主婦層の反発を買う「桃」VS「麻」(大桃美代子VS麻木久仁子)不倫バトル
麻木久仁子の不倫騒動では、私の友人が彼女の所属する会社の経営者の一人なので驚いた。
「ショックだったのは、元夫が麻木久仁子さんと不倫をしていたことがわかったこと。先輩として尊敬していたのに、ショック(絵文字)どうして(絵文字)辛い」(大桃のツィッターより。現在は削除されている)
本件では、麻木が不倫していたことを2か月半も前にネットに書いていた者がいた。しかも相手の実名まであげていた。テレビや週刊誌の取材陣は、何をしていたのか!?
書き込みを原文のまま、以下に紹介する。
1 名前:うらない京 ◆uk//x.xSm6j9 [] 投稿日:2010/10/09(土) 01:05:39.39 ID:6QJvtnGr0 ?PLT(12001)
ミャンマーでのカメラマン銃殺事件の、実質的に長井さんの背中を押し、死語は英雄気取り。社員としての保証もせず追悼文でごまかし、
私からの公開質問に一言も答えられないビデオジャーナリスト山路徹氏@yamajitoru。現役愛人 麻木久仁子のお小遣いでは、たりないか。寄付懇願は詐欺濃厚。
http://twitter.com/hga02104/status/26717430692
ご本人にも確認しています。故-梨本勝さんも。あのさ、根拠なしに、また公共的批判価値なしに私は何かを書きたことは一度もありません。
あなたこそ名誉毀損だよRT @shin403 @hga02104 麻木久仁子を(山路徹の)愛人呼ばわりしてますが、確証あるんですか? 名誉毀損では?
http://twitter.com/hga02104/status/26756098909
反論しているのはノンフィクション作家だが、今頃、恥じているのではないか。
大桃は、この記事のことを自分で知ったのか。それとも、誰かに教えられて知ったのか。
大桃は本日(12月24日)午後3時に記者会見すると発表したが、どこまで話すのだろうか。
それにしても、麻木久仁子48歳、大桃美代子45歳。どちらも、インテリを売りものにしている〝こぎれいな〟オバさんタレントである。
亭主が浮気していたことを知って頭に血がのぼった大桃や、「私は浮気とは無縁です」と取りすました顔つきでテレビに出ていた麻木は、タレントだけに実年齢より見た目が若々しい。しかし、どちらも色ボケだった。
「麻木久仁子に亭主を寝取られた」
とツィッターでつぶやいてアメリカに逃げた大桃。
男は49歳。APF通信社というところの社長という肩書きの男がテレビの芸能ニュースに映り、「悪いのは私です」というのを見て、「この男、どこかで見た顔だなあ」と思った視聴者は案外多かったのではないか。
それもそのはず、この男、2007年9月にミャンマーで取材していて反政府軍に射殺され。大騒ぎになった長井健司カメラマンが所属していた会社の社長として、当時、頻繁にテレビに出ている。
冒頭に掲げたツィッターの「長井さん」というのは、この故長井氏のことである。
通信社の社長は、去る11月7日にタイ国境に接したミャンマーで、同国の警察に「不法入国容疑」で逮捕され、ブタ箱にぶち込まれるという事件を起こし、このときもテレビのニュース番組に顔が映った。体を張っての取材姿勢はたいしたものだが、状況判断を誤っては元も子もない。日本大使館にも迷惑をかけている。
大桃や麻木は、そういう生き方にひかれたのだろうか。
大桃と麻木には、いくつかの共通点がある。
第一の共通点は、名前の古さである。
美代子という芸名の女優やタレントで頭に思い浮かぶのは、歌手の田代美代子、女優の赤座美代子、そして浅田美代子だ。私にも美代子という名前のおばが一人いるが、彼女は大正生まれである。
平尾昌章の「ミヨちゃん」がヒットしたのは昭和30年代半ばだ。
田代美代子は、昭和30年代半ばから40年代にかけて活躍した歌手で、和田弘とマヒナスターズとのデュエット 「愛して愛して愛しちゃたのよ」(昭和40年)が大ヒットして有名になった。この美代子は、ボーカルの松平直樹と不倫関係になってしまったことが発覚してファンが離れていった。
