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2012/12/18

再放送の「家政婦のミタ」を見た! 高視聴率の理由が改めてわかった

話が面白く、演出がうまい

 最初に放送されたときは、「家政婦は見た」のパロディのようなふざけた題名のせいで、良い印象を受けず、「どうせ、くだらないドラマだろう」と勝手に判断して見なかったが、視聴率が高いという噂と、実際に見た人が「面白い」というので、最後の方を見て、「なるほど、これは面白い」と思ったものだった。

 今回、再放送しているので1回目から見ると、文句なく面白かった。

 パロディ的な要素もあるし、家政婦のミタをスーパーウーマン仕立てにするなど、わざとらしい設定も多く見られたが、それを不自然に感じさせない演出のうまさが光った。

 夫の不倫で妻が自殺、子どものイジメ、家族がバラバラ、隣の叔母さんが意地悪……次々と問題や事件が起きるという話の展開は、テレドラマによくあるパターンで、一歩誤るとどうしようもないものになっただろうに、そうさせなかった話のつくり方、見せ方は、NHKの「平清盛」の演出陣は見習ったほうがいい。

 登場人物は紋切り型であったが、全体の話がうまくできているので、見ている間は不自然に感じさせなかった。

 松嶋菜々子の不気味さが面白く、子役(一番下の子ども役)がいい演技をしていた。
 
 不自然さといえば、お父さんが若すぎるところか。

 今日は仕事で出かけないといけないので、再放送が見られず、残念だが、初回から見ることができてよかった。


(城島明彦)

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