骨肉の争いを美化してどうする!? 6月3日のNHK「平清盛」(第22回「勝利の代償」)は不要だ
NHKのおかしなセンス
6月3日(日)放送の「平清盛」第22回は、「保元の乱」の勝敗が決まった後の話だったが、この戦いは、天皇家、摂関家、源平(源義朝・平清盛)の骨肉間の争いだった。
殺すか殺されるかの戦いをした後で、勝者が敗者を思いやるような場面を、とってつけたように、これでもかこれでもかと見せつけるNHKのセンスは、よくわからないというよりおかしい。
そんな気持ちがあれば、肉親間で殺し合いなどしない。
裏番組(テレ朝)でも戦いをやっていたが、こちらは、FIFAワールドカップのアジア地区最終予選(日本・オマーン戦)という平和な戦い。
「平清盛」が先週つけた10.2%という低視聴率にどう現れるか、興味がある。
※以下、6月4日に追記 3日の視聴率は、11.0%と前回より0.8ポイントアップしたが、それでも22回放送され田中で尻から2番目だった。
(城島明彦)
« 視聴率ヒトケタまで、あと0.3ポイント! NHK大河「平清盛」(第21回「保元の乱」)のひどすぎる内容 | トップページ | サリン事件で逮捕された菊地直子を、横浜の地下鉄車内で何度か見ていた »