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2012/09/28

橋下徹提言「領土問題の周辺国と共同管理するルールづくり」は現実無視の理想論

橋下維新には期待したいが、中身が見えない不安も多い

 「日本維新の会」の橋下徹大阪市長は、尖閣諸島や竹島問題の海域・地下資源の利用に関して、「利用にルールを決めるべきと発言したことが、メディアで報じられているが、これは中国や韓国が納得するはずがない非現実論である。


 橋下維新になだれ込んだのは、はっきりいって〝カス国会議員〟

 松野頼三の息子ほか、次回の選挙で自分の立場が危うくなって、人気のある「維新の会」に走ったことは国民は誰でも知っている。

 国会を少しでも知っている連中を受け入れることで、維新の候補として集まってきたド素人の連中を教育してもらおうという気持ちはわからなくないが、「脱党」して維新にすがりついた連中は、元の政党では「何もできなかった」か「たいしたことをやっていない連中」。

 そういう〝カス場の男たち〟を受け入れれば受け入れるほど、「維新の会」は、うさんくさくなっていく。


爆弾をかかえる安倍晋三と手を組むと、どうなるか 

 教育論などで共通性があるからといって、安倍晋三と手を組む可能性も大だが、次の選挙で自民が政権党に復帰し、安倍晋三が首班になったら、以前公約した「靖国参拝」を行わなければならない。

 そうなったら、中国・韓国の反日感情は、いま以上に激烈化する。

 安倍晋三は、大腸に爆弾を抱えているが、中国・韓国というもっと大きな爆弾を抱えることになる。

 そうしたことを含めて、もっと現実的な問題を明らかにしていかないと「維新の会」の政策は、政策としての体をなさず、国民の支持は次第に減っていく。

 問題は、それだ。

(城島明彦)

2012/09/26

目には目を! 日本も「空母」を保有し、領海の守りを磐石にせよ!

島国と平和憲法が「日本人の領土意識」をミスリードした

 「中国は尖閣諸島、韓国は竹島だ。ならば、オイラにも『尖閣よこせ!』」
 と台湾がシャシャリ出て、〝浅ましい国〟の仲間入りだ。

 遅れてきた分を一気に取り戻そうと、接続水域を越えて領海侵犯までやらかすという過激な行動に出た。

 「なぜ台湾が!?」
 などと驚いている日本人が多いかもしれないが、これが領土に対する普通の国の感覚・意識なのだ。

 いっそのこと、中国VS韓国VS台湾で「3すくみ」の争奪戦争でもやったらどうか。
 そうなれば、日本は悠々と高みの見物だが、そううまく事は運ばない。

 それにしても、日本人の国防・領土意識に対する考えは甘すぎる

 中国はオスプレイの米軍海兵隊の戦力増強を恐れているのに、そういう面はまったく見ないで、ただ単純に「オスプレイ反対」といっている日本人が多すぎる。

 日本は、1日も早く空母を保有しないといけない。
 日本製を開発・製造している時間はないから、とりあえず米国製の中古でもいいから購入し、領海の守りを固めるべきである。


アメリカに押し付けられた平和憲法の時代は終わった 

 日本人は島国だったお陰で、ヨーロッパ諸国やアジア諸国のように境界線争いを、太平洋戦争で敗れるまで経験していなかった。

 外敵の襲撃にしても、蒙古襲来を除けば、次は幕末の黒船襲来までなかった。

 安全神話がいつのまにか日本人を支配し、しかも敗戦後、アメリカから「軍隊所持せず」という、現実離れした憲法を押し付けられた。

 アメリカは、日本やドイツに軍隊を持たせると、また戦争をしでかすだろうと恐れてのことだった。

 そのかわり、米軍が日本に駐留し、アジア・オセアニア方面へのにらみをきかせると同時に、ソ連のアジア進出への歯止めもかける役割を負った。

 ところが、朝鮮戦争が勃発し、ソ連あるいは中共(中国)の脅威が増したことで、日本の防衛を充実させる必要に迫られ、自衛隊をつくらせた。

 戦争放棄を憲法に盛り込ませたために、「軍隊」ではなく、「自衛隊」などというわけのわからない名称になってしまったが、いまさら「軍隊」にはできなかった。


〝福島瑞穂的平和ボケ感覚〟の日本人が多すぎた

 社民党党首の福島瑞穂は、心根のやさしい人ではあるが、国際感覚、防衛感覚があまりにズレ過ぎている。

 過日の産経新聞のインタビューでの福島みずほの返答は、「本気でこんなことを思っているのか」と思える内容だった。

 △産経「他国からの攻撃にはどう対応するか」
 ▼福島「9条で『世界を侵略しない』と表明している国を攻撃する国があるとは思えない。攻撃する国があれば世界中から非難される」

  「攻撃」とは口先だけの攻撃ではなく、武力行使である。
 その後、中国で展開された暴動は、中国政府が扇動した立派な武力攻撃であり、日本人および日本企業に対する攻撃である。

 福島瑞穂は、女性だからか、それとも、ぶん殴られてもじっと耐え忍ぶ平和主義者なのか。
 現実ばなれした、何とも不思議な国際感覚をしている。

 平和憲法を掲げ、「世界を侵略しない」と公言している国を攻撃する国はないという彼女の発想は、どこから出てくるのか不思議である。

 日本が「世界を侵略しない」といっているからこそ、中国や韓国が図に乗って攻めて来ているのだ。
 
 △産経「中国政府に尖閣諸島を侵略される可能性はないか
 ▼福島「尖閣は民間人の所有だ。侵略は所有権侵害にあたり、領土侵犯に当たる。今(7月27日現在)のように経済的に両国の関係が密接ななか、中国政府は戦争という手段が取れるだろうか」
 
 福島瑞穂は、どういう根拠でいっているのかは知らないが、
 「中国は善良でおとなしい国。侵略などしない」
 とみなしているようだが、はたしてそうか?

