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2012/07/31

〝ニッポン病〟を救う〝平成の龍馬〟は、なぜ現れぬ!?

 
「紺屋の白袴」+「医者の不養生」

 20日ぶりのブログ更新だが、物書きとしての仕事はそれなりにこなしてはきたものの、こういうところへ書こうという気にならないのである。
 いわゆる「紺屋(こんや)の白袴(しろばかま)」というやつだ。

 しかも、体調悪(あ)しきなかで、貝原益軒の『養生訓』の原稿を書いていたのだから、こちらは「医者の不養生」に近く、我ながら実に情けない。
 だが、これが現実。自力では、いかんともしがたい。


平成の龍馬よ、いでよ!

 ニッポン病。それが今日のわが国の姿である。
 政治の混迷、経済の停滞、制度疲労、人心の荒廃……。
 高度経済成長やバブルの果てにたどり着いた日本の、
 末期的症状の大病を、そう呼ばずして何と呼ぶ。
 この難病の処方箋は、ただひとつ。
 「日本を今一度せんたくいたし申し候」
 あまりにも有名な150年前の坂本龍馬の至言だ。
 国を憂え、命がけで日本の洗濯に挑んだ龍馬。
 黒船襲来で右往左往し、決断できない幕閣を尻目に、
 己を捨て龍馬の国家再生(クリーニング)に呼応した若き志士たち。
 髙杉晋作、桂小五郎、小松帯刀、中岡慎太郎、勝海舟、西郷隆盛……綺羅星のごとく、であった。
 政情不安、大震災、国防問題……酷似する幕末と今。
 折しも、大阪で〝平成維新〟の狼煙が上がった。
 はたして今の日本に、〝ニッポン病〟を救う唯一の道、
 英雄〝平成の龍馬〟の出現は叶うのか。

 ――というわけで、今日は先日執筆した原稿が掲載されたムック(『坂本龍馬スペシャル――英雄待望論』)のPRといきたい。
 前記の文章は、その冒頭に記したものを流用した。

 Photo_2

『坂本龍馬スペシャル――英雄待望論』(徳間書店/本体714円+税) 発売中

 本文の構成
  巻頭特集1 幕末は若者の時代(龍馬の魅力、龍馬と髙杉晋作、沖田総司)
  巻頭特集2 英雄待望論(橋下徹は〝平成の龍馬〟になれるか、ほか)
  第1章    龍馬とは何者か(人物相関図、中岡慎太郎ほか)
  第2章    龍馬の33年(少年の龍馬を変えた継母、旅立ちの19歳ほか)
  第3章    龍馬の大仕事(薩長同盟、亀山社中ほか)
  第4章    龍馬が愛した女たち(平井加尾ほか)
  第5章    知られざる龍馬(龍馬暗殺の謎ほか)

 執筆陣は、以下のとおり。
 ◆監修:原口泉
   鹿児島大教授を経て、志學館大教授。(坂本龍馬、小松帯刀らの著書多数。「篤姫」ほかNHK大河ドラマの時代考証も担当)
 ◆執筆:原口泉/鏡川伊一郎(歴史作家)/柳下要司郎(作家)/城島明彦(作家)
 
 (城島明彦)

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