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2012/10/31

みっともないから、女子選手は金メダルを噛むな! 女子が「金メダルを噛む行為」は、「昔、ヨーロッパの娼婦がやった行為を連想する」というぞ。

吉田沙保里はメダルを噛むな。日本民族の恥になる

 「国民栄誉賞」をもらった吉田沙保里が、オリンピックで優勝したとき、マスコミ陣のカメラに向かって、何度も何度も金メダルを噛んで見せていた。

 オリンピックで優勝した選手が金メダルを噛んで見せる光景は、いまでは当り前のようになっているが、なぜそういうことをするのかわからない人が多い。

 それ以前には、「Qちゃん」こと高橋尚子が2000年のシドニー五輪の女子マラソンで優勝したときに、金メダルを噛んで見せた。
 そのシーンはいまでも鮮明に記憶に残っているが、その光景を目にしたとき、理由はわからないが、あまりいい気持ちがしなかったものだ。

 その理由が、昨晩はっきりした。

 世界を股にかけて活躍した、あるビジネスマンが、私にこんなことをいったのだ。

 「女性が金メダルを噛む行為は、ヨーロッパでは、昔、娼婦が、客が払った金貨をホンモノかどうか確かめるためにやっていたことで、『下品だ』と現地の人がいっていた

 純金製は柔かく、そうでないものは固いというので、娼婦は確かめるために噛んでいたのである。

 したがって、上流階級の子どもが金貨を噛んだりすると、
 「(娼婦がやるような)みっともない真似はやめなさい」
 と叱られた。


「金メダル噛み噛み第1号」はオーストラリア人の男

 「金メダル噛みの第1号」は誰かという話では、1988年のソウル五輪でオーストラリアの水泳選手のストロング・ダンカン・ジョンが200メートル自由形で優勝したときにやった。
 
 噛むことで「優勝は夢ではないぞ」と思いたかったのか、それとも、金の味を確かめたかったのか?

 味を知りたいのなら、ベロッとなめなければいけないわけで、もっと下品だ。
 
 いずれにしろ、ヨーロッパの上流階級の人の目には、
「そんなことをやっている女性は、娼婦のように下品である」
 としか映らず、子どもたちへの影響も強いので、次回のオリンピックではやめたらどうか。

 (城島明彦)

捏造した「従軍慰安婦問題」で、騒ぎを大きくする狂気の韓流! 韓国人歌手・俳優をチヤホヤするテレビなどへのバッシングは必定だ


韓国人のやり方は異常を通り越して「狂気」(=凶器)! 文句をいうなら「証拠」を示せ!

 はじめに、どうでもいいことだが、私のブログが「ニフティ」で1位だったらしい。(2012年31日正午時点の集計結果)
 何を書いたのかは覚えていないが、興味のある人は読んでみてください。


 韓国最大の通信社・聯合ニュースが、
 「韓国の大学教授と韓国からの留学生50人が、京都大学など日本の主要大学40校に、旧日本軍の従軍慰安婦問題に抗議するポスター1万枚を掲示したという記事を配信した」(J-CASTニュース)
 というニュースを知って、黙っていられなくなった。

 日韓問題に関して、近日発売のムックに執筆しているので、それを是非読んでほしい。
(発売になったら、本ブログで案内する予定)

 韓国の現大統領は、来年の任期満了後、逮捕される恐れがあるので、そのときに備えて、少しでも国民の人気を高めておこうという魂胆でやっているのが、竹島上陸ほかのパフォーマンスである。

 「従軍慰安婦問題」は、竹島に絡めた完全な政治的プロパガンダなのだ。

 太平洋戦争後、韓国がごちゃごちゃと因縁をつけるので、日本政府は公式文書を徹底的に調べさせた。しかし、韓国が主張する
「暴力でもって拉致され、むりやり『従軍慰安婦』として性の奴隷にされた」
 ということを記した文書はひとつも出てこなかった。

 要するに、証拠はひとつもないのだ。

 これに対し、終戦時に証拠隠滅を図ろうとして、燃やすなどしたのではないかと韓国から疑う意見も出たが、膨大な文書を全部廃棄処分にするなどということは不可能である。


「従軍慰安婦」などという呼称は、戦時には存在しなかった
 
 「従軍慰安婦」という呼称は、1970年代前半に登場した。
  元毎日新聞記者が書いた本『従軍慰安婦』が最初。
  
 「従軍慰安婦? 慰安婦は知っているが、そんな女性がいたのか!?」
と、びっくりした日本人が買って読んだことから、この本はヒットし、続編もつくられた。

 当時まだ20代だった私も「えっ」と驚いた口で、成城学園前にある書店で1冊購入した。

 しかし、この本の内容は、取材力に問題があり、重要な個所で信頼性に乏しかった。

 その後、ある詐欺師が、これを商売に利用した。
 「『女子挺身隊』を自分が人買いして『従軍慰安婦』に仕立てたといった懺悔録」
 を出版して稼いだのである。
 この男は「元日本共産党員」で、この男のせいで、「嘘が事実であるかのように、ひとり歩き」を始めたのである。

 日本共産党には、こういう裏の顔があるから信用できないのである。

 それにしても、この男は自身の政治的信条のために「国を売る」という、取り返しのつかない大罪を犯したのであり、中国なら、問答無用の処刑ものだ。
 この男は、のちに捏造したことを公式に認めたが、
 「自分にもプライドがある」
 と言を左右している。
 まさに国賊そのものである。

 この男が書いた本は韓国語に訳され、現地でも販売されたが、「人身売買して、従軍慰安婦に仕立て上げた」と聞いて驚いたのは、それがあったとされた韓国のメディア。
 調べまくったが、そんな事実はまったくなく、
 「一体、何のために、こんな嘘八百を書くのか」
 と、あきれ返ったのである。

 韓国政府は、この事実をよく知っているはずにもかかわらず、都合が悪いことには目をつむって知らん顔をするどころか、悪用する手口は中国とよく似ている。

 そもそも、「女子挺身隊」(じょしていしんたい)とは「戦争中に軍需工場などで勤労奉仕した日本人の女性のこと」であって、「慰安婦」は別物である。
 
 「慰安婦」というのは、「売春婦」を体裁よくいった言葉で、
 「男に肉体を時間で提供して、その対価を得ることをビジネスとした職業」
 である。
 

慰安婦になる動機はさまざま

 「慰安婦」とは、家が貧しくて、親や親戚の人間、あるいは女衒(ぜげん)のたぐいに騙されて、そういう世界に身を落とした女性である。
 親の借金のカタに売られた女性もいれば、家の家計を支えるため、あるいは女一人で生きていくために〝そういう苦界〟に身と落とした女性もおり、慰安婦になった動機はまちまちである。

