納涼の季節に、1か月のご無沙汰でした
いま、8月7日の午後11時45分
ブラザーズ・フォアのフォークソングをCDで聴いている。
グリーンフィールズ、遥かなるアラモ、七つの水仙、イエロー・バード、トライ・トゥ・リメンバー、北京の55日、悲しきカンガルー、さらばジャマイカ、漕げよマイケル、グッドナイト・アイリーン、青春の光と影、花はどこへ行った、500マイル、サンフランシスコ湾ブルース、わが祖国。
東宝で助監督をやっている時代にLPレコードを通販で買い、成城学園にあった寮の一室で聴いていた。
その後、ソニーに移ってからは、カセットテープに録音して繰り返し聞いていた。
私の高校時代・大学時代にヒットした曲は、当時もいまも、気持ちを落ち着かせてくれる。
そんなことを考えながら、
「しばらくブルグを更新していないな」
と、わがブログを開いてみたら、最後に書いたのが7月12日だった。
もうすぐ1か月になんなんとしていることに自分で驚いてしまった。
私のページを定期的に訪ねてくれている人のなかには、
「こいつ、病気になったのじゃないのか」
と心配してくれた人もいるかもしれず、そう考えると申し訳ないという気持ちになる。
その間、物書きとして原稿は書いているのだが、なぜかブログの文章を書く気にはなれなかった。
軽い風邪をひいて微熱が出た日は数日あったが、それ以外に病気をしたわけではない。
精神的に深く落ち込んでいたというわけでもない。
なんとなく書く気がしなかっただけだ。
不思議なことだが、こういうことが年に何回かある。
「1か月のご無沙汰でした」で思い出すのは、中学の修学旅行
中学3年になった春の修学旅行は箱根・東京で、そのときのコースに浅草の「国際劇場」があった。
浅草の国際劇場と有楽町の日劇は、人気の高い劇場だったが、どちらもいまは跡形もなくなっている。
その日の演(だ)し物は、(どうして中学生に見せたのか、その趣旨がわからない)SKD(松竹歌劇団)のラインダンスと、テレビ(TBS)の人気番組「ロッテ 歌のアルバム」だった。
それが中継だったのか収録だったのかは記憶にないが、司会者は「1週間のご無沙汰です」の決まり文句で番組を始める玉置宏。
冒頭の「1か月のご無沙汰でした」は、その玉置宏をまねたのである。
国際劇場では、どんな歌手が登場してどんな歌を歌ったのか、まったく覚えてはいないが、「1週間のご無沙汰でした。玉置宏でございます」だけはよく覚えている。
名調子の司会者だった玉置宏も、2010年に鬼籍に入ってしまった。
その修学旅行では、旅館に泊まる日の夜、外出許可をもらって、慶應大学の学生だった従兄の案内で日劇に連れて行ってもらった。
登場した歌手は、渡辺マリ。
歌った曲は、彼女の大ヒット曲「東京ドドンパ娘」。
♪ ドドンパ ドドンパ ドドンパが私の胸にィ 消すに消せない火をつけたァ……
という奇妙な歌詞だったが、曲がリズミカルで覚えやすく、一度聞いただけで記憶に刻まれる歌だった。
今日のところは、これくらいで、またお目にかかります。
(城島明彦)
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