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2013/10/26

けなげな奥歯にグッバイした日 


奥歯が抜けた

 奥歯が抜けた ポロリと抜けた

 右の奥歯が ポロリと抜けた

 ヨロヨロし始めたのは いつだったか 

 覚えていないが

 グラグラしながら 耐えていた

 ずいぶん長く がんばっていた

 しかし ある日 パタンとこけた

 こけて 横になってしまったが 

 それでも 抜けずに耐えていた

 舌が触れても 痛みはないが 

 舌の押しには逆らわず グラグラと動いた 

 けなげにも そうやって 持ちこたえてきたが

 別れは 突然やってきて

 とうとう 歯ぐきにグッバイした

 指で拾って 手の平に乗せると

 奥歯の根方に わずかに血がついていた

 長い間 ありがとう

 心のなかで 礼をいった

 鏡で見ると 抜け跡の歯肉に 血がにじんでいた

 2013年10月26日 土曜の朝と昼の間の

 ちいさな出来事だった


(城島明彦)

2013/10/23

NHK朝の連ドラ「ごちそうさん」が高人気

「なぞかけ」は、いかが

 NHKの朝の連続ドラマ「ごちそうさん」は、食い意地の張った主人公「め以子」のドタバタが好評で、日曜夜の大河ドラマをはるかに超える高視聴率スタート。

 「あまちゃん」が「じぇじぇじぇ」なら、こちらは「じゅじゅじゅ」だ(フライパンがよく出るので)。

 そこで、「なぞかけ」とまいりますか。

 NHKの朝の連族ドラマ「ごちそうさん」とかけて

 おいしい「ドラ焼き」と解きます

 そのこころは?

 あん(杏)がいい

 ドラ焼きの「あん」と「め以子」役の女優「杏」(あん)をかけてみたのですな。

 こういうのは、小噺(こばなし)でいうと、

 「おとなりに囲いができたね。へえ(塀)」

 のたぐいで、「なぞかけ」の初歩というか、基礎中の基礎のたぐいでございましてな。


 (城島明彦)

2013/10/21

「八重の桜」第42話「襄と行く会津」は、ホロリとさせて視聴率アップ

単純明快でユーモアがあるドラマが受ける世の中

 「八重の桜」第42話「襄と行く会津」は、タイトルが示すように、新島襄と再婚して京都で暮らしていた八重が、夫や姪(兄覚馬の先妻「うら」の娘「みね」)と会津を訪ねる話だったが、みねが別れた生母と再会する場面は、感動的で泣けた。

 結婚しているみねが「一緒に暮らそう」と誘うが、うらは断わる。
 その場面もせつない。

 そういうシーンも手伝ってか、視聴率は、この時期にあっては健闘したというべきか。

 「半沢直樹」最終回に放送された第38話(9/22)「西南戦争」の11.9%で底を打ったようなかたちで少し持ち直し、第39話(9/29)「私たちの子ども」13.3%、第40話(10/6)「妻のはったり」12.4%、第41話(10/13)「覚馬の娘」12.4%と来て、第42回は14.8%に上がったのだ。
 ※視聴率は、関東地区の数字/ビデオリサーチ調べ。
 
 とはいうものの、朝ドラ人気には負けている。
 「じぇじぇじぇ」の「あまちゃん」は、話はデタラメだが、明るくて、おかしいところが受けた。
 その後の「ごちそうさん」も、色気より食い気の〝大食い女〟の、ユーモラスが受けている。

 それにしても、いまのテレビ(地上波)は、朝から晩まで食い物の話ばかりだ。

 
いまの時代は殺伐としている
 
 殺伐とした世の中だからこそ、複雑に入り組んだ話より単純明快で笑える話、バカバカしいが、どこかほのぼのとする話、スカッとする話を視聴者は求めている。

 「半沢直樹」などその典型。絵にかいたような「やられたら、耐えに耐えた後、やりかえす勧善懲悪ドラマ」だ。
 
 大河ドラマはそうもいかないから、苦戦しているのではないか。


うまく育てば、将来、大物になれる「みね」役の三根梓

 みねを演じている女の子が三根梓(みねあずさ)という名前なのは偶然か?
 1991年12月生まれの彼女、きりっとして、目力があり、昔の日本美人を思わせる顔立ちで好感が持てる。
 
 母親役の長谷川京子と顔立ち、とくに目元が似ており、NHKは、そういうところも考えて選んだのかもしれない。

 ドラマとは何の関係ないが、明治生まれの私の祖母の名も「みね」だった。明治は遠くなりにけり。

(城島明彦)

2013/10/20

暑さで変になった脳を元気にする「頭の体操」

◆ダジャレ・回文・小噺(こばなし)ですな

 暑い夏もやっと終わりましたが、夏はやっぱりスイカでしたな。

  スイカ スイカで 明け暮れて 夏が終れば スイカ腹(ばら)

  腹の出た仏様ばかりいると思ったら、それもそのはず、バラモン教?
 
