目には目を! 日本も「空母」を保有し、領海の守りを磐石にせよ!
島国と平和憲法が「日本人の領土意識」をミスリードした
「中国は尖閣諸島、韓国は竹島だ。ならば、オイラにも『尖閣よこせ!』」
と台湾がシャシャリ出て、〝浅ましい国〟の仲間入りだ。
遅れてきた分を一気に取り戻そうと、接続水域を越えて領海侵犯までやらかすという過激な行動に出た。
「なぜ台湾が!?」
などと驚いている日本人が多いかもしれないが、これが領土に対する普通の国の感覚・意識なのだ。
いっそのこと、中国VS韓国VS台湾で「3すくみ」の争奪戦争でもやったらどうか。
そうなれば、日本は悠々と高みの見物だが、そううまく事は運ばない。
それにしても、日本人の国防・領土意識に対する考えは甘すぎる。
中国はオスプレイの米軍海兵隊の戦力増強を恐れているのに、そういう面はまったく見ないで、ただ単純に「オスプレイ反対」といっている日本人が多すぎる。
日本は、1日も早く空母を保有しないといけない。
日本製を開発・製造している時間はないから、とりあえず米国製の中古でもいいから購入し、領海の守りを固めるべきである。
アメリカに押し付けられた平和憲法の時代は終わった
日本人は島国だったお陰で、ヨーロッパ諸国やアジア諸国のように境界線争いを、太平洋戦争で敗れるまで経験していなかった。
外敵の襲撃にしても、蒙古襲来を除けば、次は幕末の黒船襲来までなかった。
安全神話がいつのまにか日本人を支配し、しかも敗戦後、アメリカから「軍隊所持せず」という、現実離れした憲法を押し付けられた。
アメリカは、日本やドイツに軍隊を持たせると、また戦争をしでかすだろうと恐れてのことだった。
そのかわり、米軍が日本に駐留し、アジア・オセアニア方面へのにらみをきかせると同時に、ソ連のアジア進出への歯止めもかける役割を負った。
ところが、朝鮮戦争が勃発し、ソ連あるいは中共(中国)の脅威が増したことで、日本の防衛を充実させる必要に迫られ、自衛隊をつくらせた。
戦争放棄を憲法に盛り込ませたために、「軍隊」ではなく、「自衛隊」などというわけのわからない名称になってしまったが、いまさら「軍隊」にはできなかった。
〝福島瑞穂的平和ボケ感覚〟の日本人が多すぎた
社民党党首の福島瑞穂は、心根のやさしい人ではあるが、国際感覚、防衛感覚があまりにズレ過ぎている。
過日の産経新聞のインタビューでの福島みずほの返答は、「本気でこんなことを思っているのか」と思える内容だった。
△産経「他国からの攻撃にはどう対応するか」
▼福島「9条で『世界を侵略しない』と表明している国を攻撃する国があるとは思えない。攻撃する国があれば世界中から非難される」
「攻撃」とは口先だけの攻撃ではなく、武力行使である。
その後、中国で展開された暴動は、中国政府が扇動した立派な武力攻撃であり、日本人および日本企業に対する攻撃である。
福島瑞穂は、女性だからか、それとも、ぶん殴られてもじっと耐え忍ぶ平和主義者なのか。
現実ばなれした、何とも不思議な国際感覚をしている。
平和憲法を掲げ、「世界を侵略しない」と公言している国を攻撃する国はないという彼女の発想は、どこから出てくるのか不思議である。
日本が「世界を侵略しない」といっているからこそ、中国や韓国が図に乗って攻めて来ているのだ。
△産経「中国政府に尖閣諸島を侵略される可能性はないか
▼福島「尖閣は民間人の所有だ。侵略は所有権侵害にあたり、領土侵犯に当たる。今(7月27日現在)のように経済的に両国の関係が密接ななか、中国政府は戦争という手段が取れるだろうか」
福島瑞穂は、どういう根拠でいっているのかは知らないが、
「中国は善良でおとなしい国。侵略などしない」
とみなしているようだが、はたしてそうか?
相手が、理不尽な理論を振り回す領土拡張志向の国であると認識しないと、日本は中国の属国にされてしまうだけだ。
中国は陸・海・空の軍備増強を図る長期的国家戦略にのっとり、まず陸・空の軍備を増強し、一定の成果を達成したので、ここ数年前から海の軍備拡張へと進出してきた。
フィリピン沖、ベトナム沖では、武力で威嚇しながら、「領海」を拡張し続けてきたのだ。
その根底にあるのは、漢民族は優秀な民族であり、周辺の国は属国として従うべきだとする「中華思想」だ。
日本軍に満州を占領され、属国にされた屈辱感をいまだに払拭できず、あらゆる機会を捉えて、日本に復讐しようとする怨念が漢民族にはある。
福島が「尖閣は民間人の所有だ」といってほどなく尖閣諸島は国有化された。
先が読めない政治家は、致命的だ。 先の読めない国際感覚の上に構築された理論は、信憑性を欠く。
△産経「尖閣に自衛隊を常駐させる案が浮上している」
▼福島「問題をこれ以上緊迫させるべきではない。尖閣は日本の領土であることは間違いない。日本には海上保安庁もある。自衛隊を置く必要はない」
いまの時代にこんなことをいう人間がいること自体、脅威だ。
中国は、国民をコントロールするために、81年も前の柳条溝事件を持ち出す歴史感覚の国である。
尖閣諸島では、自民党も偉そうなことをいえた義理ではない。
ホラを吹くの点は、民主党とちっとも変わらない。党首選挙の遊説では、吠える吠える。
弱腰外交を続けて、韓国をのさばらせたのは自民党じゃないか。
それなのに、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」か。
韓国は捏造が当然の国
李承晩(初代韓国大統領)が1951年に日本に突きつけた8項目の「対日請求要綱」以降、韓国は、ことあるごとに「被害者意識」を振りかざし、「教科書問題」「靖国神社問題」「従軍慰安婦問題」と屁理屈をこねまわし、「金よこせ」の繰り返しだ。
そうした動きの裏には、必ず、人権派弁護士やら大マスコミやら代議士やらの複数の「日本人の売国奴」が暗躍してきた事実が悲しい。
韓国の国民が、自国を礼儀正しく、誇り高い国と思うのなら、「国家の恥」「民族の恥」ということを知らないといけない。
日本憎しで、尖閣と竹島という共通の領土意識から、韓国は短兵急に中国と手を結ぼうという動きをしているが、さんざん中国にいたぶられ続けた過去の歴史を忘れたのかといいたい。
中国は、相手を支配下に置くことで飛躍しようとする国だ
上位に立つ方法には、①相手を叩いて自分の地位を上げるやり方と、②相手の頑張り以上に自分が頑張ることで上位に立つやり方がある。
高度経済成長期の日本は、②のやり方で世界第2位の経済大国になったが、中国や韓国のやり方は、すべてがそれだとはいわないが、①のやり方が目立つ場面が多い。
中国がオリンピックのバトミントンの試合で見せた無気力試合など、どう好意的に見ても②でないことだけは確かである。
そういう国を相手に戦っているということを日本も日本人も意識してかからないと、取り返しのつかないことになる。
いやすでに、取り返しがつかなくなっている。
この責任は、誰がどう取るのか。
民主党も自民党も、それをはっきりさせるべきではないのか。
(城島明彦)
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