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2011/04/29

国家の非常時に派閥抗争する民主党も、政権奪取を画策する自民党も滅べ!

 
国家の非常時に派閥抗争? そんな議員はやめて国に帰れ!

 政権を取ってまだ間もない党でありながら、国家の非常時に派閥抗争を繰り広げる民主党議員たちの政治センスって何だ?

 「俺たちも協力するから、時限で『震災挙国一致内閣』を創ろう」
 と自民の方から働きかけたら、自民党も見直され、
 「もう1回、あいつらに政権を委ねてもいい」
 と国民も考えた。

 しかし、屁理屈をこねて、拱手傍観するばかり。
 政権奪回のためにしか動かないと思われる自民党に、次の選挙で投票する者はいない!
 もし票が入ったとしたら、ほかに入れるものがいなくて、仕方なく記名しただけだと思ったほうがいい。

 「こいつは落としたい」
 という候補者の名前を記入するという新しい投票形態は生まれないものか。ついそんなことを考えてしまう。


一族郎党政治が国をダメにした

 2世だけでなく、3世までウヨウヨしている国会議員って何だ?

 国会中継やニュースで映る顔をみていると、名字が同じであること以外にもオヤジやジイ様とよく似た顔をしているから、すぐに2世議員とか3世議員とわかる。
 
 自民党の安部晋三、福田康夫、麻生太郎だの、民主党の鳩山兄弟だの、田中真紀子だの……一族郎党でやっている政治って何なのだ!?
 
 大学教授の息子が大学教授になるというのとはワケが違う。

 ジイ様やオヤジを超えると評価できる2世、3世が何人いるというのか。
 政治家の子息にも、オヤジやジイ様以上の実力者もいるだろうが、そういう人物が何人いるというのか。

 初代は、銭まみれだったかもしれないが、国のためとか出身地のためとかいう熱い思いがあったが、2代目、3代目は、ぬくぬく育っているから、それがない。

 憂国の気持ちがない2世、3世の政治家どもが日本をダメにしてきた元凶だ。


2世、3世を廃止しないと日本は滅ぶ

 親より能力が落ちても議員の子は議員。
 バカでも大名の子は大名……2世、3世が跋扈する日本国家は、徳川幕府の時代と同じじゃないか。

 バカ将軍の時代は、側近が政治を行った。田沼意次(たぬまおきつぐ)の腐敗政治はその代表格。

 日本でも、バカ内閣のときに官僚が跋扈(ばっこ)して腐敗が進み、天下りによる蓄財が行われた。

 鎌倉幕府は3代、室町幕府は足利政権が迷走し、戦国時代に突入。日本は無茶苦茶になった。
 それを統一した織田信長、秀吉は一代で終わり。

 もっとも長かった江戸幕府の徳川政権ですら、270年弱しかもたなかった。
 鎖国をして外国の情報をシャットアウトしたから、それだけもったが、いまはボーダーレス。
 同じ体制はそんなに長くはもたない。

 明治維新は1868年。今年で143年。徳川幕府のほぼ半分である。

 2009年の民主党の政権奪取は、55年体制の実質的な崩壊であった。
 55年体制とは、1955年の保守合同による自由民主党と社会党という2大勢力構造である。

 そんななかで増殖したのが2世議員、3世議員たちだ。

 小さい頃から選挙区の住民とか顔馴染みだから、隣の兄ちゃんや姉ちゃん感覚で、選挙民が投票してくれる。
 「気さくで、にこにこと挨拶してくれるいい子だよ」
 というわけだが、そのジュニアに政治家としての能力があるかどうかは関係ないのだ。

 地域レベルのことはできるかもしれないが、国レベルのことができる能力があるのかどうかとなると疑わしい。

 そういう議員が全国からワンサカ選ばれてきて、国会を運営している。
 日本がうまくいくワケがない。


何かというと小沢を引っ張り出す民主党は人材不足 

 期待を担って登場した民主党も、どうしようもない。
 よほど人材不足なのだろう。何かというと、小沢を担ぎ出そうとする。
 小沢は、もはや過去の政治家だ。献金疑惑がそのことを象徴している。

 「疑惑をもたれること自体が問題なのだ」
 ということを小沢派の連中はわかっていない。
 
 そういう倫理観の議員がいっぱいいることも、また問題なのである。

 個人的には、前原誠司に期待していたが、こいつもドジを踏んだ。
 民主党の代表だったときは、ニセメール事件でさっさと代表を降り、今回は外国人からの違法献金が発覚するとさっさとやめた。
 いさぎよいとは思うが、どの議員も、徹底的に調べまくったら、名前は日本人名になっていても、在日の人間からの個人献金が混じっている可能性は高いのではないか。

 そういうことも主張せずに、さっさとやめる。国のためを思っているのか、自分の将来のためなのか、どっちなのか。

 菅直人も、所詮は、市民運動家の延長線上の男。
 有史以来ともいうべき国難時に日本国のマネジメントができる器ではない。
 そういう人物しか総理にできない日本そのものが人材不足に陥っている。

 その原因をたどると、選挙時に、知名度の高い2世候補が票をさらって、真に日本を変えようと思って立候補した人間が落選してしまうという現象に行きつく。

 民社党議員さんよ、せめて国家の非常事態時ぐらい、派閥抗争をやめてくれないか。
 自民党も、もっとふところの深い処し方をしてくれないか。

 国民はみんなそう思っているぞ。

(城島明彦)


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