 相手が、理不尽な理論を振り回す領土拡張志向の国であると認識しないと、日本は中国の属国にされてしまうだけだ。

 中国は陸・海・空の軍備増強を図る長期的国家戦略にのっとり、まず陸・空の軍備を増強し、一定の成果を達成したので、ここ数年前から海の軍備拡張へと進出してきた。

 フィリピン沖、ベトナム沖では、武力で威嚇しながら、「領海」を拡張し続けてきたのだ。
 その根底にあるのは、漢民族は優秀な民族であり、周辺の国は属国として従うべきだとする「中華思想」だ。

 日本軍に満州を占領され、属国にされた屈辱感をいまだに払拭できず、あらゆる機会を捉えて、日本に復讐しようとする怨念が漢民族にはある。

 福島が「尖閣は民間人の所有だ」といってほどなく尖閣諸島は国有化された。

 先が読めない政治家は、致命的だ。 先の読めない国際感覚の上に構築された理論は、信憑性を欠く。

 △産経「尖閣に自衛隊を常駐させる案が浮上している」
 ▼福島「問題をこれ以上緊迫させるべきではない。尖閣は日本の領土であることは間違いない。日本には海上保安庁もある。自衛隊を置く必要はない」

 いまの時代にこんなことをいう人間がいること自体、脅威だ。

 中国は、国民をコントロールするために、81年も前の柳条溝事件を持ち出す歴史感覚の国である。

 尖閣諸島では、自民党も偉そうなことをいえた義理ではない。
 ホラを吹くの点は、民主党とちっとも変わらない。党首選挙の遊説では、吠える吠える。

 弱腰外交を続けて、韓国をのさばらせたのは自民党じゃないか。
 それなのに、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」か。 

 
韓国は捏造が当然の国

 李承晩(初代韓国大統領)が1951年に日本に突きつけた8項目の「対日請求要綱」以降、韓国は、ことあるごとに「被害者意識」を振りかざし、「教科書問題」「靖国神社問題」「従軍慰安婦問題」と屁理屈をこねまわし、「金よこせ」の繰り返しだ。

 そうした動きの裏には、必ず、人権派弁護士やら大マスコミやら代議士やらの複数の「日本人の売国奴」が暗躍してきた事実が悲しい。

 韓国の国民が、自国を礼儀正しく、誇り高い国と思うのなら、「国家の恥」「民族の恥」ということを知らないといけない。

 日本憎しで、尖閣と竹島という共通の領土意識から、韓国は短兵急に中国と手を結ぼうという動きをしているが、さんざん中国にいたぶられ続けた過去の歴史を忘れたのかといいたい。


中国は、相手を支配下に置くことで飛躍しようとする国だ

 上位に立つ方法には、①相手を叩いて自分の地位を上げるやり方と、②相手の頑張り以上に自分が頑張ることで上位に立つやり方がある。
 高度経済成長期の日本は、②のやり方で世界第2位の経済大国になったが、中国や韓国のやり方は、すべてがそれだとはいわないが、①のやり方が目立つ場面が多い。

 中国がオリンピックのバトミントンの試合で見せた無気力試合など、どう好意的に見ても②でないことだけは確かである。

 そういう国を相手に戦っているということを日本も日本人も意識してかからないと、取り返しのつかないことになる。
 いやすでに、取り返しがつかなくなっている。
 
 この責任は、誰がどう取るのか。

 民主党も自民党も、それをはっきりさせるべきではないのか。


(城島明彦)

2012/09/21

これが相撲か!? ①張り手→②ヒジでアッパーカット&頚動脈圧迫→③顔面へ頭突き――白鵬の〝3段式暴力相撲〟で妙義龍が失神!

こんな決まり手で横綱として恥ずかしくないのか、白鵬!

 両国国技館で行われている「大相撲秋場所」の12日目(9月20日)の取り組み「白鵬×妙義龍」戦で、白鵬は立ち上がりざま、左手で妙義龍(関脇)の右耳あたりに「張り手」をかました。

 「また張り手か。こりない奴だ」
 と思った瞬間、妙義龍の体がどっと崩折れた。失神したのである。

 白鵬の動きが早くてわかりづらかったが、張り手で失神したのではなかった。
 白鵬は第1弾の左手を使った「張り手」に続き、第2弾として「曲げたヒジで下顎」にアッパーカットをかました。そのとき 白鵬の右腕は、妙義龍の顎の骨を直撃しただけでなく、頚動脈にも確実にヒットしていた。

