キムタク事件「車のCMキャラが2度もスピード違反で摘発」ではシャレにならない
ジャニーズ事務所は「たかがスピード違反」「バレなければいい」と考えた
〝キムタク〟木村拓也が昨年9月と今年の1月の2回、スピード違反で摘発され、反則金を払っていたことが判明した。
「週刊文春」が昨年8月の事故を報じたので、それにあわてた所属事務所のジャニーズ事務所が、
「実は昨年9月だけでなく、今年の1月にも」
という形でマスコミにファックスを流したことで広く世間に知られることになったが、「週刊文春」が報じなければ、すっとぼけていたに違いない。
キムタクは、最初の摘発時(10月15日)からオンエアされたでビートたけしとの共演CMに出ている。
そのCMは、トヨタのCMである。
「CMキャラがスピード違反」を軽く考るな、トヨタ
事件が表沙汰になったことで、トヨタは、
「二度とも代理店から報告を受けている」
と発表し、
「本人が反省していると聞いているので、CMは続行する」
とした。
トヨタは「スピード違反」を軽く考えているとしか思えない。
トヨタは「日本のリーディーング企業」であることを自覚していない。
「交通ルール違反」というと軽く聞こえるが、「道路交通法違反」という立派な法律違反なのであるから、ここは、たとえ1週間でも、CMのオンエアを自粛するというような姿勢を見せるべきである。
暴走族に示しがつかないということが頭から抜けているのではないか。
青少年への影響を、トヨタはどう考えているのか。
「せっかくつくったCM制作費がもったいないと思っている」
とか、
「各界に隠然たる影響力を持っているジャニーズ事務所に配慮した」
と勘ぐられても弁明できない。
(城島明彦)
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