 なかにはヤクザがらみの男に暴力で脅されてそうなった女性もいたが、こういう話は日本に限ったことではない。


戦争中は、慰安婦に朝鮮人もいて当然

 日本は、大東亜戦争では、中国などに進攻するさい、性欲をおさえきれない兵隊が現地の女性を強姦したりするのを回避するために、「慰安婦」を募集し、戦地へ送り込んでいたのである。

 中国を部隊にした戦争映画には、兵隊が外出許可をもらって街の「慰安所」へ出かけ、「慰安婦」と性処理に出かけるシーンが必ずといって出てくる。

 慰安所を闇でやると性病などが蔓延するので、きちんとした登録・管理が必要になり、慰安婦には定期健診が実施された。

 当時の韓国は「朝鮮」と呼ばれ、日本の植民地だったから、慰安婦になる女性のなかに朝鮮人が混じっているのは当然のことだった。
 
 慰安婦は、「商売として春を売る」のであるから、仕事した分の金を受け取った。
 肉体を売るので、報酬は普通の仕事に対して高かった。
 そうやって稼いだお金を貯めて、その職業から早く足を荒い、「将来は自分で料理屋を開きたい」といった夢を持っている女性も多かった。

 今日と違って、戦前そして戦後も売春防止法が施行される昭和30年代半ばまでは、女性ひとりが生活していくのは難しく、売春婦に身を落とす女性はかなりいたのである。

 戦後は、進駐軍の米兵相手に売春する「パンパン」と呼ばれる私娼も多くおり、田村泰次郎の「肉体の門」などの小説や映画でも、そういう女性のことは数多く描かれている。


韓国人女性と結婚している「朝日新聞」記者と「人権派弁護士」が捏造 

 「従軍慰安婦」のことを爆発的に広めたのは、韓国人結婚している朝日新聞の記者であり、それに便乗した、いわゆる「人権派」と呼ばれる弁護士連中である。

 人権派を称する弁護士は、
 「従軍慰安婦だったと名乗り出たら、お金をあげる」
 というキャンペーンを張ったのだから、やることがひどすぎる。

 「カネがもらえるなら」と考えて「元従軍慰安婦」だったと名乗り出る女性が何人も出てきたのは当然のことである。

 そういう人の証言は、それを政治的に利用しようとする者の悪知恵に踊らされ、当初の発言と違う内容になるなどした。
 
 そういうデタラメを記事にしまくったのは、朝日新聞である。
 その記事を書いた新聞記者は、裏をきちんと取らずに記事を何度も書いたために、
 「女子挺身隊と従軍慰安婦を混同するという致命的誤り」
 を犯した。

 その誤りがのちに判明しても、朝日新聞はダンマリを決め込んだ。
 
 今回の「橋下徹大阪市長問題」で朝日新聞社はミソをつけ、謝罪したが、「従軍慰安婦問題」はそんな低レベルの問題ではないのに、いまだに謝罪していない。


アメリカに「従軍慰安婦の碑」を建てる韓流のえげつなさ

 韓国のやり方は、「えげつない」の一言である。
 竹島問題を見ていると、そのことがよくわかるだろう。

 韓流の典型的な手口は、嘘であろうがデタラメであろうが、
 「既成事実」
 をこしらえることだ。

 竹島領有を正当づけるためには、歴史教科書問題、靖国神社問題など、何でも利用する。

 「従軍慰安婦問題」もその一貫で、アメリカに碑まで建てて、「竹島は自国のものだ」と知らしめようとする。

 過去に「慰安婦」をしていたことは、女性なら隠し通したい恥ずかしい話なのに、韓国政府は、それをさらけ出させて、竹島を自国領にするための道具に利用しているのだから、ひどすぎる。

 恥部をさらけ出して、同情を買おうとする非常に情けない手口である。
 それが韓流の本質なのだ。

 「従軍慰安婦問題」は、日本の国際的信用を落とそうとして作為的に仕組まれた政治的謀略で、そういうことに加担した人間は「国賊」以外のなにものでもないのである。

 アメリカの石碑には、「20万人以上が暴力で拉致された」と書いているが、そんな数の人間をどうやって、戦地に慰安婦に仕立て上げるのか。

 中国が「南京大虐殺」で犠牲になったといっている数も、20万人だ。

 「白髪三千丈」「万里の長城」
 という大げさな表現が大好きな中国、そしてその悪い影響を受けている韓国である。

 韓国は、ベトナム戦争時には8年間で30万人を超える派兵を行ったが、韓国兵は現地で強姦しまくり、たいへんな数の韓国人混血児が生まれ、国際問題になったという事実が判明している。

 韓国政府は、こういうことはいっさい無視し、捏造された「従軍慰安婦問題」を嘘の既成事実を重ねることで〝真実〟に見せかけようとする韓国の手口は、まぎれもない「国際犯罪」といってよい。

 こんなことはいいたくないが、いわざるをえない。
 大東亜戦争では、日本が朝鮮半島や中国大陸などを侵犯したことは事実であるが、竹島問題や尖閣列島(昔は尖閣諸島といっていた)問題などでの両国のやり方を見ていると、中国や韓国にはそういう国民性があって、日本が軍隊を持っていた過去の時代の日本人に、
 「そこまでやるなら、一丁やってやろうじゃないか」
 という気にさせた面があるのではないかと思えてくるのは、私だけか。

(城島明彦)

2012/10/29

「悪夢ちゃん」は、子ども向きなのか? ジャイアンツ効果で、視聴率アップ(12.9%)


大人の鑑賞には耐えない内容

 「悪夢ちゃん」(日テレ/10月27日)は、「日本シリーズ第1戦」の巨人打線が爆発し、放送開始時間が40分ズレたおかげで、視聴率(関東地区/ビデオリサーチ調べ)は第1話の13.6%には及ばなかったが、第2回目の10.7%より回復して12.9%。

 もっとも日本シリーズの視聴率は17.3%だから、野球好きがかなり逃げている。

 第1回目の放送の内容が一番面白く、話がだんだんチャチくなってきて、大人の鑑賞には耐えず、あまり面白とはいえなかった。

 (城島明彦)

2012/10/26

去年は菅野、今年は大谷。〝強行指名の常習球団〟日ハムは、豚だけでなく、人も殺そうとするのか!?

