 

絶不調の原因は何か? 生理を遅らせるクスリの影響か?
 
 女性アスリートには、「生理」という厄介な敵がいる。

 試合のある日に生理がくると予想される場合は、あらかじめ薬を使って遅らせることは常識だが、体調に悪影響を及ぼさないという保証はない。

 浅田真央の絶不調は、それなのか?

 ショートを終了した段階で、キム・ヨナとは20ポイント以上の開きはあるが、こうなったら、破れかぶれだ。
 フリーでトリプルアクセルを連発するという玉砕戦法も、なくはない。

 現時点では、キム・ヨナがフリーで、ヨレヨレにならない限り、麻田の金メダルは不可能に近い。

 トップと僅差で3位につけたイタリアのコストナーは27歳だ。

 浅田真央の4年後の年齢である。

 「悲劇の銀盤の女王」として今回で引退せず、もう1回チャレンジすればいいのだ。

 いや、まだ戦いは終わってはいない。
 フリーで、20点差をひっくり返して、金メダルを取る可能性も、(確率としてはきわめて低いが)残っている。

 思い切ってやることだ。


(城島明彦) 


 

2014/02/15

猫は雪が苦手! クロネコヤマト(神奈川)は、また配達禁止だとさ

口が裂けても「お客様第一」「お客様目線で」などというな!

 前日、都内にある出版社の編集者から、3月上旬に出る本のゲラの一部をクロネコヤマトの宅急便で送ったと連絡があった。

 本日、朝10時半頃、都内に住む共著者から、「いま、着いた」と電話があった。

 11時半に、「明日以降になる」と配達員から電話があった。
 理由を聞くと、神奈川支管から「トラックの出社禁止令が出ている」という。

 社員の安全第一、お客は二の次。
 交通事故で企業イメージが悪くなることを恐れてのことなのか?

 電話を切った後で、都内から、もうひとつ、クロネコヤマト便が届く予定だったことを思い出した。

 そちらのほうは、都内の編集プロダクションからで、
 「参考文献を送ったので、それを読んで企画書を書いてほしい」
 という依頼だ。

 その本が着かなくては、企画書がつくれない。


殿様商売ができる会社はいいね

 宅配便業者の都合で、こちらの仕事のスケジュールがどんどん狂い、へたをすれば、徹夜せざるを得なくなるかもしれない。

 そう思ったら、むしょうに腹が立ってきた。

 「横浜は明日着かない」と送るときにいえ。
 そういうことなら、送り主も、ほかの宅廃業者に頼んだろうから!

 先週の雪の日も、同じことがあった。
 ヤマト運輸は、やる気があるのか!?

 荷物が届かないと、仕事にならない人もいるんだよ。

 一度なら許せても、二度目は許せないということもあるぞ。
 ヤマト運輸の経営者は、社内の訓示で、「お客さまの目線で」などとは、口が裂けてもいうでないぞ。


 追記 
 この文章を見たのか、午後3時半に2つの宅急便が同時に届いた。 
  
(城島明彦)

2014/02/13

高梨沙羅ちゃんづくし 

サラリンピックはこれからだ!

 沙羅ちゃん、元気を出せ! 
 17歳で世界のベスト4だ! 胸を張れ!
 君は若い。
 君の未来は輝いている。
 4年後だって、8年後だって、12年後だってある!

 ――というわけで、沙羅ちゃんを励ますために、毎度バカバカしいお笑いを一席!
 題して、料亭気楽の「沙羅ちゃんづくし」でございます。

 場所は、オリンピック会場があるソチ。
 そこで、コーチと沙羅ちゃんがなにやら会話しておりました。

 まっさらのスキーウェアがよく似合う高梨沙羅ちゃん。
 その姿を見て、コーチがいった。
 「ウェアの下の腰にあたりに何か巻いているのか?」
 「さらし」
 「それはいかん、さらし者になってしまう」
 といって、コーチは、突然、口ずさんだ。
 
