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2013/11/02

テレビ局は、グルメ番組で「偽装メニュー」をさんざん紹介してきながら、謝罪はないのか!?

阪急阪神ホテルズへの批判報道は「目くそ鼻くそを笑う」のたぐいだ

 朝から晩まで、「低予算の低俗なグルメ番組」が流れない日はない。

 どのテレビ局も、競い合うようにして、
 「どこそこのホテルのランチサービスがおいしい」
 「こんなすごい食材を使って、この値段」
 などと絶賛しながら、その店のメニューをいわれた通りに紹介するという「提灯(ちょうちん)持ち」を演じてきた。

 ホテルのレストランなどが提供した「偽メニュー」をチェックすることもなく、そのまま流してきたのではなかったか。

 詐称・詐欺の片棒をかついでいたのだ。

 番組を見て「あの食材で、この値段。安い!」と騙され、食べにいった人も多いはず。

 それなのに、偽装表示事件が発覚すると、まるで人ごとのように阪急阪神ホテルズなどを批判する。

 どういう神経をしているのか。

 どの局も、早朝の誰も見ていない時間帯に、自社番組の反省番組を組み入れている。
 そういうことをやっていながら、こういう点には無頓着というのも、あきれた話だ。
 
 過去に放送した番組を洗い出し、「偽装メニューの提灯もち」を演じていたなら、その旨、視聴者に報告し、詫びないといけない。


みずほ銀行の暴力団への融資問題についても同様

 テレビ各局は、暴力団と癒着していたみずほ銀行から金をもらって、みずほ銀行やオリコのCMをさかんに流していたではないか。

 この点に対する見解も明らかにするのが筋ではないのか。

(城島明彦)

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