 
〝悪魔球団〟日ハム、球速160キロの大谷翔平の「大リーグ行きの夢」を断とうと「強行指名」

 大谷翔平の高校通算57本塁打も驚きだが、球速160キロはもっと驚きだ。
 何十年に一度の怪物投手・花巻東高校の大谷は、大リーガーに行きたいと表明し、大リーガーのスカウトがすでに動いていた。

 ところが、そんな夢をぶち壊す「強引」なことをやる球団が、昨10月25日のドラフト会議で出現した。
 日ハムだった。


日ハムは、10年前の「偽装牛肉事件」を忘れたのか!

 2001年秋、日本初のBSE(狂牛病)に感染した国産牛が発見された。
 農水省は、汚染牛が市場に出回るのを阻止するために、「国産牛の買い取り制度」を実施すると発表したが、それを悪用して「安い輸入肉を国産牛に偽装して補助金を詐取しようとした悪徳企業」のひとつが日ハムだった。

 国産牛は、農水省の外郭団体(農畜産業振興事業団)が、6つの業界団体を通じて買い取るという方法だったが、日ハムは、その制度も悪用し、農水省に無断で偽装肉を償却し、証拠隠滅を図ろうとしたのだ。

 大迫は、当時、業界団体のひとつである「日本ハム・ソーセージ工業協同組合」の会長をしており、農水省のチェックが行われる以前に、証拠隠滅のために、「自主点検し、対象外の肉だったことが判明したので、焼却処分にした」という口実を設け、自社の分を焼却させたのである。

 それら一連の不正事件が発覚したことで、カリスマ創業者で、当時、「日ハム会長」兼「日ハム球団オーナー」だった大社義規は、引退に追い込まれた。

 日ハムには、社風として「強行体質」があるのではないか、といいたいのである。

 私は以前、一度だけだが、大社義規を取材している。
 どうやって会社を立ち上げたかという話や球団経営を開始して始めて優勝したときのことなどを2時間ばかり聞いたが、終始柔和な笑みを浮かべていた印象がある。

 その表情から不正事件のことは考えづらかったが、人は見かけによらなかったのだ。
 前記のような不正事件を起こしたのである。


糸で縛って青春の自由を奪う〝ボンレス殺法〟――日ハムの、あざとい手口 

 去年のドラフト会議では、原辰徳の甥っ子で巨人入りを熱望していた東海大の菅野菅野智之を強引指名し、一浪に追い込んだ。

 私は中日ファンで、原辰徳などどうでもいいが、甥っ子と一緒に試合をしたいという情はよく理解できるし、セ・リーグ全体の関心事にもなる。

 ところが、強行指名だ。嫌がらせとしか思えない。

 そして今年は、大谷だ。
 本人が驚かないように、前日、栗山監督が、
 「明日指名します」
 と弁解めいた記者会見までして見せた。

 このやり口、その手口の強引さは、10年前の「偽装牛肉事件」を思いださせはしまいか。

 「羊の皮をかぶった狼」という言い方があるが、日ハムは、
 「ハムの皮をかぶった恐怖の屠殺人(とさつにん)
 だ。

 「こんなチームを日本シリーズに送り出して、パ・リーグの他球団は恥ずかしくないのか!」
 と、毒づきたい心境である。

 日ハムは、贈答品の稼ぎどきの年末・正月商戦を控えている。
 一度ならず、二度までも強行したことで下落した企業イメージは、売上に影響する。

 強行するのが当たり前の企業だから、
 「そんなことは関係ない。日本シリーズに勝てばいいのだ」
 と、日ハムはいうかもしれない。

 おごる企業は久しからず。歴史がそう告げている。

 少しは、人間味のあることをしたらどうか。

 (城島明彦)

2012/10/23

3連勝して3連敗はないぜ、ドラゴンズ――後々の語り草だ、2012年セ・リーグCS決戦を総括する!

勝てる試合を落とし、原辰徳を「伝説の男」にしてしまった高木守道

 セ・リーグのCS(クライマックス・シリーズ)の2位・3位戦で、中日は、苦手のヤクルトに勝った勢いを駆って、実戦試合から遠のいていた優勝チームの巨人に3タテを食らわせ、王手をかけた。

 あと1勝!

 そのときの巨人の心境を、原監督は、
 「徳俵(とくだわら)に足がかかった状態」
 と回顧したが、それは彼一人の心境ではなく、巨人の選手全員の気持ちだったに違いない。

 シーズンでは、他チームを圧倒し、寄せ付けなかった巨人だったが、中日とは互角だった。

  巨人 11勝10敗3分。

 シーズン中は、ぶっちぎりの強さを見せた巨人だったが、中日に対してだけは、
 「戦いにくい。やりづらい」
 と思っていたのだ。

 その不安は的中し、CSではいきなり3連敗だ。
 巨人の不安はピークに達していたはずである。

 そのとき中日が気をつけなければならなかったのは、
 「絶対に開き直らせない」
 ということだった。

 だが、高木采配は、それをやってしまった。
 「眠れる獅子」をたたき起こしただけでなく、襲いかからせるような勢いまでつけさせてしまった。


「あと1勝」の第4戦の平凡な采配で、流れが変わった――中日が先取点を奪取すれば、一気に勝負が決まるはずだったが……

 3連敗してもう後がなくなっている巨人の心理を考えると、中日は、どんな手を使ってでも先取点を奪取しにいくべきだった。

 戦術としては、早い回に意表を突くバント、スクイズなどあらゆる奇策・奇襲を連発して、巨人選手の動揺を誘う手が効果的だった。
 具体的には、当たりに当たっている先頭打者・大島に、いきなりバントさせるべきだった。
 これが高等戦術だ。

 バントヒット狙いだが、バントに失敗して2ストライクに追い込まれたらヒッティングに切り替える。

 続く2番荒木にも、「まさか」と思うバントをさせる。こちらも2ストライクを取られたら、ヒッティングに切り替える。

 これで終わりではない。3番にもバントさせるのだ。

 「中日は、何を考えているのか」
 と、巨人は不安になる。
 3連勝の余裕があるからこそできる「考えられない奇策」である。
 巨人の選手は、
 「中日は余力がある」
 と気持ちの上で圧倒されるはずだ。

