ケータイ恋愛短編小説のススメ 『初恋――ラベンダーピンクに揺れて』
かなり前に原稿を渡していたので気づかなかったが、恋愛ものの短編ケータイ小説『初恋――ラベンダーピンクに揺れて』が6月に「いるかネットブックス」から発売されていた。
城島明彦は、昨今は怪奇物しか関心がないのかと思われているようだが、そうではない。
これは、私が長い沈黙を破って書き下した「コバルト文庫」以来の女子高生を主役にしたラブストーリー。
思春期の特徴として、女子高では、昔も今も、同性のカッコいい先輩に憧れをいだく生徒がかなりいる。それがテーマである。
父の転勤で高一の二学期から聖ジョバンニ女学院に転入した北原由紀は、音楽室から聞こえてくるアイルランド民謡「春の日の花と輝く」を歌う美しいソプラノに魅了される。
学校始まって以来の美少女と噂され、全女生徒の憬れの的となっている一年上の淡路美海だった。
由紀は、クラス対抗の「読書コンクール」を通じて、美海から声をかけられることに……。(解説より)
税込価格157円(安い!)なので、興味のある方は、どうぞ。
(城島明彦)
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