解散といわれて、あたふたと離党する存在の軽すぎる議員、かつて脱党した党へ復党する醜い議員には、「落選」の二文字がよく似合う
期限を決めたら、決められるじゃないか
先日の党首討論で明らかになったのは、「これまでグダグダして決められなかったことが、その気になれば、あっという間に決められる」ということだった。
国会議員連中は、
「議論を尽くすことが大事」
などという大義名分を掲げて、審議がまとまらないことの言い訳にする。
ひどい連中だ。
どちらかが譲歩しない限り、まとまらないのだから、初めに「期限」を短めに設定して、テキパキとこなしていかなければ、重要なことがいつまでたっても決まらない。
このまま行っても世の中がよくならないのなら、一新するしかない
過日のオリンパスや大王製紙の不祥事例が示すように、知名度の高い企業の不祥事が絶えない。
老人大国、財政破綻、貧富の格差拡大……。
こういう時代を「明らかな時代の変節点」と考えずして、なんと説明する。
政治も企業経営も、同じ人間が長くやれば、よどんでいく。
人は生まれ、死んでいく。
若い世代が、そのあとを継ぎ、新しい展開にする。
そうしないと、流れは停滞する。
変化こそが新しい流れを生む。それが自然の摂理だ。
自民が政権党に復帰して、何ができるのか
長期自民政権末期に露呈した腐敗構造は、まだ残っている。
それをどうやって一掃するのか。
人を総入れ替えしないで、どう変えられるのか。
顔ぶれを変える。
それ以外に短期間で日本が激変できる道はない。
民主党には期待したが、寄せ集めの集団には何もできなかった。
「政治家には口先だけの奴が多い」
ということを国民にわからせてくれた点を、のちのちのために高く評価すべきかもしれない。
むろん、皮肉である。
民主も3年やって、それでダメだったのだから、潔くあきらめることだ。
野田が初代総理になっていたら、もっと違った展開になっていただろうが、鳩山由紀夫がバカすぎ、菅直人も危機管理能力に欠け、お粗末すぎた。
日本の政治も経済も、一度ひっくり返すことでしか立ち直れない
戦後の日本をリードしてきたパナソニック、シャープなどの屋台骨が揺らいでいる。
日本の経済力が低弱化し続ける一方で、中国に代表される新興国がのし上がってきたことで、日本の国際的競争力は下落するばかりだ。
少しでも原価を安くするために、労賃の安い国に工場を移転する。
その国が発展し、労賃が上がれば、別のもっと安い国にさらに移転だ。
目先のことしか考えていない。
日本人の雇用者をどうやって増やすかということを第一に考える経営者など皆無に近い。
日本の主要企業の根幹を成しているのは、こうした「イタチごっこ戦略」だ。
知恵と呼ぶレベル以下のことしかやっていない。
その結果、何が、誰が、犠牲になるのか。
リストラと称して工場を閉鎖する。人を切る。
最初に切るべきは、そういう経営計画を立て、人員や工場を増やしてきた経営陣ではないのか。
そういう連中が多すぎる。
安売り販売業者だけが儲かる歪な経済構造が日本をダメにした
世の中を見回せば、汗水たらして製品をつくったところが潤わず、大型量販店やテレビやネットで通販をやる「安売り業者」だけが潤う。
こんな歪(いびつ)な経済構造で、日本の経済が立ち行くわけがない。
とにかく、よどみきった流れを断ち切って、日本を根本から新しくしないとダメだ。
手垢にまみれた自民・口先だけの民主はもう古い
明治維新は、下克上による革命だった。
戦後の日本は、アメリカに力づくで変えられた。
今度はどうするのか。どうできるのか。
変えるのは国民の意思だ。投票だ。
橋下徹の維新の会は政策面が不透明すぎるが、これまでの価値観を根こそぎひっくり返して、日本を洗濯するという意味では、彼らや石原太陽の党などの右傾急進改革派の大同団結に委ねるしか、進む道はないかもしれない。
その先どうなるかわからないが、とにかくひっくり返す。
あとは、わが日本民族の英知にゆだねる。それしかない。
戦争に負けたときのことを考えたら、何でもできる。
日本人はやってきた。
だから、これからもやれる!
痛みを伴わない出産はない。
年末の忙しい時期に選挙なんて何だ、などと文句をいう連中は自覚が足りない。
年内に新しい日本のしくみがわかるようになる。最高じゃないか。
新生・日本!
そんな新しい希望に燃える2013年を迎えたいものだ。
(城島明彦)
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