横浜開港150周年記念本『横濱幻想奇譚』(ぶんか社文庫)
横浜開港150周年を記念して書き下ろした『横濱幻想奇譚』(ぶんか社文庫)、好評発売中。
開港150周年・横濱……この場所には幻想奇譚(ファンタジックミステリー)がよく似合う!(帯のコピーより)

(城島明彦)
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横浜開港150周年を記念して書き下ろした『横濱幻想奇譚』(ぶんか社文庫)、好評発売中。
開港150周年・横濱……この場所には幻想奇譚(ファンタジックミステリー)がよく似合う!(帯のコピーより)

(城島明彦)
今年が横浜開港150周年に当たり、私も東京から横浜に移り住んで25年ほどになるので、それを記念して、横浜を舞台にした小説を書きました。
当初は、怪奇小説にするつもりでしたが、編集者の小川将司さんの要請もあって、恐怖色を排し、ファンタジックでロマンチックなものにしました。タイトルは、彼がつけました。
「たそがれホテル」は、伊勢佐木町にあった古いホテルの通称という設定ですが、これは架空のホテル。
サンフランシスコでシーフードレストランを営む日系二世が、横浜にやってきて、自身の出生の秘密や父母の秘密を知っていく話に、恋愛が絡み、謎が謎を呼んでいきます。さて、ラストは?
「外国人墓地の首」は、雑誌社で働く若い男女が、外国人墓地に埋められた首のない謎の人物を特定する話です。彼らが証明した墓の埋葬者は、意外も意外、日本史上に残る大人物であった。
「封印」は、知り合いのオートバイレーサーが行方不明になり、彼の恋人の依頼で、夕刊紙の横浜支局に勤める若手記者が、謎のメッセージを解明していく話。
「横濱ステーションの陸蒸気(おかじょうき)」は、不思議な赤い糸で結ばれた、明治と平成の恋人たちをめぐるロマンチックでミステリアスなラブストーリー。
定価は、税込み630円。ご一読ください。
※写真をクリックすると、少し大きな画面でご覧いただけます。
(城島明彦)