面白ければ何をやってもいいのか? VISAカードの夏目漱石、福澤諭吉、野口英世のCM
「VISAでGO」というVISAカードのCMは、夏目漱石、野口英世、福澤諭吉の偉人トリオのそっくりさんが登場し、いかにも軽薄そうに踊っているものである。
誰もが知っている福澤諭吉が1万円札、野口英世と夏目漱石は千円札の肖像画になっているところから、この3人を使ったと思われるが、この3人は、日本を代表する偉人たちである。
福澤諭吉は慶應義塾の創設者であり、明治時代の賢人である。同校出身者にとっては尊敬の対象である。
野口英世も、貧農の子として生まれながら、学問の道を志し、ついには海外で認められ、日本人の評価を高めた医学界の先駆者。
夏目漱石は、世界的とはいかないが、日本を代表する文豪。「坊ちゃん」のようなユーモア小説は著しているが、性格はきまじめで、気むずかしい人。
たかがCM、遊びじゃないか、などというなかれ。
彼らは故人ではあるが、故人にも人権はある。
血を引いた子孫もいる。
ゼニ儲けのために、偉人の事実をゆがめ、その人格を疑うかのような〝ミーハーで、おちゃらけた人物設定〟に勝手に仕立て上げるのは、いかがなものか。
CM企業の良識を問う。
(城島明彦)
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コメント
漱石役の方は漱石の兄の孫にあたる方らしいです
●顔は、写真で見る福澤諭吉によく似ているが、頭や性格はどうか、興味はあるが、「直系の孫ならいざ知らず、そうでない親戚の者が、たとえCM上であれ、一族の象徴のみならず、慶應大学卒業生たちの気持ちを逆なでしかねない、ばかばかしい動きをさせるということは、いかがなものか。軽率のそしりは免れない」というところ。小うるさいことをいうようですが、偉人には偉人のイメージというものがあり、福澤諭吉には福澤諭吉のイメージというものがありますからね。彼のことを知らない小さな子供たちは、CMを見て、「学問のススメ」を書いた人はああいう人なのかと思ってしまう。表現の自由があるからといって、一私企業の売名行為のために、何をやってもいいということにはならない、そこには「おのずと節操というものがあってしかるべき」と思うのです。「明治天皇もああいう風に登場させられるか」とVISAに聞いてみたい気がする。(城島明彦)
投稿: 夏目 | 2009/06/05 14:49
> 血を引いた子孫もいる
そうですね。
さらに出演していますね。
投稿: 漱石 | 2009/06/06 17:42