 さらに、1番・2番・3番の誰かが塁に出たりしたら、巨人選手の不安はさらに高まっただろう。

 せめて、これぐらいのことを考えなければ――。

 私は、いま、剣豪・宮本武蔵の『五輪書』の現代語訳に取り組んでいるが、武蔵の戦法は、徹底的に敵の裏を欠く奇襲・奇策ばかりやっている。

 単なる思いつきでそうしているのではなく、相手の心理をよみ、動揺を誘うことで勝利を得ようとしたのであって、理にかなっている。

 敵を不安に陥れ、敵が動揺したところを、弱点を狙って攻撃するのだ。

 しかし、中日の高木采配は、3連勝して余裕があったにもかかわらず、奇策・奇襲で揺さぶって、敵を浮き足出させようとする知恵がまったくなかった。

彼がやったことは、1番~3番の打者に平凡に打たせただけだった。
その結果は、1番も2番も3番も、同じライトフライであった。


ヒットは出るが、点に結びつかず、残塁の山――中日の悪いパターンが出た

 ◆0対0で迎えた2回表:中日の攻撃
  2アウト1塁・2塁(2塁走者和田・1塁走者森野)で、先制点を取る絶好のチャンスに谷繁が3振。無得点で終わった。

 ●2回裏:巨人も2アウト満塁を生かせず、無得点。

 ◆3回裏:巨人の攻撃 2点先取!
  先頭打者・長野、内野安打で走者1塁。次打者松本は倒れたが、走者進塁。
  坂本が2塁打を放って、巨人1点先取。
  続く阿部もヒットで、さらに1点追加。

 ◆4回裏:中日の攻撃
  2アウト満塁で、打者谷繁。レフトフライで得点ならず。

 この時点で、中日に嫌なムードが漂った。

 ◆6回表:中日の攻撃
  ふたたび、2アウト満塁(平田、森野連続安打に谷繁四球)で、打者ソーサ(投手)に代打・山崎を送るも、凡打で得点ならず。
  この時点で、中日の敗北は決まったようなものである。
  試合結果、3-1で巨人の勝ち。


点差を読めなかった高木守道

  第1戦 3-1で中日 その差2点
  第2戦 5-2で中日 その差3点
  第3戦 5-4で中日 その差1点

 第3戦は勝ちはしたが、1点という僅差での勝利だ。
 強打を誇る巨人が、第1戦では1点、第2戦では2点しか取れなかったのに、第3戦では4点を取った。
 その事実から、中日は、
 「実戦から遠のいていた巨人が目覚めてきたのではないか」
 と考えるべきだった。
 
 「目覚めたものの、完全に目覚めさせないようにするにはどうするか」
 と考えないといけなかった。

 「どんな戦術が効果的か」
 と考えれば、前述したような奇襲・奇策で、巨人をキリキリ舞いさせることが頭に浮かぶはずだった。
 しかし、そうはならなかったところに、中日の敗因があった。


第4戦は、安打数でまさって、勝負に負けた 1-3で中日が負けた第4戦のヒット数は、

   中日 11本
   巨人  6本

 残塁の山である。いかに効率の悪い攻めをしたかということだ。
 拙攻が多い試合は、相手チームがそれ以上にミスをしない限り、勝てない。

 この大事な試合を境にして、中日は大失速。得点力がガクンと落ちた。

  第1戦 3点
  第2戦 5点
  第3戦 5点
  第4戦 1点
  第5戦 2点
  第6戦 2点

 落合監督時代の中日は投手力によって僅差で勝つチームだったが、高木監督になって、大味な野球をするようになり、打線勝負で勝つ試合も多くなった。
 CSの第3戦までがそうだった。
 しかし、打線は、短期決戦であっても、水ものであることに変わりはない。

 貧打で勝つ野球ができなかったところに、中日の敗因があった。

(城島明彦)

2012/10/22

CS最終戦、中日の高木監督・権藤コーチは勝つ気がないのか!?


 中日は、奇策として若い伊藤準規を先発させたのはよいが、2回にノーアウト満塁になっても、ピッチャーを変えず、その後、ボコボコに打たれて3点を献上、万事休すだ。

 ファンを舐めたような采配をするでない! ええかげんに心斎橋だ。

 守り重視の野球が影を潜めたら、勝てっこない。

 大手をかけてからの中日は、ペナントレースでもよくあった「好機に点を取れない」「残塁が多い」というパターンで巨人を勢いづかせてしまった。

 打線勝負になったら、巨人に勝てるワケがない。

 「落合が監督なら、こんな情けないことにはならなかったのではないか」
 そう思われたら、おしまいだよ。

(城島明彦)

受信料のムダづかいだ! 超低視聴率が当り前の「平清盛」(10月21日放送視聴率7.9%)――NHK大河ドラマは、もうやめたら?

 
受信料でつくっている番組の持つ役割と責任

 10月21日放送の「平清盛」の視聴率は、7.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)というひどい数字だった。

 同ドラマは、8月5日に7.8%という大河ドラマ史上空前絶後の超低視聴率を記録しているが、その数字とわずか0.1ポイント差だ。

 当日は、日テレが午後7時から「中日VS巨人」のCS決戦(クライマックス・シリーズ)を放送していたから、その影響も受けたにしろ、7%台というのはひどすぎる。

 民放なら許されるが、受信料を使ってドラマをつくっているNHKは、そうはいかない。

 
裏番組に左右されるほど、魅力がなくなっている

 9月以降の同番組の視聴率の推移は、以下のようになっていた。

 11.1%(9/2)→10.5%(9/9)→10.1%(9/16)→10.5%(9/23)→14.3%(9/30)
 9.7%(10/7)→9.6%(10/14)→7.9%(10.21)

 9月30日だけが14.3%という突出した数字になっているのは、当日、巨大台風が本土を襲撃、ほとんどの人が家にいたことによる「特異現象」で、いうなら〝台風バブル〟だった。

 「平清盛」は、
 「大河ドラマの視聴率は、10%以下でも普通」
 という例をつくった点で、末永く語り継がれることになった。

 NHK大河ドラマは、人気のある選手が出場するフィギュアスケート、サッカー、バレーボールなどの実況中継があったときは、視聴率を大きく落としており、ドラマそのものに視聴者を吸引する魅力が失せていることがわかる。