 そこで、江戸川乱歩の傑作『人間椅子』の向こうを張って、

  スイカ椅子 (すいかいす) 

 「回文」(かいぐん)というやつですな。上から読んでも「すいかいす」、下から読んでも「すいかいす」。

 新聞紙(上から読んでも「しんぶんし」、下から読んでも「しんぶんし」)
 竹やぶ焼けた(上から読んでも「たけやぶやけた」、下から読んでも「竹やぶ焼けた」)


◆回文は怪文、オイラは〝回文二十面相〟

 オイラの旧作+新作とまいりますか。

 石井 (いしい)
 鎌か (かまか)

 爺の意地 (じいのいじ)
 馬場の婆 (ばばのばば)
 バカなカバ (ばかなかば)
 庭にワニ (にわにわに) 
 ワニは庭 (わにはにわ)
 丹羽のワニ (にわのわに)

 如何かい (いかがかい)
 改作臭いか? (かいさくくさいか)
 与田、どうも遺作臭いモードだよ (よだ、どうもいさくくさいもうどだよ)

 海難事故の故人ないか (かいなんじこのこじんないか)
 和歌の謎なの〝川〟 (わかのなぞなの〝かわ〟)
 浮く老いた鯛を食う (うくおいたたいをくう)

 な、幾らだい? 嗅いだら食いな (な、いくらだい? かいだらくいな)
 遺体浮く、う、痛い (いたいうく、う、いたい)
 イカ浮いてっか? って言うかい (いかういてっか、っていうかい)

 「オツムてんてん」て、睦男(「おつむてんてん」て、むつお)
 鳩は寝るね、波止場 (はとはねるね、はとば)
 鳩は啼くな、波止場 (はとはなくな、はとば)

 いすみで未遂(いすみでみすい) ※千葉県いすみ市
 いくらか楽い (いくらからくい) 
 ン? キンカン食べた? 食べたん! 監禁 (ん? きんかんたべた? たべたん? かんきん!)


◆小噺(こばなし)

 島崎藤村はいった。「木曽路はすべて山のなかである。」(『夜明け前』)
 島崎の父さんはいった。「(しゃぶしゃぶの)木曽路はすべて町中じゃん」
 オイラはいった。「イソジンはすべてノドの奧チンコに塗るのである」


◆ギャグ編

 小松菜が値上がりしているそうな。 こまった菜。
 キャベツに虫がついたようだ。 キャッ、別にして。
 ニンジンをたくさん食べると子宝が授かるよ。 にんしん。
 誰だ、ハクサイに胡椒をぶっかけたのは。 は、はっくさい!
 畑で風邪ひいて咳が出る。 ごほっ、ごぼう。 

 以上、葉っぱ野菜だよ~ん。


◆よくある国際会議

 フランス人「ケツ・クセ!」
 ドイツ人「フンバルト・デル・ウンチ」
 ロシア人「ウンコビッチ・タレノフ」
 志村けん「脱糞だァ!」
 中国人「孔子曰く、雲古知新」


◆このところ、どうも頭がスッキリしませんでな

 オマケに、食い意地が張って、フランス料理をクイジーヌ。
 おかげで体重、増えジーヌ。
 食った後で悔い、爺死ぬ。

 ジーヌといえば、その昔、松尾ジーナというハーフのタレントがいましたな。
 ♪グンゼ~ パンティストッキング ヤング!
 というCMに出ていた娘っ子でございます。

 ♪フランジーヌの場合は
 じゃなかった、あれは フランシーヌでしたな。

 フランスで死ぬ、エリザベス・テイラーの「雨の朝巴里に死す」、昔の映画はいい題名をつけたものでございます。
 日本人は「パリ」を「巴里」としたのですな。

 「Oh! ワンダフル!」
 というわけで、拳闘大会でございます。

 拳闘といえば、検討するまでもなく、犬闘大会でしてな。

 僕が腕振るボクシング、君が腕振りゃキミシング?

  あかねさす 紫野(むらさきの)行(ゆ)き 標野(しめの)行き 君が袖(そで)振る

 額田王(ぬかだのおおきみ)は大胆でしたな。 Oh!ダイタニック。

 そこで、オイラも「むらさき」をお題にして、ちょいと気取って、一首献上!

  朝もやに 見えつ隠れつ 紫草(むらさき)の 野ゆく君追う われ若かりし

 ちょいとまじめすぎたので、もう一首。

  いぬふぐり うす紫に 咲く野ゆき 裾(すそ)を濡らすは 露か涙か

 いぬふぐりは、れっきとした「春の季語」ではありますが、犬のキャンタマ袋ですな。

 犬闘開始! 勝負はワンラウンド。
 会場はワンガン道路沿いの体育館。
 審判はイヌイットが務めます。

 第一試合は「フランシイヌ対フランダースのイヌ」
 第二試合は「ウナギイヌ対幕府のイヌ」でございます。

 しかし、あまりにも退屈すぎた試合で、犬吠崎に秋(=飽き)が来ぬ。
 観客怒って、鬼怒川(きぬがわ)温泉にも秋は来ぬ。

 何をいっているのかわからなくなったところで、「お島千太郎」、いや、オシマイでございます。

(城島明彦)

2013/10/18

「半沢直樹」が驚異の視聴率に沸いた9月22日、「八重の桜」はワースト2の低視聴率だったのは、なぜ!?

