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2011/09/12

大相撲秋場所、大型力士は醜い「張り差し」をするな!

 先週、仕事の打ち合わせで浅草方面へいった。
 道を左折すると、前方はるかにタワーが見えた。
 2つついた輪っかの下のほうで、赤いクレーンが作業していた。

 じかにタワーを見るのは初めてだったが、まったく感激はなかった。それどころか、失望した。

 テレビなどでは素晴らしいということばかりが報道されているが、グレーの汚い色で、なんとも味気ない奇妙な建物だと思った。

 こういう建物を日本人は美しいと思うようになったのか?

 8月に両国へいったときには、そこから見えなかった。
 その両国で、大相撲秋場所が始まった。

 テレビで初日の取り組みの後半を見たが、把瑠都は立ち合いざま、対戦相手の豊真将に張り差しにいった。
 でっかい体の大関が、格下の自分より小さい体の力士の顔面を力まかせに張りに行く。

 情けないというより、醜い!

 何をカン違いしているのか、把瑠都は、よく張り差しに行く。

 今場所も、初日から張り差しにいって、負けた。

 大関で、しかもでっかい体なのだから、堂々とぶつかるなり、突っ張るなり、組むなりして、もっときれいな相撲を取れ!

 先場所も、連勝街道を驀進していた白鵬が、張り差しに行って初黒星を喫し、結局優勝を逃した。
 
 八百長事件の反省から、敢闘した関取にマークをつけるシステムが導入されている。秋場所初日の第1位が把瑠都が張り差しにいった豊真将というのは、皮肉である。

(城島明彦)

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