「大河ドラマ」の寿命は、もう尽きた

 1昨年の「龍馬伝」も、主役の福山雅治の魅力と人気でもったようなものの、演出は荒っぽく、デタラメに近かったことから、回を重ねるにつれて視聴率は下落していった。

 NHK大河ドラマは、もうその役割を終えた。
 視聴率の取れない大河ドラマは、受信料のムダづかいだ。
 もう、寿命だ。やめた方がよい。

 NHKは、来年の大河ドラマ(「八重の桜」)の主人公に、同志社大学の創設者である新島襄の妻・八重(または八重子)を選び、高視聴率女優・綾瀬はるかを起用して、視聴率を上げようと考えている。

 新島襄には「少年よ、大志をいだけ」のクラーク博士の弟子という面白さもあり、NHK大河ドラマとしては異色ではあるが、キリスト教徒という宗教的な問題も絡んでいる。

 女性を主人公にするのは、人気があった「篤姫」の夢よ、ふたたびといった狙いからだろうが、「二匹目のドジョウ」になれる可能性は低い。

 「平清盛」が大河ドラマのイメージを極端に悪くした影響、つまり、
 「NHKの大河ドラマは、ひどい。おもしろくない」
 というイメージを視聴者に植えつけてしまった影響は、間違いなく出るのではないか。

(城島明彦)

2012/10/21

日テレ「悪夢ちゃん」(土曜夜9時~)第2回は期待はずれ

 「悪夢ちゃん」は、子どもと一緒に見られる荒唐無稽な軽い娯楽ドラマとして、素材の目新しさと北川景子に注目し、初回はそれに応える内容だと感じ、かなり褒めたが、昨晩(10月21日)の第2回は、これといった話もなく、完全な期待はずれ。

 途中で、ついウトウトしてしまった。
 
 この手のドラマは、ホームドラマにありがちな、どうしようもない軽薄な演技になるのが常。
 「だが、北川景子は、そうならないように演じていた」
 と初回を見たときは思ったが、今回はそう感じず、ガッカリした。

 それでも、コミカルな演技をきちんとこなし、逸材としての片鱗を覗かせていた。

 気になったのは、GACKTの妙に不自然で浮いた演技。
 そういうキャラなのだから、仕方ないのかもしれないが、もう少し何とかならないものか。

 第2回のような盛り上がりに欠けるストーリーでは、
 「珍奇な素材だけが売りの、ただのB級ドラマ」
 になってしまう。

 最後に流れた次週予告は面白そうだったが、これが羊頭狗肉だったら、見るのをやめる視聴者がドッと増えるのではないか。

(追記)第2回の視聴率 10.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)
   ※第1回の視聴率 13.6%(同)

 (城島明彦)

2012/10/16

怒涛万里(どとうばんり) 渺渺(びょうびょう)と あゝ竹島

竹島海域、波高し

♪ 怒涛万里        渺々と
  南に走り        北に去り
  日出( い)ずる国の  島かげに
  ほがらに歌う      海の歌
  波乗り越えて      いざ行かん
  われらの島よ      竹島へ

 これは、昭和10年の高等小学校(第1学年用)の音楽の教科書に採用された小学唱歌「太平洋」(竹内俊子作詞・信時潔作曲)の2番の歌詞の最後の一行だけを変えた詞だが、竹島にドンピシャリだ。

 われらの海よ 太平洋 →われらの島よ 竹島へ

 題名も変えるなら、「竹島 わが領土」「竹島賛歌」あたりか。
 しかし、それだとプロパガンダ食がモロに出るから、ただの「竹島」がシンプルでいいかもしれない。

 軍歌を意識するなら「あゝ 竹嶋」なんてのはどうだ、次期総理・安倍晋三殿。


昭和三十年代にも中学唱歌として歌われていた「太平洋」

 雄々しい曲で、「怒涛万里 渺渺と」という詞が印象深かったからか、中学生のときの音楽の授業でこの曲を習ってから50年も経つのに、歌詞も旋律も覚えている。

 それだけでなく、初めて習った日の先生のピアノの弾む音や教室の雰囲気も、断片的ではあるが、鮮やかに覚えている。

 1番の歌詞は、次のようだった。

  波濤千里     洋々と
  東にうねり    西に寄せ
  日出ずる国の  暁に
  雄々しく歌う   海の歌
  黒潮越えて    いざ行かん
  われらの海よ  太平洋

 戦前の歌だから、戦時中の歌だからという理由だけで、いい曲を抹殺しようとする教育方針が、日本の人間づくりをゆがめてきたのだ。
 
 雅楽であろうが、軍歌であろうが、日本の歌に変わりはないのだから、なぜそういう歌がつくられたのか、どうしてそんな戦慄になっているのかということをきちんと話をすればいいだけのことだ。

 公海である太平洋を「われらの海よ」とは何事かなどと、難癖をつけようと思えばいくらでもつけられるが、そんな狭い了見の歌詞でないことは日本人なら誰でもわかる。

 You tube にもダークダックスの歌の曲が最近アップされた。
興味のある若い人は、聞いてみたら?

(城島明彦)

いまの日本にキャッチコピーをつけるとしたら、「殺伐(さつばつ)大国、ニッポン」か


隣は何をする人ぞ。

床下から何人もの死体。

子殺し、親殺し、枚挙にいとまなし。

なりすましネット脅迫。

苦労も失敗も厭(いと)う若者気質、はびこる。

ウソ八百で要領よく大儲けする口先人間、大増殖。

国の行く末より、おのれ第一のエセ政治家ばかり。

「右を向いても左を見ても、真っ暗闇じゃございませんか」
という鶴田浩二の歌が流行ったのは1970年代。

綾小路きみまろではないが、

「あれから40年」

いまじゃ、右や左だけでなく、上を見ても下を見ても、真っ暗闇じゃござんせんか。

えらい世の中でございます。

(城島明彦)

