〝AKBのマルガリータ〟峰岸みなみ「丸坊主事件」の謎――スキャンダルを美談にすりかえる商魂なのか!?
NHKがニュースで取り上げた
「お泊まり愛」などというセックススキャンダルを「週刊文春」(2月7日号)に書き立てられたAKB48第1期生の峰岸みなみは、AKBの「恋愛御法度」違反を犯したとして「研究生」に降格させられた。
だが、彼女の場合は、それでオシマイとはいかなかった。
その直後に自ら髪の毛を「丸刈り」し、しかもその情けない姿を自らyou tubeにまでさらして謹慎の気持ちをファンにアピールするという異常な行為をとったことで、NHKの午後9時のニュースが取り上げた。
NHKにしてみれば、昨年末の紅白歌合戦でAKBを総動員させたことへの弁解でもあった。
「頭を丸める」のは男の発想――誰かが操る男の影が見える
不祥事を起こした女が、「謹慎」の意味で「髪を短くする」のならわかるが、
〝マルガリータ〟(私の勝手な命名)
とは、どう考えても異常である。
20歳やそこらの女の子に、そういう発想などないはずで、誰かの入れ知恵と考えるのが自然だ。
誰かとは無論、男である。
峰岸は「レディース」(女暴走族)の出身なのか
女で頭を丸める例外もなくはない。
レディースなら、会則を破った罰として、上の指示で丸刈りにされることはある。
彼女には、レディースに加わっていた時期があったのか。
あるいは、その方面に親友でもいるのか。
そういう女友だちの入れ知恵か。
有名無実と化したAKBの「恋愛禁止令」は、当初から商売道具
AKBのセックススキャンダルは、〝平成のニャンニャン事件〟と陰口された2012年6月の指原莉乃の事件にとどまらず、56歳の舞台演出家を自宅に泊めた秋元才加のスキャンダルなど、一つや二つではない。
もはやAKBの「恋愛禁止令」は、完全に「有名無実化」してしまっている。
それどころか、今回の〝マルガリータ事件〟では、
「謹慎を売り物にしている」
とも取られかねない。
大甘(おおあま)規則で宣伝。指原の左遷は「除名」ではなく「助命」
指原莉乃が出身地の博多の「HKT」に左遷された事件も、「除名」ではなく「助命」。
スキャンダルが「AKBの宣伝素材」の一つとなっている観すらある。
そうした大甘な先例が、メンバーたちの気持ちを弛(たる)ませ、規則を舐めてかからせている。
NHKニュースになるほどの不祥事に発展し、背後で操る〝誰か〟の存在が疑われる事態になってしまった以上、これまでのような大甘裁定のままでは世間が納得しないだろう。
はてさて、総元締めの秋元康は、どう出るのか!?
(城島明彦)
« 「愛のムチ」は「愛の無知」? シゴキとイジメは紙一重 | トップページ | 吉田松陰の教育論が日本を変える――教え子を差別せず、対話重視の教育 »