赤座美代子は、私の母校(三重県立四日市高校)の先輩の映画監督、故藤田繁八の奥さん。
赤座も田代も戦前の生まれである。
「赤い風船」でCBSソニーからデビューしたオンチの浅田美代子は、昭和31年生まれ。昭和48年に人気テレビドラマ「時間ですよ」に出演し、人気が出た。
対する麻木久仁子はというと、久仁子という名前で思い出すのは、歌手の大形久仁子だ。色っぽい感じの歌手で、雰囲気が園まりに似ていた。
こっちの久仁子も、何の因果か、美代子と縁が深い。
田代美代子と同じ和田弘とマヒナスターズとデュエットした「私って駄目な女ね」(昭和43年)がヒットして有名になったのだ。しかし、その後、パッとせず、のちに内田あかりと芸名を変えて、「浮世絵の街」でヒットを飛ばした。
このように、美代子・久仁子は、今では特別な意図でもない限り、生まれた子供にはまずつけない名前だ。二人は、「○○子」という名前をつけた〝ほとんど最後の世代〟といってよいだろう。
つまり、一昔前の名前ということだが、このことは決してマイナスではない。若い連中には、人生を知っているというイメージを与え、プラスに働いている。
第二の共通点は、顔つきである。どちらも日本的だ。
麻木の顔は、高峰秀子(夫は映画監督・脚本家の松山善三)、原日出子(夫は俳優の渡辺裕之)と似ている。いわゆる奥二重の目をした古風な感じの顔つきである。
高峰秀子も原日出子(離婚暦あり)も家庭円満という印象が強いが、麻木は離婚していた上に、今回の一件が加わり、そういうイメージとは無縁になった。
大桃の方は、目が大きく、ふっくらした下ぶくれ型の、これまた古風な顔だちだが、妙な男と夫婦だったということが世間に知れて、大きくイメージダウンすることになった。
第三の共通点は、「知性」を売りものにしている点だ。二人はライバルなのである。
麻木は、漢字クイズなどで頭のいいところを見せているが、どこまで本物なのかは疑わしい。
クイズ番組では、演出上の観点から、あるいは視聴率アップのために、特定の出演者に事前に答を教えたり、 「そこでは、知っていても間違えろ」などと指示したりするのは当たり前なのだ。
大桃は、「週刊宝石」(廃刊)紙上で書評を担当していたことがあるが、自分で読んでいないことがわかって問題になったことがある。
知性が売りものといっても、所詮そのレベルであり、知性が「情痴」とか「痴情のもつれ」というときの「痴」が絡んだ今回の事件で、「痴性」を疑われることになった。
大桃は、NHKのクイズ番組に長いこと出ていた。そういう誇りがある。
最近はクイズ番組花盛りだが、声がかからず、カリカリしていた。
ところが、同じ知性を売りものにした3つ年上の麻木は、あっちこっちのクイズ番組に引っ張りだこである。
「なぜNHKに出ていた自分ではなく、麻木なのか」と悔しい思いをしていたところへ、あろうことか、元夫が、別れる前に麻木と不倫関係にあったと知って激高したのである。
熟慮した上での計算づくか、一時的な激情からかはわからないが、大桃は、自分も傷つくことを承知で、素知らぬ顔でテレビに出ている麻木にダメージを加えたかったのではないか。
今年は、きぜわしい時代に逆行する〝超スローなしゃべり方〟の戦場カメラマン渡部陽一が人気者になった。
テレビでは、巨デブのマツコ・デラックスなどのオカマたちが堂々と出てご高説を垂れる。テレビは、いつのまにかお茶の間を新宿二丁目にしてしまった。世の中にはオカマを気持ち悪がっている人間だっているのだが、テレビの世界はそういうことなどいっこうにおかまいなしだ。
もっとも、昭和40年代でも日テレの「11PM」(イレブン・ピーエム)あたりは〝チン切り第1号のオカマ〟カルーセル麻紀を使ったりしていたが、それは深夜番組などごく一部に限られており、今のように、家族で見るテレビ番組に新宿二丁目で活躍しているオカマ連中が堂々と出演するということはまずなかった。
そういうことも含めて、今の時代は何もかもがおかしい。
こういうことをいっている私自身がおかしいのか?
(城島明彦)
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