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2010/12/24

主婦は大桃に同情、麻木は〝したたかな女〟と思われ、タレントとしての危機に立った

 大桃美代子が、クリスマスイブの午後3時過ぎから記者会見するのを、日テレの「ミヤネ屋」が中継した。
 大桃は、芸能記者の質問に考え込む場面も時折あったが、冷静な応対ぶりに終始し、気丈な印象を与えた。
 
 話は単純で、大桃の元夫で、APF通信社を経営する山路徹という男が二股かけていたことに大桃が長い間気づかず、一か月前にやっとそのことを知って動揺し、素知らぬ顔をして自分に接して続けていた麻木久仁子に怒りが爆発。その感情をツィッターについ書いてしまったというだけの話。

 大桃は別れたくなかったが、タレント活動を続けていたために、主婦としての仕事ができなかったことで自分にも非があると思って、離婚を承諾したのだったが、離婚原因はそういうことではなく、麻木という女ができたためだったと今になって知ったのである。
 
 記者会見中に、ある記者が、爆弾発言をした。「麻木は、大桃の亭主だった男と結婚していた」というのである。

 これが事実とすると、すでに麻木は記者会見しているが、そのことには一切触れていなかったから、「麻木は平気で嘘をつく女」「したたかな女」という印象を与え、現在の彼女のイメージ(離婚はしたが、子どもを抱えて頑張っている健気なイメージ)を覆すことになる。
 主婦たちは、亭主を略奪して家庭を破壊した女を毛嫌いする。麻木は、そういう女と見られることになったのだ。
 麻木が数多く顔を出しているクイズ番組は、家族で見ることが多いので、テレビ局も困るだろう。
 
 麻木および麻木の弁護士は、すでに婚姻関係は破綻していたから「不倫ではない」といっているが、大桃は、まだ婚姻関係にあった時期だから不倫だと考えるといい、争点が対立している。

 民法では、浮気相手の女(この場合、麻木)が、男が結婚していることを知っていて、その男と継続的に肉体関係を持つと、妻はその女を訴えて損害賠償を請求できる。
 それを逃れようとして、麻木は「(戸籍上は夫婦でも、大桃と山路の)夫婦関係はすでに破綻していたと(男から)聞いている」と話したのではないかと疑われ、主婦たちから総スカンを食うことになる。
 (芸能記者はたくさんいたが、「損害賠償できる」という点を誰も口にしなかったのは、読みが浅い)

 主婦たちは、大桃が別れた元夫を今も思っている気持ちを知って、大桃に同情するだろうが、テレビ会見での彼女の気丈すぎるような応対ぶりはマイナス点になったかもしれない。
 
 大桃は自分でその弁護士と話をするというが、麻木は今後は弁護士を立てて話し合うといっている。この点でも、大桃の方が支持されるだろう。
 対する麻木は、「弁護士の知恵を借りなければ弁明できないのか」と主婦たちに思われかねない。
 弁護士などの助けを借りず、3人で話し合って、その結果を公表する方がいいのではないか。

 山路徹という男は、美女二人を手玉に取る〝モテモテ男〟という印象を与えたが、「事務所の家賃から車から私が出していた」と麻木にいわれてしまっては、男として立つ瀬がない。
 大桃は、今でも仕事の相談に乗ってもらっているといっていたが、「仕事の相談に乗る」といって、女とできてしまう男は、世の中に掃いて捨てるほどいる。
 山路という男がそうだとは断定できないが、その手の男は、「あいつより、こいつの方が金になる」と思うと、次々と女をとっかえる性癖があることが多い。
 
(城島明彦)

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