9/2放送「平清盛」(第32回「白河院の伝言」)は、「ひどすぎる」以前のレベル!
NHKには「国民の支持」を得る義務あり
9月2日放送の「白河院の伝言」は、病に倒れた清盛が昔の夢を見、現実と過去が錯綜しまくるという内容だったが、演出がへたすぎて、ずっと見ていない人には、「どこまでが過去で、どこからが現実なのか」がわかりにくかったろう。
おまけに、多くの人になじみのない人物が次から次へと小出しに登場しまくれば、誰が誰やらわけがわからず、興味をそがれて当たり前。
「大河ドラマは、もうやめた方がいいのではないか」
そう思えてくるくらい、内容はひどすぎたが、
NHK大河ドラマ開始以来の空前の低視聴率7・8%(8/5)(→ロンドン五輪で放送お休み)→10・7%(8/19)→9・3%(8・26)
と超低空飛行を続けてきた視聴率は、意外にも、11・1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と前回よりアップした。
とはいえ、昨年の「江」でさえ、9月1週目の視聴率は「17・8%」だったことを考えると、明らかに「国民の支持率」は低下している。
NHKは民放と違って、国民から「受信料」を取っている以上、国民の支持を得る必要がある。
ひとりよがりの大河などもうやめて、月に一本、1話完結の格調高い2時間ドラマに切り替えたらどうか。
その方が視聴者は喜ぶ。
NHKの大河ドラマづくりの姿勢に猛省を促したい。
(城島明彦)
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