2012/10/15

「教育問題」は、吉田松陰から学びませう

日本の教育問題を論ずるなら、幕末の吉田松陰を読まなくっちゃ

 身分制度の厳しかった江戸時代にあって、それを無視し、生徒を「諸友」と読んで、対等に接した偉大な教育者だった吉田松陰。

 講義は、マンツーマンでもやり、朝でも晩でも、徹夜でもOK。
 泊まりだってOKだった。

 一私塾に過ぎなかった松陰の「松下村塾」で学んだ弟子たちが、やがて明治維新を成し遂げ、新しい時代の日本を創り、動かすのだ。

 弟子たちが旅立つときは、心のこもった送辞を贈った。

 龍馬や西郷と組んで維新に貢献した中心人物・髙杉晋作も、日本の初代総理大臣になる伊藤博文も、松陰の弟子だった。

 明治天皇の信頼篤かった乃木将軍が信奉してやまなかった吉田松陰。

 「誠心誠意の教育者」にして「日本を変えた思想家」。

 欧米事情を自分の目で見ようとして、深夜、小舟でペリーの軍艦に近づき、アメリカへいこうとした行動派だったが、鎖国という障害に阻まれ、果たせなず、「安政の大獄」で30歳という若さで斬首された。 

 維新後、高く評価され、やがて松陰神社が建立され、祀られた。

 ――と、宣伝タッチの文章を書いてしまった。

 Photo_3

 ※徳間書店の「TOWN MOOK」で、オイラも執筆陣の一人でやんす。読んでみておくんなまし)

 (城島明彦)

2012/10/14

北川景子は、すごい! 新連続ドラマ「悪夢ちゃん」(第1回)は面白かった!

日テレのドラマ「悪夢ちゃん」(2012年10月14日午後9時放送)はよくできていた

 見る前は、題名から「悪魔くん」とか「妖怪人間ベム」の亜流かと思って小馬鹿にしていたが、ほかに面白そうな番組もないので、たまたまチャンネルを合わせたら、これが面白く、最後まで見てしまった。

 テレビドラマはめったに褒めない私ではあるが、このドラマは、
 「面白かった」
 と素直に褒めたい。

 演出も上手い。娯楽作品の見せ方を知っている。

 NHKの大河ドラマ「平清盛」の演出家たちは、このドラマの演出家の爪のあかでも煎じて飲んだらどうか。
 
 日テレは、「妖怪路線」という金の鉱脈を掘り当てたようだ。

 話も人物設定もしっかりし、よくできたストーリーになっていたのは、恩田陸の小説『夢違』を原案としているからか。

 ファンタジーでありながら、SFXにも金をかけていて、フロイトの夢判断のような要素も盛り込まれており、説得力もあり、大人も子どもも楽しめる娯楽作品に仕上がっていた。

 ただし、連続ドラマは、初回だけ面白いというケースがほとんどなので、2回目以降どうなるかだ。


北川景子は近年まれに見る名女優

 主役の教師役を演じている北川景子は、「演技が上手い」と感心した。

 同じく北川景子が女料理人に扮した22日午後9時放送の「みをつくし料理人」(テレ朝)は、用事があって見落とした。(最後のところだけ見て、「しまった。面白そうなドラマを見落とした」と悔やんだものだった。
DVDになったら見たい。

 藤沢周平の短編小説『花のあと』(2010年3月公開)を映画化した同名の映画で、北川景子は、仇打ちを行うストイックな女剣士に扮したが、その演技が素晴らしかった。

 そのときまで彼女のドラマや映画を一本も見ていなかったので、
 「すごい女優が現れた」
 と、えらく興奮して、知りあいの女性の編集者に、
 「この子は、日本を代表する大女優になる」
 とメールを打ったら、
 「すでに大女優として高く評価されています」
 と冷やかに返された。

 どんな映画やドラマに出ていたのかと思って、北川景子のホームページを覗いてみたら、元ファッションモデルだった。

 「道理でスタイルがいい訳だ」
 と納得したが、そこに載っているケバイ化粧とぶっとんだヘアスタイルの写真を見て、時代劇を演じた姿との落差に驚き、
 「どうしてこんな格好をするのか」
 と、がっかりしてしまったことを思い出す。

 「花のあと」の監督中西健二は、厳しく育てられた江戸時代の武士の娘の所作に徹底的にこだわっており、演出力で評価が分かれたが、私はその美学を高く評価し、日本アカデミー賞に間違いなくノミネートされるだろうと思ったが、そうはならず、
 「日本の映画界の人間は見る目がない」
 と知り合いに毒づいたものだった。

 その映画では、共演の甲本雅裕も絶妙の演技をし、彼女の父親役の國村峻もよかった。

 そんなわけで、別の映画「瞬 またたき」(監督:磯村一路/2010年6月公開)も見た。
 これは現代ものサスペンス映画だったが、北川景子の演技の確かさには魅了された。

 彼女のほかの作品も見たいが、宮本武蔵の『五輪書』(ごりんのしょ)の現代語訳に取り組んでいて、見ている時間が取れないのが辛い。

 NHKは、こういう女優をこそ大河ドラマの主人公に据えるべきではないのか。


※追記 視聴率(関東地区/ビデオリサーチ調べ)
     10月14日(午後8時~)放送 NHK大河ドラマ「平清盛」     9.6%
     10月14日(午後9時~)放送 日テレ連続ドラマ「悪夢ちゃん」 13.6%

(城島明彦)

2012/10/09

NHK大河、台風こなけりゃ、誰も見ず! 視聴率10.5%(第37回)→14.3%(第38回)→9.7%(第39回)

 
「平清盛」の5か月ぶり〝好〟視聴率14.3%(9月30日/関東地区)は、台風直撃効果だった 

 第38回「平家にあらずんば人にあらず」は、電話がかかってきてドラマを見るのが中断したので、土曜日の再放送で見た。
 
 盛りだくさんな内容で、わかりやすく、「悪くない」と思ったら、14.3%という高視聴率(関東地区/ビデオリサーチ調べ)を記録していた。
 
 驚き、桃の木、山椒の木。ああ、備蔵鯉太(びっくらこいた)。
 14%台は、何と5月13日(第13回)の14・7%以来である。

 ▼9月の視聴率推移(関東地区/ビデオリサーチ調べ)
  11.1%(2日)→10.5%(9日)→10.1%(16日)→10.5%(23日)→14.3%(30日)

 どうして視聴率がよかったのか。
よく考えたら、何のことはない。どえらい台風が本州を襲った日で、外出を控えたからだ。

 ダーティーイメージの小林幸子の紅白出場はアウトでも、MHKは、
 ♪ 雨、雨、降れ降れ、もっと降れ (「雨の慕情」)
 で、雨女の八代亜紀は100%出場だァ?


ドラマ自体は面白かったのか? 

