首相官邸へ押しかけた「大飯原発反対デモ」の参加者は、大飯へも行け!
デモ参加者数は、主催者発表が20万人で、警察発表が2万人
こんなバカな数字があるか。どちらかが嘘をついている。
「原発反対」「大飯原発再開反対」のデモに参加した連中の頭から、「大飯の地域住民の生活する権利」という究極の問題が飛んでいる。
原発反対。
福島の事故を見たら、誰だって、そう思う。
そう思わなければ日本人じゃない。非国民だ。
そういう風潮になっている。
しかし、いうは、たやすい。
大飯原発の地域住民の問題がある。
彼らの生活が原発に依存しているから、話がややこしくなっている。
彼らが原発再開を熱望したのだ。
原発を停止ないしは廃止したら、大飯の住民は、やがて餓死する。
もし原発を稼動させないで、そのまま廃炉化するなら、原発で生活してきた地域住民の生活を誰が保障する?
そう考えると、彼らを「地域エゴの権化」などと非難することは難しい。
原発再開を決定した政府が悪いとだけ考えるのは、片落ちだ。
大飯原発反対を声高に叫ぶなら、首相官邸にデモをかける前に大飯に行き、地域住民に直接訴えろ!
「原発反対! おまえらは、自分たちの生活のためだけに日本国民全体を危険にさらすのか」
と。
それが筋だ。
そして、
「大飯原発をなくした後の住民たちには、俺たちが毎月々の生活保障をしてやる」
といって来い。
それから、冷暖房器具の生産をやめるよう、家電メーカーにデモをかけたらどうだ!
「日本人全体が、電気を無駄づかいする生活をやめ、耐乏生活をする運動もやろう」
と、国民に呼びかけることもやれ。
「テレビは12時以降の放送をやめて、節電キャンペーンを張れ」
「ビルも商店も、明かりを暗くし、ネオンは消せ」
などと節電を呼びかける運動もやれ。
呼びかける前に、まず自分の家、自分の親戚、町内、勤務先で実行するようにしろ。
私はそういいたい。
★追記(7月1日)
この手の文章に刺激を受けたわけではないだろうが、市民グループが6月30日から原発に続く道路を封鎖する実力行使に移っている。
深い考えもなく原発に就職して暮らすしかなかった地域住民がいることも、少しは考えてやらないと、過激な行動は世間から反発を食らうだけだ。
(城島明彦)
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