緊急報告! トップバリュの欠陥商品「底が抜けた紙製コーヒーフィルター」
「お客様サービス係」の教育をもっとしっかりやるべし
3月に出る本のゲラが出て、校正の仕事をしていて、あせりとイライラがつのるので、コーヒーブレークにしようとし、紙フィルターにコーヒーの粉を入れ、お湯を注いだとたん、底が抜け、コーヒーカップに粉があふれ、やり直すハメになった。
紙フィルターは長く使ってきたが、こんなことは、はじめてだ。
トップバリュのものを今回はじめて使って、こんな目にあった。
欠陥商品のバーコードは 4 901810 004751
商品番号は、バーコードらしい。
欠陥商品のバーコードは、
4 901810 004751
これから買う人は気をつけて!
100枚入りなので、残りもそうなると嫌だと思い、お客様相談室(同社の場合は、「トップバリュお客様サービス係」に電話したら、どの店で買ったのか、何枚入りなのかとか、自社の製品に絶対の自信でもあるのか、10分、15分……あれやこれやと尋ねてくる。
こっちが知りたいのは、
「そういうクレームは、これまでに発生していないのか」
「他のフィルターを使い続けても大丈夫なのか」
ということだけ。
つまらないことで、時間を取らせるので、いらだち、
「こちらは忙しい。そちらが聞きたいと思う必要事項だけをFAXして送ってくれ。それに書き入れて送れば、短い時間ですむ。もっと要領よくやれ!」
と罵声を浴びせて電話を切ったが、FAXがくる気配はない。
イオンの岡田元也社長! 私は、三重県四日市市の小学校、中学高、高校、大学の先輩に当たります。
私は、学生時代にあなたのお父さんに「恩」を受けています。
そんなこともあり、イオンもトップバリュも好きだ。
そういう人間をもっと大事にした方がいいのではありませんか。
カネボウ化粧品も、マルハニチロも、消費者の声を軽く見たから、とんでもないことになった。
「たかが紙フィルター1枚」という思いが、とップバリュの消費者対応窓口にもあるように思えた。
「欠陥商品」が発生したことを知らされたら、消費者窓口の人間は、もっと重大事に受け取らないといけない。
2月1日の発売雑誌「宣伝会議」3月号、では、マルハニチロの広報対応について書いている。
(蛇足) 「マルハニチロ農薬混入事件」では、犯人逮捕の何週間も前に 「犯人逮捕は時間の問題」と書いて原稿を送ったら、編集者から「捕まりますかね」というメールがあったが、いくつもの状況証拠から推理すれば、早い段階で内部犯行説は明らかだった。
内部犯行となれば、動機は「怨恨」の線が濃厚となり、会社や上司・同僚などに屈折した怨みを持つ者のしわざと推理できる。実際、正社員でない者が、待遇面(給料)に不満を抱いて犯行に及んだと報じられている。
(城島明彦)
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