張り手をかわせば朝青龍に勝てることを、日馬富士(はるまふじ)が実証!
朝青龍は〝張り手バカ一代〟である。
相手かまわず、顔面に張り手をかます。
「張り手」「張り差し」は横綱相撲ではないと、何度批判してもやめない。
右手でも左手でも張り手をする。
横綱は力士の鏡だ。
よって、下位力士は、朝青龍を見習って、どんどん張り手、張り差しをやろう!
ブラックジョークはさておき、2009年大相撲九州場所13日目。
朝青龍は、この日も、バカの一つ覚えのように、立会いざま、対戦相手の日馬富士(はるまふじ)の顔面に右手で張り手をかまそうとしたが、ひょいと体をかわされて、突き落とされ、あっけなく負けた。
朝青龍と対戦してきた日本人力士はバカぞろいだ。
これまでまともに張り手を食らって負けてきた。
張り手で勝てると思って朝青龍は増長し、ますます張り手を使うようになった。
張り手対策は、2つある。
①顔を張りにきた方の腕は伸び、脇はがらあきになるから、そこを狙ってサッとまわしを取れば、優位になる。ところが、そういう知恵のある日本人力士はいない。
②張り手対策のもうひとつが、日馬富士がやった手口。張り手が顔に当たらないように、ひょいと体をかわす方法。
どうせ負けるのなら、最初から、ひょいひょいと変わればよい。
対戦相手が全員、張り手をかわすようになれば、朝青龍も、張り手をしなくなるだろう。
白鵬は立派な相撲を取るが、それでも、朝青龍に影響されたのか、8日目だったか、張り手を用い、この日は横綱二人そろって張り差しと相成(あいな)った。悪い点をまねてどうする。
ついでに書くと、大関陥落が決まった千代大海もひどい。日本の国技が泣く。
(城島明彦)