 それで妙義龍は失神し、土俵に崩れ落ちたのだ。
 横向きにぶさまな格好で倒れたまま、しばらく動けず、呼び出しが土俵に上がって助け起こすという醜悪な事態になった。

 立ち上がってからも、よろよろしていたところをみると、脳に相当の一時的ダメージを受けたようである。


「白鵬は確信犯! 急所を狙った」と思われても仕方がない

 成り行きでたまたま当ったのなら仕方がないが、白鵬は、日頃から横綱にあるまじき「張り手」を頻発させていることから推して、確信犯とみなされても仕方がない。
 「たちが悪い」
 ということだ。

 この日の幕の内の全取り組み中、「張り手」を使った力士は白鵬だけだったという事実を考えても、横綱の品位を汚している。

 勝負の途中で、空振りには終わったが「張り手」らしきものをしようとした力士は二人いたが、立ち上がりざま、下位の力士に対して「張り手」をかましたのは白鵬だけである。

 相撲途中で「張り手らしきもの」をくりだした二人の力士は、どちらも外国人だった。ブルガリア出身の碧山(あおいやま)とロシア出身の阿覧(あらん)である。

 白鵬が張った個所は「顔面」ではない。「耳のあるあたり」だ。これまでにも同じことを何度もやって味をしめている。
 これを「確信犯」という。
 白鵬が狙ったのは、耳の穴を通じて脳とつながっている危険な個所であり、急所に近いといってもよいところだ。


NHKのアナウンサーなら、日本語は正しく使え!

 NHKのアナウンサーは、
 「『張り手』、そのあとの『かちあげ』でふらついてしまいました」
 と実況したが、白鵬が放ったのは単なる「かちあげ」ではなかった。

 「かちあげ」という技は、相手の上体を起こすために、ヒジを曲げて下から肩や胸へと突き上げる責め方だが、そのとき意図的に顎や喉を狙えば「殺人技」に近い効果を生む。
 白鵬がやったのは、まさにその殺人技だったのだ。

 肩や胸をヒジで突くだけでは、相手は失神しない。
 相手が失神するような攻撃は、48手とはいえないような「限りなく禁じ手に近い技」である。

 加えて、白鵬は、「張り手」と「下顎への肘鉄(ひじてつ)」のあと、「ダメ押し」とばかりに、すでに崩れ落ちていた妙義龍の顔面に第3段となる「頭突き」を食らわしている。

 こんなプロレスまがいの荒っぽい相撲は、横綱相撲ではない。
 そんな相撲をとる力士を「強い」とはいわない。


横綱の「張り手を」は「パワーハラスメント」の一種だ

 下位の体の小さい力士が大きな力士を相手に何とかして勝ちたい一心で、一種の奇襲攻撃的な感覚で「張り手」「張り差し」「かちあげ」を行使するならまだしも、でっかい体で、しかも最高位の横綱が繰り返しやるべき手ではない。

 横綱にふさわしくないこういう乱暴な相撲を取っている限り、どれだけ勝とうが、何十回優勝しようが、白鵬は賞賛に値しない。

 なぜなら、極端な話、連日の取り組みで「張り手」や「かちあげ」に見せかけたプロレス技まがいの攻撃が頻出すれば、何人もの失神者が出るわけで、そんなことになったら、相撲は単なる「醜い格闘技」と化すからだ。

 横綱なら、正々堂々とした相撲で相手を倒せ!


白鵬は土俵の守護神をなめているのか?

 いうまでもなく、相撲は日本の国技だ。
 土俵入りにしろ、四十八手といわれる決まり手にしろ、そこには日本古来の芸能が持つ美しい型がある。

 まげを結った力士が、土俵に上がると塩で清め、しきりを行うなどの所作は、様式にのっとった神聖なものである。
 土俵は邪気を嫌う。
 だから、土俵の東西南北には守護神が祭られている。
 東の青房(青龍)、南の赤房(朱雀)、西の白房(白虎)、北の黒房(玄武)だ。

 平安京もこれらの四神が守るように造られたし、家康が江戸に幕府を開くときも四神を拝した。
 
 清めた神聖な土俵上で、醜い勝負をするのは、そうした伝統を汚すことになる。

 相撲協会は、「下位の力士が横綱に張り手をした回数」と「横綱が張り手をした回数」を調べて公表しろ!

 下位の者は地位が上の者、とくに横綱に対しては遠慮して、まず「張り差し」「張り手」は行わない。
 これまでの対戦で、下位の者が何人、横綱に対して「張り手」ないしは「張り差し」を行ったかを相撲協会は調査し、データを発表すべきである。

 横綱が「張り手」をした回数の方が圧倒的に多いというデータが出るはずだ。
 ということは、地位を利用した一種のいじめ「パワーハラスメント」といえる。

 そういうことを知りながら、白鵬は、しばしば「張り手」「張り差し」をやるから確信犯というのである。

 モンゴル相撲の影響か、引退に追い込まれた元横綱の朝青龍も張り手を乱発したが、日馬富士ほかの現役のモンゴル勢も、よく「張り差し」をやる。

 そのマネをしているのだろうか。〝角界のナベツネ顔〟稀勢の里も、大関になっていながら、しばしば「張り手」を使う。北の湖をほうふつさせる大きな体をしていながら、何とも性根が腐っている。

 白鵬は、69連勝という「不滅の記録」を打ち立てた名横綱双葉山を尊敬し、そのビデオを繰り返し見て研究していると話している。
その心がけは立派だが、双葉山がいつ誰と対戦したときに「張り手」「張り差し」「下顎への頭突き」をしたか、白鵬よ、いってみろ!