 視聴率急上昇の理由は、台風以外にもいくらかあった。それは――

 ①誰もがよく知っている「平家にあらずんば人にあらず」がタイトルだった。
 ②歴史の教科書に出てくるエピソードが盛りだくさんだった(清盛の娘徳子が高倉天皇の后として入内し、平家の権力が絶頂期に達する話。伊豆に流されている頼朝と北条政子の話。不満をくすぶらせる以仁王の話。義経の話。など)

 建礼門院徳子は、壇ノ浦の合戦で入水するが、源氏の兵士の熊手に髪の毛をひっかけられて助けられ、その後、京都の大原の寂光院に隠棲するが、その悲話もよく知られており、寂光院は京都観光の有名スポットの一つになっている。

 ③後白河法皇の謎かけが面白かった。
 ④室内の映像が多く、汚い画面が比較的少なかった。

 要するに、全体に話がわかりやすく、もりだくさんで、親しみやすい展開になっていたことも視聴率アップにつながったのではないか。


第39回「兎丸無念」(10月7日放送)は9.7%に急落――話が単純で画面も汚く、面白さに欠けた

 しかし、京の五条の橋の上で弁慶が義経と戦う有名な場面から始まる第39回「兎丸無念」は、兎丸という架空の人物の最後を描いた話で、外のシーンが多く、また汚い場面が多く、話も単調で面白くなかった。

 その結果、9.7%と、またまた視聴率は10%を割ってしまった。

 兎丸を「清盛の化身」のような人物に設定したアイデアは悪くないが、いつ見ても薄汚く、清盛に対し、出会ったときから死ぬまで「ため口をきく」という設定はいかがなものか。

 二人きりになれば、それでも構わないが、人前でも同じような口のきき方をするというのは、きわめて不自然。

 今の時代なら、会社で元上司よりはるかに偉くなった場合、他人の目がある元上司は敬語を使うのが普通。

 ましてや身分制度が厳しかった時代に、太政大臣になった相手に「友だちのような口のきき方」をすることはありえない。

 そういう嘘は、視聴者を愚弄しているととられかねない。

 徳子役の二階堂ふみという若い女優は、NHK好みのようだが、個人的には徳子のイメージとは違う。


明るく元気になれる大河ドラマがいい

 再来年の大河ドラマは「明智光秀」という噂があるが、先の自民党総裁選挙で、石原伸晃は「平成の明智光秀」といわれ、人気を落とした。

 日本人に最も嫌われて続けてきた武将は、主君を裏切った明智光秀と意地悪をして赤穂浪士に仇を討たれた吉良上野介である。

 明智光秀も吉良上野介も地元では悪くいわれてはいないが、圧倒的大多数の日本人の捉え方は「悪人」である。
 特に光秀は、信長というスケールの大きな男を殺したことで、日本が飛躍する夢を断ってしまった。

 明智光秀は単なる噂の域を出ていないが、そういう人物をわざわざ選ぶとすれば、時代に逆行し、NHKのセンスが問われることになるだろう。

 暗い世の中に、暗い話を持ってきては、誰も見る気がしない。

 回りくどい話や理屈っぽい演出はダメだ。
 明るく、元気の出るドラマがいい。

 「平清盛」の放送で、どの回の視聴率が高かったかをチェックすれば、どんな人物をどのように描けば国民の支持が得られるかがわかるはずだ。

 (城島明彦)

2012/10/07

渡辺謙と吉田茂。どこが似てるの!? NHK土曜ドラマスペシャル「負けて勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」(全5回)


イメージがあまりに違いすぎるのは、どうか


 渡辺謙は名優だが、ほんものの吉田茂とのイメージがあまりにも違いすぎて、ドラマを見る気がしない。
 その一言に尽きる。

 実在の人物とあまりにも背格好や話し方などが違っていれば、別人としか映らない。

 吉田茂は、アメリカ人を見下ろしているほど背も高くなかったし、声も甲高かった。

 歩き方とか、しゃべり方とか、怒鳴り方とかをもっとまねした方が、よりリアリティが出るのではないか。

 渡辺謙の吉田茂では、架空の人物を演じているようで、作品の中へ入っていけない。

 NHKも困ったものだ。

 そう思うのは、私だけか。

(城島明彦)

2012/10/04

橋下徹殿! 松波健太ごときに舐められてどうする。どうせなら、小泉進次郎と組め!

既存のポンコツ国会議員と組むのでなく、国民が「おっ」と思うような議員と組むべし

「橋下独裁にはしない」 
 と吠えた松波健太は、国会でコップの水をぶちまけた松波健四郎の甥っ子。
 健四郎の知名度で国会議員に当選したに過ぎず、政治家二世のようなものだ。

 そのレベルの一介のヒヨッ子議員に好き勝手なことをいわれるようじゃ、「橋下ブランド」「維新ブランド」は下がる一方だ。

 松浪や松野頼久あたりの「既存政党の落ちこぼれ議員」を受け容れるくらいなら、同じ二世でも、いや三世か、小泉進次郎のようにズバズバものをいいながら、あまり反感をもたれないものと組むべきだ。

 クレヨンしんちゃん、じゃなかった、小泉しんちゃんなら、自民だろうが、国民は大喜びだ。


維新の会の政治力は〝松浪レベル〟なのか?

 維新の会は、橋下でもっている。
 橋下のやることなすことが痛快だから人気がある。

 痛快といえば、鞍馬天狗だ。

 正義の味方だ。

 正義の味方といえば、月光仮面だ。(ちと古すぎるか?)

 橋下徹は、弁護士だから、「正義の〝見方〟」か。

 そんなことはどうでいいが、

 「危なっかしいところもあるし、強引だが、それでもいいから思いきったことをやって停滞した日本に新風を送ってくれ」
 というのが橋下への世間の期待。

 「独裁で構わないからどんどんやって、日本を再生させてくれ」
 それが橋下を支持する人たちの胸中だ。

 まともなことをいい、まともなことをやっている限り、どくさいでいいのだ。

 まともなこととは何か。
 たとえば、「市役所の役人が入れ墨を入れていることをおかしい」と考える、ごく普通の感覚だ。

 こういう感覚がなくなったから、日本はおかしくなったのでずぞ。


素人発想、大いに結構!