 ♪ 包丁1本、さらしに巻いて~(セリフ「こいさんが、わてを初めて法善寺へつれて来てくれはったのは『藤よ志』に奉公にあがった晩やった」(※藤島恒夫「月の法善寺横町」)

 「やめて! 調子が狂うよぉ」
 「いや、大丈夫。沙羅は、どんなときでも絶対に調子は落ちない」
 「えっ、なぜ?」
 「沙羅は女だ。だから、おちんこない(≒落ちっこない)」
 「きゃっ、セクハラ」
 「何はともあれ、さらしを巻くのだけはダメだ」
 「じゃあ変えます」
 「何に?」
 「サランラップ」
 「……(絶句)」+よろける。

 「コーチ、いい塩梅(あんばい)に追い風になってきました」
 「いい塩梅といえば、菅原道真だ。東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花……」
 「はあ? くさっ! コーチ、やりましたね」
 「すまん、プーしてしまった。プーチン大統領に敬意を表したんだよ」
  と、とぼけた顔して、コーチは一首、詠んだ。

  コーチこけば においに怒るよ 高梨沙羅
  
わが思うメダルは 金きら大判小判ざっくざく
 
 沙羅ちゃん、ドッと疲れて、尻餅ついてしまった。
 「すまん、すまん。ところで、沙羅の好物は何だったっけ? 長崎のうどん?」
 「大好物はサラミ。サラミなら何でもOK」
 「サラダも大好きだよね」
 「大根サラダ、トマトサラダ、キャベツサラダ、ブロッコリーサラダ……野菜サラダは体にいいです。血液がさらさらになります」
 「1本でもニンジン、古くなってもサラダ。に盛らなくてもサラダ。サラダの食材は豊富だな」
 「スペインにあるのは、サグラダ・ファミリア贖罪(しょくざい)教会」
 「いうじゃないか、沙羅。スペインといえば、画家のサラダトール・ダレ」
 「それをいうなら、サルバドール・ダリでしょ」
 「そうともいう」
  とコーチは誤魔化し、話題を変えた。

 「ゆうべ、音楽聴きながら、おれの愛読誌を読んでいたよね」
 「『サライ』のことですか」
 「若い子が『サライ』を読んで、古文のおさらいをするなんて、渋いよ、渋い、渋江抽斎(しぶえちゅうさい)!」
 「『渋江抽斎』って森鷗外の小説ですよね」
 「えらい! 沙羅はアスリートバカじゃない。渋江抽斎は、江戸時代の医師で書家だ」
 「そうか、しょうか、しょかだった」
 「乗って来たな。乗るといえば、試合前にいつも聞いている音楽は、何だ? オランダ民謡の『サラスポンダ』か」
 「民謡じゃありません。クラシックです。私は民謡を聞く気は、さらさらありません」
 「クラシックのある暮らし、最高! 曲は何だ?」
 「サラサーテの『チゴイネルワイゼン』です」
 「『チゴイネルワイゼン』ってどんな膳? なんちゃって。沙羅は、ちごい(違い)のわかるよく寝るアスリートだ。チゴイネルワイゼン」
 「……」

 「沙羅は頭がいいよね。日本史の『ばさら大名』のこともよく知っていたし、世界各地で開かれる大会にいっぱい出場しているから、世界の地理や歴史にも詳しい。サラセン帝国やサラエボ事件のこともよく知っている」
 「サラエボといえば、オーストリアの皇太子が暗殺され、第一次世界大戦の引き金となった場所ですよね」
 「えらい! エボダイ、エボ兄弟、エボラ熱なんちゃって」
 「(絶句)」

