「江~姫たちの戦国~」(8月14日)、遂にここ数年来の最低視聴率13.1%を記録!
私は体調を崩し、早い時間から眠っていた関係で、8月14日(日)の第31回「秀吉死す」を見られなかったが、関東地区の視聴率は13.1%とこれまでの最低となった。
この数字は、「龍馬伝」(2010年)、「天地人」(2009年)、「篤姫」(2008年)、「風林火山」(2007年)、「功名が辻」(2006年)、「義経」(2005年)にもなかった最低の視聴率。
江という女性を深く描いてはおらず、ただ単に好奇心が強く、いろんなところへ頭を突っ込んでいるという「ご都合主義的な設定」に問題があるのではないか。
徳川秀忠と結婚しても、互いに反発して夫婦としてしばらく肉体的に結ばれなかったが、ある夜、城で火事が起き、江が隠し持っていた前夫の形見の剣を秀忠が火傷を負いながらも取ってきたことで、江の気持ちが一挙に秀忠に傾くというストーリーも、レディースコミックのように安易的すぎた。
秀忠と江がすぐに結ばれなかったということは、きちんとした歴史的な記録があるわけではないから、話を面白くするための脚本家の勝手な想像である。
そういう展開を視聴者は納得して見ていなかったのではないか。
(城島明彦)
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