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2011/07/19

NHK大河「江~姫たちの戦国~」(7月17日)、夏バテ? 視聴率、最低を記録


「江」は、面白くなくなった

 多忙に加えて、猛暑で体力も落ち、ブログをしばらく更新する気力が萎えていた。

 「江~姫たちの戦国~」の第25回「愛の嵐」(7月3日)は、ドラマとしてはなかなかよくまとまっていると思ったが、私の誕生日だった第26回「母になる時」(7月10日)はそうは思わず、7月17日の第27回「秀勝の遺言」は、初がまたまた見舞い来るなど、話を面白くしようとして筋書きをこしらえる〝ご都合主義〟が見え隠れして、途中で退屈になり、とうとう眠ってしまった。

 大河ドラマは、夏場になるとガクンと視聴率が落ち、そのままずるずると秋に入り、ぱっとしないまま最終回というパターンが多いが、「江」はどうか?

 「江~姫たちの戦国~」は7月に入って視聴率が16%で低迷していたが、第27回では遂に16%を割ったようだ。(関東地区15.3%)
 
 放送開始以来、15%台はたった2回しかなかったが、今回はそれを下回った。

 関が原の合戦、大阪冬の陣・夏の陣へと進んで、淀殿が自決へ至るあたりや、その後の江の、亭主を尻に敷きながら春日局との女の対決で盛り上がるか?

 「江」の話はこれで終わりだ。あとは、同じ17日のNHKの朝の番組の話。


第2階国語にフランス語を選んだ1年25組

 「日曜討論」という番組にチャンネルを合わせたら、原発問題をやっていて、学生時代の同級生がゲストとして出ていた。

 経済同友会の代表幹事をしている長谷川閑史(武田薬品社長)。

 彼が武田薬品の社長になったときに、大学時代の同じクラスの何人かが集まって就任祝いをして以来、会っていないが、いまでは財界を代表する論客になっている。

 口調は物静かで丁重だが、いうべきこと、いいたいことを理路整然とズバッという彼の顔に、早稲田大学政経学部1年25組時代の顔がだぶってくる。

 大学のクラスは語学がある1、2年の2年間だけで、担任の先生も決まっていた。
 25組はフランス語を第2外国語に選んだ学生のクラスだった。

 われらが学生時代は「学園紛争の時代」で、校内にはタテカン(立て看板)が乱立し、語学の時間が休講になると、クラス委員が教壇のところに立って、「クラス討論をやろう」などといいだしたものだった。

 要領のいい奴は、知らん顔して教室から出ていったが、要領が悪かった私は、そのまま教室に残ったものだ。

 過激な新左翼系の連中は、第2外国語にフランス語を選んだそのクラスにはいなかったが、民青系にかぶれた奴が何人かいた。
 そいつらは、ブックバインダーで止めた教科書やノートの上に、それがステータスででもあるかのように、これ見よがしに「朝日ジャーナル」を抱えていた。

 私は、左翼かぶれして、理屈をいう連中に対し、
 「テメエら、わかってもいないくせに、偉そうなことをいいやがって。就職面接のときに、豹変するなよ」
 などと憎まれ口をたたいていたが、長谷川閑史は、自分からシャシャリ出るようなことはせず、いまと同じように物静かに平然と構えていて、それでいながら、いうべきときにはビシッといっていた。
 
 そんな記憶と印象がある。

 (蛇足:ことば遊び)
 昭和も遠くなりにけりな いたずらに わが身世にふる 眺め世志凡太(せしぼんた)は 浅香光代(あさかみつよ)と いまどうしているの夜来(やらい)風雨の声 鼻水落ちること知る多少懲(こ)りも鳴く うぐいす谷ミュージックホールは鶴光(つるこう)でおま 「ええかァ? ええのんか!?」 

(城島明彦)

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