「八重の桜」は「半沢直樹」から七重八重の恩恵を受けたが……

 NHK「八重の桜」は、同じ日曜日のTBS「半沢直樹」の前に放送されていた関係で、「半沢直樹」を観ようと待機していた人たちのオコボレに預かるカタチで七重八重の恩恵を受けたが、「同志社」の話になったために、同大学と関係ない人たちは興味をそがれ、視聴率は下落した。
 
 光と影の現象が起きたのは、「半沢直樹」が最終回を迎えた9月22日。
 「半沢直樹」最終回は42.2%という史上空前の視聴率を記録したが、同じ日のNHKは、そのオコボレに預かれなかったどころか、総スカンを食い、視聴率11.9%。(視聴率は、ビデオリサーチ調べ、関東地区の数字)
 
 この数字は、「八重の桜」が放送されて以来、二番目に悪い視聴率だった。
 ワースト1は4月7日の11.7%で、その数値まであと0.2ポイントというひどさである。

 
 半沢直樹(平均)28.74&   八重の桜
  7/ 7  (第1話) 19,4%    12.9%
  7/14 (第2話) 21.8%     16.6% ドラマ開始以来、7番目の高視聴率
  7/21                14.5%
  7/28 (第3話) 22.9%     12.6%
  8/ 4  (第4話) 27.6%     15.4% 〝半沢効果〟現る
  8/11 (第2話) 29.0%     13.9 % 視聴率比〝倍返し〟始まる
  8/18                15.9%
  8/25 (第6話) 29.0%     13.4%
  9/ 1  (第7話) 30.0%     14.2%
  9/ 8  (第8話) 32.9%     15.4%
  9/15 (第9話)  35.9%     15.0%
  9/22 (第10話)42.2%    11.9 %  ワースト2
  9/29                13.3%
  10/ 6                12.4%  
  10/13                12.4%
 
 
演劇ならまだしも、映画やテレビでは西郷隆盛はデブが常識

 その日の大河ドラマは第38話でタイトルは「西南戦争」。
 盛り上がってしかるべきテーマにもかかわらず、「八重の桜」の放送開始以来のワースト2である。

 吉川晃司と西郷隆盛の相貌は、どこにも共通点がないことが視聴者をシラケさせたのではないか。

 本日(10月18日)、NHKが紅白歌合戦」の紅組司会者に綾瀬はるかを決めたことを発表したので、今度の日曜日にはその効果が多少なりとも出るか?

(城島明彦)

2013/10/12

偽装米をめぐる「週刊文春」とイオンのバトル勃発

イオン発祥の地「四日市」で起こった大事件

 雑誌「広報会議」に連載している「広報の危機管理」の原稿を書き終え、昨日、編集者に送った。

 今回のテーマは、9月末から10月はじめにかけて騒ぎがあった「三瀧(みたき)商事による過去最大の米の偽装問題」。

 その原稿執筆中に、「週刊文春」が10月17日号で、
 《「毒中国産猛毒米」偽装 イオンの大罪を暴く》
 という特集記事を組んだ。

 イオンは「事実無根」と激怒し、全国のイオンの店頭から週刊文春を撤去する報復策に出て、騒ぎが蒸し返された。

 この問題の張本人である三瀧商事は、私の出身地の三重県四日市市に本社がある会社だ。
 その米でつくられたおにぎりなどを売ったイオンの旧社名はジャスコ。ジャスコの前身は四日市の「岡田屋」である。

 民主党の岡田克也は、その岡田屋の御曹司だ。克也は次男で、長男はイオンのCEOの克也。
 すぐれた兄弟である。

 〝四日市という地縁〟でイオンとつながった三瀧商事は、中国米を混入した米を国産米と偽装して売り、フジパンはその米を使って、おにぎりなどをつくってイオンに納めていたことから、週刊文春は〝イオン叩き〟を行ったのである。

 だが、農水省が三瀧商事に立ち入り検査を実施しており、
 「安全性に問題がある米穀が食用に流用されたという事実は確認されていない」
 と10月4日に記者発表しているから、週刊文春は国にも喧嘩を売ったことになる。


隣接する町――広永町と山村町

 三瀧商事は、「朝明川」(あさけがわ)という川に近い「広永町」というところにあるのに、もっと遠くを流れる「三瀧川」(三滝川)にちなんだ名をつけている。

 同社は明治10年からある老舗で、発祥の地が三瀧川に近かったからだろうか。

 私は小学3年から5年まで、その三瀧川から100メートルほどの町に住んでいた。

 「朝明」という地名は、今夏、全国津々浦々に知られることになった。
 8月25日夜11時頃、花火大会を見にいった帰り道の暗がりで、朝明中学3年の女の子が何者かに殺されるという事件が発生したからだ。犯人はいまだに検挙されていない。

 事件現場は朝明町で、彼女の家は「山村町」というところにある。
 山村町と広永町は隣り合わせなのである。
 
 人口30万人を超える広い四日市において、隣接する町で大事件が相次いだことは過去に例がない。
 
(城島明彦)

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