横綱は、ただ勝てばいいというのではない

 横綱相撲といわれるような立派な取り口で勝つのが、横綱だ。

 「はたき込み」で勝つのが横綱相撲といえないのと同様、何度も何度も「張り手」や「張り差し」を使うような白鵬は、「横綱」の権威を汚している。

 受けて立っても勝つ。それが横綱だ。

 美しく勝ってみせるのが横綱ではないのか。
 立派な横綱を目指すなら、姑息な「張り手」を頻発せず、正々堂々とした相撲を取れ。

(城島明彦)

2012/09/19

落合博満を切って高木守道を監督にした中日球団首脳の経営判断はハズレた

高木監督になって、観客離れはかえって加速

 セ・リーグで昨季優勝したにもかかわらず、落合博光監督を中日ドラゴンズ球団が解約して、ちょうど1年が経つ。

 落合解任の主な理由は、次の2点だった。

 ①落合博満は、中日ドラゴンズを競合チームに育て上げたが、中日スポーツの記者にさえリップサービスをしなかったために、新聞記事が書きづらく、記者連中から不評だった。
 
 ②1点を争う試合がほとんどの落合野球では、野球本来の醍醐味がなく、入場者が増えない。

 落合をクビにしてOB会の会長だった長老格の高木守道を新監督にした人事は、はたして成功だったのか。

 高木は、星野仙一ほどではないが、感情をあらわにする古いタイプの監督だ。
 妙なところでスクイズさせたり、奇妙な采配も目立った。

 それより何より、球団首脳が期待した観客は増えるどころか、減っているようだ。
 昨季は優勝し、日本シリーズに出場したので、その入場者数・入場料も球団にプラスされたが、今年は日本シリーズに出られるかどうか。


クライマックス・シリーズで、苦手ヤクルトに勝てる確率は50%

 昨季までの中日は、エースが相手に最少得点しか与えず、最後は浅尾・岩瀬の磐石の2枚ストッパーで僅差で勝利することが多かった。

 しかし、浅尾は5月半ばで肘を痛めて戦線離脱、4か月を捧に降り、9月に入ってやっと出てきた。

 その間、岩瀬も不調で、何人もの投手をたらい回しで、何とか逃げ切るという「場当たり的な采配」が目立った。

 そうこうしていたら、9月18日の巨人戦では、13勝4敗、防御率1・75というエースの吉見が4回途中でヒジに違和感を感じてリタイア。検査の結果、骨折していたことが判明。
 
 監督の高木やコーチの権藤は、どういう選手の健康管理をしていたのか。

 今年は、昨季とちがって、投手戦で星を落とす試合も多く、全体を通すと打線勝負で大量点を取って勝つ試合が結構多かった。しかし、大味な試合も目立ち、11安打を放ちながら1点も取れなかった試合を見て、高木では優勝できないと思った。

 数字だけを見れば、20以上も貯金しているのは立派ではあるが、阪神・DeNA・広島という弱すぎるチームの存在で、巨人が40以上も貯金するという「異常戦線下」で、どういう戦い方で勝利を掴み取るかといった采配が、高木にはなかった。

 9月18日時点での巨人VS中日のチーム別対戦成績は、次のようになっている。

△巨人成績(+41) 
 対ヤクルト   9勝7敗4分(+2
 対阪神    15勝5敗4分(+10)
 対DeNA   14勝3敗2分(+11)
 対広島    14勝6敗1分(+8)
 対中日    10勝10敗3分(0)
 交流戦    17勝7敗0分(+10

中日成績(+21)
 対ヤクルト   7勝13敗3分(-6
 対阪神    13勝6敗1分(+7)
 対DeNA   12勝5敗2分(+7)
 対広島    15勝6敗2分(+9)
 対巨人    10勝10敗3分(0)
 交流戦    12勝8敗4分(+4

 対ヤクルト戦での巨人との勝敗の差は、8つもある。これと交流戦の勝敗の差6つが、優勝と2位という大きな違いを生んだのである。

 中日は巨人と互角に戦ったが、そこで全力を使い果たして、勝てるはずのDeNA戦でいくつも逆転負けを喫するなどしている。

 高木には、「2強時代を勝ち抜く策がなかった」といえる。

(城島明彦)

〝狂大国〟(きょうたいこく)中国も〝挑戦半島〟の韓国も、本性を現しただけだ!


中国・韓国はコジツケの国

 今度、韓国が不法占拠し続けている竹島問題の原稿を雑誌に書くことになった。

 尖閣諸島では、中国政府が暴徒をあおり、日本、日本人、日本企業を無差別攻撃した。

 中国がやっていることは、典型的な〝マッチ&ポンプ〟だ!