 プロを自称する腐り切った発想しかできず、どんどん日本をダメにしてきた既存の政治家より、素人発想の方がはるかに素晴らしい。

 「維新の会は、ほころびが見せ始めた」
 と思われたら、おしまいだ。
 そういわれないように、橋下徹殿、既存の政治家が眉をひそめる大胆なことを、どんどんやっておくんなまし!

こんなん出ましたけど

 Photo

 夏目漱石が激賞した純愛物語(伊藤左千夫『野菊の墓』を城島が現代語訳。理論社)。
 現代語にして読みやすくしました。読書の秋に、1冊どうぞ。1200円。
 
 (城島明彦)

2012/10/02

「一億総平和ボケ」の日本国民は、早く目を覚ませ! 領土問題もオスプレイも、「日本は敗戦国」という認識が他国にあるからだ。

「腰抜け日本」と、戦後70年も経っているのに「従軍慰安婦」で騒ぎ立てる「陰湿な韓国」

 韓国は、日本からさんざん賠償金をせしめておきながら、「従軍慰安婦」がどうのこうのといっている。

 従軍慰安婦? それは一体、いつの時代の話なんだ。

 従軍慰安婦の一件は、売国奴の日本人が捏造した話ではないのか。

 竹島を韓国に不法占領されたことに日本人は文句はいうが、軍隊を使った実力行使を国に求めなかった。
 「日本という国は、臆病だ」
 と舐められているから、韓国はわが者顔で、不法占拠をエスカレートさせてきたのだ。

 「そういう腐った根性をしている国だから、堂々たる軍隊を保有していたかつての日本を刺激し、侵略され、植民地にされたのだ」
 そういいたくもなってくる。
 かつての日本が悪いだけではない。挑発する言動を韓国もさんざん行ってきたのだ。

 戦後の「李承晩ライン」も、戦後のドサクサにやった。
 そうした陰湿なやり方は、今も同じだ。

 日本以外の国で、ちゃんとした軍隊を持っている国なら、不法占拠はされるわ、領海は侵犯され放題だわなどという事態まで立ち至る前に、軍艦を派遣し、大砲の一発や二発は見舞っているだろう。

 それなのに、日本はあまりにもノー天気で、
「竹島は日本固有の領土」
 と、ぶつくさいうばかりだ。

 こういうのを「外交オンチ」といい、そういう国を「腰抜け国家」という。


憲法を改正し、日本は中国を超える軍事大国を目指せ

 日本は、敗戦国になり、「戦争放棄」を盛り込んだ平和憲法をアメリカに押し付けられたから、「原爆」も「水爆」も開発できなかった。

 だが、「原子力の平和利用」などという妙な理由をつけて「原発」を推進した結果が、先の福島第一原発の悲惨な事故だ。

 いささか危険な言い方になるが、もし日本が先進国並みに核を開発し、核軍備をしていたら、かえって原発に用心深くなり、あんな事故は起こらなかったかもしれない。

 日本が核軍備していたら、北朝鮮や韓国、中国の日本に対する姿勢は、こんなに高飛車ではなかっただろう。


為政者は「日本は、いまも占領されている」「いまだに敗戦国扱い」と認識せよ!

 岩国の米軍基地から沖縄の基地へ「オスプレイ」が移送飛行する光景を見て、

 岩国市長や沖縄県知事、沖縄の住民たちが異口同音に、
 「自分たちの意向をなぜアメリカは無視するのか」
 と文句をいっている光景は、私には滑稽に見える。

 日本の置かれた立場を認識していないとしか思えないからだ。

 そういう連中の多くは、「戦争反対!」「軍備反対!」などと唱えてきた。
 日本の将来を読めなかったそうした思想や言動が、オスプレイ導入とか、領土問題で中国や韓国ともめることにつながってきたのだ。

 アメリカに強いことをいおうと思うのなら、米軍が不要なくらいの軍隊を自国でまかなわなければならない。
 沖縄には現在の駐留米軍を超えるだけの日本の軍隊を常駐させるから、米軍はグアムへ移転願います。ただし、連絡は密にし、いざという事態には一糸乱れぬ共同体制をとれるようにしておく。

 それならアメリカも聞く耳を持ち、ごく一部の連絡要員だけを常駐させるだけの規模に縮小するかもしれない。


アメリカの占領政策が「世界に通用しない平和ボケ日本民族」を生んだ

 ナチスが登場したのは、第一次大戦の戦勝国がドイツに多額の賠償金を貸したからだった。

 その反省に立って、連合国=アメリカは、「軍隊を持たない国」にするなど、日本の占領政策を行った。

 異国への侵略も戦争も、領土のぶんどり合戦だ。
 世界の歴史が「侵略の歴史」であり、「戦争の歴史」であることは、歴史の教科書をみなくてもわかる。

 だが今の日本人は、そのことが頭にない。

 日本国民は、戦後、
 「世界で唯一の戦争を放棄した平和憲法だ」
 「軍隊を持たない国だ」
 などという現実ばなれした〝まやかしの思想〟をさんざん刷り込まれた。

 そういう思想を口にしたり本にした「エセ文化人」を、朝日新聞などのマスメディアがさかんに取り上げ、国民をあおり続けてきた。

 そのお陰で、今じゃしっかり「一億総平和ボケ」だ。

 「中国は攻めてこない」
 などとノンキなことをいう政治家まで現れる始末である。

 アメリカは、太平洋戦争に敗れた日本がかつてのナチス時代のドイツになることを恐れて、賠償金をとらず、逆に「ガリオアエロア」などに代表される資金援助をした。

 米ソ冷戦時代のアメリカが露骨な反共政策をとり、日本に軍隊を駐在させ、ソ連や中国ににらみをきかせてくれたお陰で、日本は軍事費を浮かし、経済分野に国家予算を投入できた。

 日本が少し前の中国とおなじような驚異の経済成長を実現できたのは、そうした正常ではない状況がなせるワザだった。

 ただし、日本はまだ米軍の占領下にあるのだ。 

 オスプレイの普天間基地への移送の一件では、沖縄知事も岩国市長も、そうした状況がまったく理解できていないとしか思えないような低レベルの発言を繰り返している。

 オスプレイでは、日本が敗戦国であり、いまだにアメリカに占領されているという現実をきちんと認識したうえで、米軍が耳を傾けるような発言をしなければ、どんなに声高に叫んでも空理空論と同じである。

 発言するなら、もっと気のきいた発言をしろ、といいたい。

(城島明彦)

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