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2009/04/01

〝空前の最弱大関〟千代大海の新しいニックネームは〝ミスター・カド番〟だ

 
 このところ、野球と相撲のことばかり書いている。

 相撲界に入門した多くの力士が描く夢は、「横綱になりたい」ではなく、「大関になりたい」である。

 関脇は1場所負け越しただけで陥落するが、大関は2場所続けて負け越さないと落ちない。昔は、3場所連続で負け越さないと陥落しなかったが、それでは生温(なまぬる)いということで、現在の2場所に変更された。

 千代大海が春場所で残した大関の成績2勝13敗という数字は、15日制がスタートした1949年以来の史上最低記録。

 なかなか勝てないどころか、どうしようもない相撲を取り続ける千代大海を見かねて、部屋の親方は休場することを勧めたが、千代大海は「千秋楽まで相撲を取る」といって出続けた。その結果が、このザマである。

 平幕力士であれば、「大負けこいても、最後までよくがんばった。来場所につながる負けになったかもしれない」と好意的に解釈されることもあるだろうが、大関ともなると、そうはいかない。

 普通なら、大関という名を汚さないようにとの配慮から途中休場するのが常識だが、「逃げるな、出続けろ」と両親にいわれたといって、ぶざまな姿をさらし続け、大関の名を汚(けが)した。

 いい相撲を取って負けたのなら誰も文句はいわないが、格下の力士にいとも簡単に負け続けたのだから、神経を疑う。

 得意手の突っ張りが威力を発揮したときの千代大海は強いが、突っ張りきれずにがっぷり四つに組まれたときの千代大海はまるで別人。弱すぎる。

 5月10日から始まる来場所(夏場所)はカド番だが、これがなんと「13回目のカド番」というからすごい。つまり「1場所勝ち越すと、次の場所は負け越し」ということを13回もやらかしたというのだから、どうしようもない。

 無論、史上最多という不名誉な記録だ。
 来場所は、勝ち越してカド番を脱したとしても、8勝7敗あたりの成績ではどうしようもない。最低でも9勝、いや10勝はあげないと、大関の名がすたる。

 負け越し(または休場)-8勝7敗-負け越し(または休場)-8勝7敗-負け越し(または休場)……

 こういうパターンを繰り返していけば、大関から陥落しないわけで、どこかヘンだ。新しい陥落ルールをつくる必要がある。

(城島明彦)

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