 自分で火をつけて火事を起こし、延焼して大騒ぎになる頃合いを見計らって、何食わぬ顔で消防車を発動させ鎮火させる。

 天安門事件で、世界中から総スカンを食った経験がまったく生かされておらず、「中華思想」をふりかざして、権益の発生しそうなところはどこでも「おれの国のものだ」とシャシャリ出る。

 今回の暴動は、世界各国に、
 「やっぱり中国は、得体の知れない恐ろしい国だ」
 という強い印象を残した。

 中国と韓国は、互いの動きを時刻にうまく利用しているところがタチが悪い。
 その話は、後日、時間があるときに書く。


古典の現代語訳の難しさ

 話はがらりと変わり、近況報告である。

 私が手がけた伊藤左千夫の『野菊の墓』の現代語訳(理論社)が9月末には発売される予定。
これは小学生高学年から中学生を読者対象としたものではあるが、大人が読んでも鑑賞に耐える表現を心がけたつもりである。

 現代語訳といっても、ただ機械的に現代の言葉に移し変えればいいというものではなく、原作者の感情や文体などを強く意識しながら、ある個所では原作の表現をそのまま生かすが、ある個所では意訳に近い表現にするなど、相当気をつかう作業である。

 リズム感を重視した、わかりやすい文章・言い回しにするのが鉄則だ。

 先週から宮本武蔵の『五輪書』の現代語訳の仕事に着手したが、『五輪書』は既刊本がずいぶん出ている。

 主だった現代語訳本には目を通したが、訳文が硬すぎたり、武蔵がいってもいないことを勝手に書き足したりしたようなものばかりで、偉そうな言い方になるが、どれもイマイチの感がある。

 美しい文体、わかりやすい文体の現代語訳になるよう心がけ、過去の類書を超えるものを目指しているが、はたして思ったようになるかどうか。

(城島明彦)

2012/09/11

「やり残したことをやらせろ」だって? 安倍晋三(元総理)は「心臓」に剛毛が密生している! 

目くそ(自民)、鼻くそ(民主)を笑う

 喉元過ぎれば熱さを忘れるのたぐいが安倍晋三だ。
 安倍晋三は、2、3日前の「朝ズバッ!」だったと思うが、安倍晋三がゲスト出演していた。

 そのとき、「安倍晋三が自民党総裁に出馬することをどう思うか」という街の声を「賛成」「反対」の2つに分けて、ボードに赤丸のシールを貼っていく現場の映像と最終結果を本人に見せていた。

 アンケートの結果は、「出馬反対」が8割という圧倒的多数を占めたが、安倍は顔色ひとつ変えなかった。
 そういう神経の図太い男が、総理のときには、神経性の下痢で1日に20回も30回もトイレに駆け込んでは「ピーピー」「ブーブー」とやらかし、総理大臣の激職を務められなくなって、自ら総理の職をぶん投げた。

 にもかかわらず、今頃になって、
 「最近特効薬ができたので、もう大丈夫」
 「やり残したことをぜひやりたい」
 などという。

 どのツラ下げて、そんなノー天気なことがいえるのか。

 こういう男を、清く正しく美しい日本では「恥知らず」というのだ。
 

安倍晋三は、口が裂けても、今後は「民意」という言葉を使うな! 
 
 前に総理に選ばれたときも、神経性下痢がヤバイことはわかっていながら、自ら望んで総理になった挙句、
 「やっぱりダメだった」
 といって、総理を辞めたのではなかったのか。

 企業で、社長が病気を理由に退陣し、何年か経って病気が治ったから、もう一回、社長をやらせてくれといって通ると思うのか。

 「安倍晋三は、今回の一件だけでも、世間一般の感覚と大きくズレている」
 と国民は感じたはずだ。

 もしまかり間違って自民党総裁→総理大臣に再度選ばれたとしても、内閣発足当初から国民の支持率20%ということになりかねない。

 こういうことがわからない人間が、大きな政党の中心にいるということ自体、日本がおかしくなっている証拠である。


 「安倍にもう一度総理をやらせたい」という国民の声が澎湃(ほうはい)として起こるのを、なぜ待てないのか?

 安倍は、橋下徹の「日本維新の会」と気脈を通じたことで、前回の恥辱をそそごうと躍起になっているが、時期尚早である。

 「もう一度、安部晋三に総理大臣をやらせたい」
 という国民の声が出、その声に後押しされる形で、総理を目指すのなら誰も文句をいわない。

 そういう感覚のない政治家を日本国民は望んでいない。

 (城島明彦)


2012/09/10

〝口先男〟民主党・原口一博が総裁選出馬するのは〝テレビ大好き型・打算的・売名策〟 

同じ松下政経塾出身なのに、野田に造反し続ける非人間性
 
 民主党総裁戦に野田佳彦首相(55)の対抗馬として鹿野道彦前農相(70)、赤松広隆元農相(64)、原口一博元総務相(53)が出馬するようだ。

 ▼鹿野は70歳。会社ならとっくに退職者、まだやっているのがおかしい。後継者が育たない。
 
 ▼赤松は、旬の人間ではなく、おじぞうさんのような遠い過去の人間。何をとちくるったのか。場違いもはなはだしい。

 ▼原口は、選挙目当てのテレビ出演大好きなゲス野郎だ。以下は、原口の話。

 
偽善者・原口一博の特徴

 ①打算的・功利的で嫌味な人物。

 ②口先男で、総理の器ではない。
 
 ③至誠・忠義心ともに欠ける。同じ松下政経塾出身の野田首相が「総理としての政治生命を賭ける」とまでいった「消費税増税」に反対票を投じた。野田は同塾1期生、原口は4期生。

 入塾時には、「いつかこの塾から総理大臣を輩出させよう」と共通の夢を見たのではなかったのか。

 それなのに、公然と反旗を翻すか!
 