 「沙羅は城島明彦のデビュー作『けさらんぱさらん』を読んだことがあるか? あるはずないか」
 「読んでいません。『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理(ことわり)をあらわす』で始まる『平家物語』なら少し読んだことがあります」
 「沙羅はすごいな。顔もかわいいし、根性もあるし、ヤンキースに移籍した田中マー君に目元の感じがちょっと似ている」
 「う~ん、それってほめ言葉じゃないでしょ。乙女心が傷つく~う」
 「ごめん、ごめん。オリンピックが終わったら、紗(さらさ)の着物をプレゼントするから、許して。はてさて、もうじき沙羅の出番だ。沙羅の技の魅力をすべてさらけだすことを恐れるな! 自分をさらけ出してこそ、沙羅だ! いざ、さらば!」
 励ましの言葉を口にした頭のハゲが増したコーチは、自らが連発したダジャレにまんざらでもない表情で去っていったのでありました。

(城島明彦)

2014/02/12

「高梨沙羅、4位」でわかった、日本のマスコミは選手を殺す〝ダメノミクス〟だ


日本のマスコミは選手にプレッシャーをかけすぎ

マスコミ報道では、高梨沙羅は、最低でも「銀」という予想だった。

ところが、表彰台に上れなかったのは、なぜか。

世界選手権では勝てても、オリンピックでは勝てない日本選手が何人いることか。

日本選手全員にいえるのは、オリンピックに心・技・体が頂点に来るように、調整していないということだ。

下馬評にものぼらなかった「隠し玉」ともいうべき選手が、優勝をさらっていく種目も多い。

日本のマスコミは、高梨にしても浅田麻央にしても「勝って当然」というスタンスで報道し続け、目に見えないプレッシャーをかけている。

思い切って戦えないようにしている。

好きにやらせたら、もっと力を発揮できるはずだ。

仕事に追われながら、オリンピック実況中継を見ていて、そう思った。

(城島明彦)

2014/02/07

クロネコヤマトの宅急便は、横浜から東京まで3日もかかるとさ

郵便局なら明朝着なのに、なぜ明後日になるのか!?

 出版社からゲラが送られてきたが、朝、気づかず、クロネコヤマトに再配達を依頼した。

 午後3時15分頃、取りにきたので、そのとき、こちらから都内へ送る書類を手渡した。

 すると、配達係の女性が妙なことをいった。

 「明日雪が降るので、あさってでいいですか」 

 丸3日じゃないか。
 メンバー登録している顧客に、よくそんなことがいえるもんだ。

 郵便局だと、翌朝10時に着く。
 そっちでやれということか。

 体調が思わしくなく、外出が辛いから、宅配便を頼んでいるのだ。

 いい加減にしないか。


 【追記】  以上は、2月7日の話である。以下は、8日の追記分

 8日は、関東地方は大雪となった。
 
 体調が思わしくなく、ずっと家から出られず、外の様子がわからなかったが、夜になってベッドを抜け出し、玄関を見たら、出版社から事前にメール連絡があったクロネコヤマトの宅急便の「不在連絡票」が入っていた。

 配達時刻をみると、12時27分。

 眠っていて、インターホンに気づかなかったようだ。

 再配送を依頼したら、最初は明日にということだったが、事情を話すと時間はわからないが、再配達するといってくれた。

 それでこそ、「宅急便」!

 家にいながら、入浴中だったり、トイレに入っていてインターホンが聞こえずに、配達員に二度手間をかけたことが何度もあったので、特に重い荷物の場合なsど、届ける前に車のなかから電話をかけて、在宅かどうか確認してほしいと頼んだことがある。

 その後、何回か、事前に電話があったが、いつのまにか、それもなくなった。

 配送する効率を考えたら、行く前に電話した方がいいのではないか。
 
 
 夜になって様子を見に出たところ、10センチ以上の積雪で、まだ降り積もるという。

 道路には轍(わだち)の跡がほとんどなく、しかもその上に雪が積もって、ほとんど轍が消えそうになっていた。

 これじゃあ、クロネコヤマトが遅れるのも無理ないか、と思った次第。

 ではあるが、
 「悪天候を押して宅配便を届けた」
 ということになれば、企業イメージは一挙にアップする。

 悪条件を仕事の効率悪化の言い訳にせず、逆に、そんなときにこそ、がんばれば、自ずと評価されるというものだ。

(城島明彦)


 

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