 松下政経塾には「五誓」というのがある。そのなかに「感謝協力の事」(いかなる人材が集うとも、和がなければ成果は得られない。常に感謝の心を抱いて互いに協力しあってこそ、信頼が培われ、真の発展も生まれてくる)とある。

 同じ民主党で、しかも同じ松下政経塾初の総理大臣の野田に協力しなかった政治姿勢は、人間としての信義にもとる。佐賀県の恥を超え、日本の恥だ。

 「五誓」には「先駆開拓の事」というのもある、これは「既成にとらわれず、たえず創造し開拓していく姿に、日本と世界の未来がある。時代に先駆けて進む者こそ、新たな歴史の扉を開くものである」。「消費税増税」も、この考えに入るのではないか。

 ④消費税増税法案に反対した動機が不純。
 小沢一派は反対を唱え脱党したが、原口は脱党もせずに民主党に居座り、反対票を投じた。そのレベル。消費税増税反対を唱えて、カッコつけているだけ。

 ⑤昔と比べて、どんどん人相が悪くなってきている。いつも、もっともらしいことをいっているように見せかけ正義づらしようとしているが、意地の悪さが顔つきに出ている。

 ⑥最近、テレビ出演機会がなくなってきたことから、総裁選に出馬してテレビ露出を増やし、国民に顔を売り、選挙のときに有利にしようとあがいている。

 こういう連中が多すぎるから、日本がダメになった。

 己を知り、恥を知れ!

(城島明彦)

2012/09/05

あの西行法師がダジャレ奉仕していた?  オー、シャレ神戸?

西行の最後の行(ぎょう/修行)を「西行」(さいぎょう)という?
 

 「東海道中膝栗毛」を続けるヤジさん、キタさんの会話から。

 ヤジさん「うわっ! 肩の骨が落ちているっ」
 キタさん「生前は、丈夫な人だったようだな」
 ヤジさん「どうしてそこまでわかる?」
 キタさん「けんこう骨っていうだろ」

 と、まあ、お粗末なダジャレが枕ではありまするが、以下は、まじめな西行のお話でございます。


清盛と武を競った北面の武士

 西行は、NHK大河「平清盛」にも登場している歴史上の人物である。

 西行の旧名は、佐藤義清(さとうのりきよ)。

 佐藤義清は、「北面の武士」(御所の北側を守る武士)で、清盛が一目も二目も置いていた文武両道に優れた人物だった。

 だが彼は、まだ若かったにもかかわらず、出家し、西行と名を改めて全国遍歴の旅に出るのだ。

 出家した最大の原因は、性的に奔放だった待賢門院璋子(たいけんもんいん たまこ/鳥羽天皇の女御→中宮で、後白河法皇の母)と関係を持ったことを悔いたからだといわれている。


西にある冥土は、メイド・院・ジャパン?

 西へ行くから、西行。
 東へ行けば東行(とうこう)で、これは幕末の志士、髙杉晋作の号。(これは本当のこと)
 北へ行けば「北帰行」で、小林旭。(♪窓は夜露に濡れて~)
 南へ行けば南行、「なんこう」といえば楠木正成か、オロナイン軟膏。オロナインは痔にも効きます。

 さて、頭を丸めた西行は、都をあとにすると、西へ向かい、讃岐国(香川県)へ行った。

 そこには、この世にすさまじい怨念を残して配流先(はいるさき)で死んだ崇徳院(すとくいん)の御陵(白峯陵/しらみねりょう)があった。

 西行が西行(さいこう)したのは、崇徳帝の菩提をねんごろに弔うためである。
 
 この事実に想を得て、江戸時代の作家上田秋成は、『雨月物語』の冒頭の一篇『白峯』を書くのである。


『雨月物語』の崇徳院、知っとく?

 『雨月物語』の、ワンセンテンスが長めの上田秋成の文体が、怪奇色を盛り上げる。

 「木立わづかに間(すき)たる所に、土たかく積(つみ)たるが上に、石を三(み)かさねに畳(たた)みなしたるが、荊蕀薜蘿(うばらかづら)にうづもれてうらがなしきを、
 『これなん御墓にや』
 と心もかきくらまされて、さらに夢現(ゆめうつつ)をもわきがたし」

 木々が少しまばらになった場所に土饅頭が盛ってあり、土の上にには石が三つ重ねてあるだけという、あまりにも粗末な墓だったので、西行は「これが元天皇の墓なのか」と茫然とし、夢を見ているのではないかと疑うのである。

 そして、崇徳院の怨霊が現れる場面は――

 「日は没しほどに、山深き夜のさま常(ただ)ならぬ、石の床(ゆか)木葉(このは)の衾(ふすま)いと寒く、神清(しんすみ)骨冷(ほねひえ)て、物とはなしに凄まじきこゝちせらる。
 月は出(で)しかど、茂きが林(もと)は影をもらさねば、彩なき闇にうらぶれて、眠るともなきに、まさしく、
 「円位、円位」
 と呼ぶ声す」

 怨霊が現れたのである。こ、怖っ……。
いや、怖いのは、ここから先であるが、今回はここまで。


西行のダジャレは「最高ですかァ」? 

 西行の性格は、きまじめと思われているが、実は、ダジャレも大好きだったのである。

 江戸時代初期に編まれた『古今夷曲集』(ここんいきょくしゅう)という狂歌本に、彼の残した狂歌が収載されている。

 聖徳太子の時代から江戸期までの狂歌を1000種以上も集めたケッタイな本だ。

 西行の狂歌は、こんな塩梅(あんばい)である。

  桑名より くわで来たれば ほし川の 朝けは過ぎて 日ながにぞ思ふ

 東海道五十三次の桑名(地名)から、(何も)食わないできたものだから、(何か)ほしいと星川あたりで感じながら、朝方、朝明(地名の「あさけ」)を過ぎ、日永(地名「ひなが」)を通過するとき日が長いなあと思った。

 桑名(三重県桑名市)は、私の母の実家があるところで、私が誕生した場所。
 星川もその桑名にある。

 桑名から東海道を西へ向かうと、朝明(あさけ)があり、やがて日永というところを通過する。

 朝明という地名は、子どものころ、「朝明ヒュッテ」という名前で知っていたが、一度も行ったことはない。
 日永(三重県四日市市)には、小学5年の冬から高1の秋まで住んでいた。

 西行の狂歌は、ダジャレに告ぐダジャレなのだ。

 というわけで、私はさらに西行のパロディーと参りマスカット。

  桑名では 食わな日干し皮 あゝさけ飲んで 日永(≒気長)にいこう

 (乾し皮≒星川がいまひとつだが、まっ、どうでもいいか)

 哲学者 ショーペンハウエル「イエス、アイ、キャン!」
 同じく哲学者 カント「ノー、アイ、カント!」 レベルか? さぶっ。


(城島明彦)

2012/09/03

9/2放送「平清盛」(第32回「白河院の伝言」)は、「ひどすぎる」以前のレベル!

NHKには「国民の支持」を得る義務あり

 9月2日放送の「白河院の伝言」は、病に倒れた清盛が昔の夢を見、現実と過去が錯綜しまくるという内容だったが、演出がへたすぎて、ずっと見ていない人には、「どこまでが過去で、どこからが現実なのか」がわかりにくかったろう。

 おまけに、多くの人になじみのない人物が次から次へと小出しに登場しまくれば、誰が誰やらわけがわからず、興味をそがれて当たり前。

 「大河ドラマは、もうやめた方がいいのではないか」
 そう思えてくるくらい、内容はひどすぎたが、

 NHK大河ドラマ開始以来の空前の低視聴率7・8%(8/5)(→ロンドン五輪で放送お休み)→10・7%(8/19)→9・3%(8・26)
 
 と超低空飛行を続けてきた視聴率は、意外にも、11・1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と前回よりアップした。

 とはいえ、昨年の「江」でさえ、9月1週目の視聴率は「17・8%」だったことを考えると、明らかに「国民の支持率」は低下している。

 NHKは民放と違って、国民から「受信料」を取っている以上、国民の支持を得る必要がある。

 ひとりよがりの大河などもうやめて、月に一本、1話完結の格調高い2時間ドラマに切り替えたらどうか。
 その方が視聴者は喜ぶ。

 NHKの大河ドラマづくりの姿勢に猛省を促したい。

(城島明彦)

「橋下・大阪維新の会」の致命的欠点&民主党・前原誠司の遠吠え

前原誠司に告ぐ!

 民主党政調会長の前原誠司が、兵庫県小野市での講演で、大阪維新の会を皮肉ったニュースが、昨日来、大きなニュースのひとつとして報じられている。

 前原いわく、
 「橋下人気にぶらさがって、大阪維新の会から出馬する政治の素人が、当選すると日本はえらいことになる」
もっともなことだが、前原はわかっていない。

 自民党議員を含む貴様ら〝政治に詳しいプロ〟と自称する国会議員連中が、民意に反する情けないことばかりやって、挙句の果ては政権ほしさにやれもしないことを「マニフェスト」に盛り込んで国民を騙し、日本をメチャメチャにしまくって〝一流半国〟に堕落させたのじゃないか!

 国民は、プロの貴様らに失望したから、素人を選ぼうとしているのだ。
 
 もっと端的にいえば、
 「おまえらには任せられない。おまえらより、素人の方がましだ」 
 と思っているということだ。 

 それぐらいのことはわかれ!

 前原だって、京大を出たときは素人だったじゃないか。
 松下政経塾で勉強したといっても机上の学問。
 政治の何たるかを始めて知ったのは、京都府会議員になってからじゃないか。
 経験しながら大きくなったのじゃないか。
 偉そうなことをいえた義理ではない。

 前原は潔癖で、持論も明確。総理になれる器だ。繰り返すが、個人的には、一度は総理になってほしいと思っている。

 しかし、前原誠司には運がない

 民主党党首のときは、偽メール事件で自ら辞任。
 韓国人の違法献金を指摘されると、大臣をさっさと辞任。

 潔いというより、潔癖症すぎて、「途中で物事をブン投げる」というよくない印象を残した。

 八ッ場ダム問題では「建設中止」を強行決定したが、後継大臣にいとも簡単にひっくり返された。
 
 なぜか。「建設すると、これだけの問題がある」という事柄を、国民にわかる形で提示できなかったからだ。

 中国のダムの例を挙げなくても、川を堰き止めればどれだけ自然破壊、環境汚染が生じるかはわかっている。

 そういう例をきちんとあげて説明しないのがプロなのか?

 素人によくわかるように、全国のダム、世界のダムでのメリット・デメリットを提示し、「だから中止する」と説明する。

 そうすれば、国民の指示を得られた。

 自民政権が推進してきたとか、地元民が反対しているという理由も配慮しなければならないが、決定的な判断材料は、客観的なメリット・デメリットだ。

 そういうことをきちんとやらないから、「いうだけ番長」などといわれてしまうのだ。

 あまりにもお粗末すぎた鳩山、菅に比べ、野田は地味な印象ながら、体を張って政治をやってはいるが、政党として「ホラ」が多すぎた。
 次回の選挙以後、もう二度と民主が政権の座につくことはないかもしれないが、前原には、いつか一度は総理をやってほしいと思っている。


橋下徹に告ぐ! 「大風呂敷はケガの元」

 同じ早稲田大学政経学部の出身だからいえることだが、橋下徹のように、政経学部に在籍しながら、現役で畑違いの司法試験にパスするなどということは至難のわざだ。

 それをやり遂げたのだから、そのころから根性があったといえる。

 橋下の政経学部出身の先輩にあたる野田首相も頑張っているが、国民の支持は橋下の方が強い。

 橋下人気は、「世間の常識=素人の考え」を、次々と実行しているところにある。
 橋下には、坂本龍馬のイメージをだぶらせたくなるような魅力もある。
 
 龍馬は「けん」(剣や権(力))ではなく、「わ」(話と和)で、敵対していた薩長両藩を結びつけたが、橋下は弁護士にありがちな「ち」(力技)と「智謀」)が目立つ。

 「国のため、国民のためより自分のため」にしか行動しない自民・民主などの堕落政党議員たちに失望したからこそ、
「風穴をあけ、刷新というより一新してくれる新勢力がほしい! やり方は、少々乱暴でもいい。とにかく、大きく前に進む政治をやってくれ」
 と国民は希求している。

 橋下・大阪維新の会に期待するのは、そういう心情からだ。

 神奈川県知事の黒岩祐治も早稲田の政経学部出身。ジャーナリストであるにもかかわらず、知事になったら「ジャーナリスト感覚の新しい政治」がまったく発揮できていない。

 フジテレビで時事番組のキャスターをし、顔が売れていたから当選したといわれないよう、奮起を促したい。


脱党した私利私欲のみの政治家を取り込むべからず

 橋下徹が、松井大阪府知事とコンビを組み、
「衆議院議員の定数を半数とする」
 と、ぶち上げるのは結構だ。
 
 それぐらい思い切った改革をしないと日本は立ち直れないが、現実問題として国会で通るのか。
 
 維新の会単独で、その法案を可決できるのか。
 定数半減は「絵にかいた餅」の可能性がきわめて高いというより、子供だましの「絵にかいた餅そのもの」ではないか。

 結局、民主党のマニフェストと同じ「いうだけ」になるのではないか。

 「それならば」
 と、橋下らは、既成政党からの脱藩者の取り込みを図ろうとしている。

 奴らは、私利私欲だけで動いている情けない連中だ。
 心底から国の前途など憂えてはいない。

 元首相の安倍晋三が妙な形で浮上している。

 大阪・維新の会は、安倍晋三とは「教育問題」などで共通項があるとして接近しているが、安倍は病気だったとはいえ、自ら政権を投げ出した男

 今頃になって、またぞろ自民党党首に色気を見せているが、「自分は、ケジメをつけなかった恥ずかしい政治家」であるとの自覚を持て!
 
 岸信介、佐藤栄作、安倍晋太郎が草葉の陰で泣くような、みっともないマネはするな!

 橋下・大阪維新の会は、既成の色に染まった政治家を取り込んだら、その時点で維新の会の魅力は失せ、国民の期待を裏切ることになることを肝に命ずべきである。


橋下・大阪維新の会の2大ブレーン、堺屋太一・大前研一の問題点

 橋下ブレーンの堺屋太一は知名度の高い論客で、いっていることは至極ごもっとも。

 だが彼は、経済企画庁長官になったときに何をしたのか。何もできなかったではないか。

 大阪万博から40年以上経つのに、いまだに「万博が日本を活気づかせる」などと時代錯誤なこともいっている。

 「維新の会」という名前の元祖・大前研一も、経営コンサルタントとしては超一級で、財界での信奉者も多く、彼の薫陶を受けて政治家になっている門下生も大勢いる。

だが、過日の都知事選では、石原慎太郎の対抗馬として立候補したのに、都民の支持をまったくといっていいほど得られず、当選できなかった。 

 「口説(くぜつ)の徒」とまではいわないが、構想力はあっても実行力に欠けるというべきか。

(城島明彦)

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