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2009/03/29

WBCが日本列島を興奮と感動で包み込んだ17の理由!

 (1)この時期、ほかにテレビ中継できる面白いスポーツがなかった。

 (2)どこのテレビ局も、同じタレントばかりを使った「金(制作費)をかけずに、簡単に作れる安易なクイズ番組」などを頻繁に流し、ドラマにしても「中身の薄い話」のものが多くて、視聴者は食傷気味になっていたことから、WBCの野球がとても新鮮に映った。。

 (3)中継するテレビ局(特にテレビ朝、TBS)が、高い放映権の元を少しでも取り返そうと、朝、昼、晩を問わず、ワイドショーなどでも、WBC関係のニュース、話題、関連情報などを、かなりの時間を割いて流した。

 (4)北京五輪でぶざまな負け方をした日本の野球選手が、どう変貌を遂げたか、という関心があった。

 (5)「金メダル以外入らない」と豪語しまくりながら、銅メダルも取れなかった〝口先き男〟星野仙一に対し、大きなことをいわなかった原辰徳が国際試合でどういう戦い方をするのかに興味をそそられた。

 (6)大リーグのように、声援だけでトランペットや太鼓などの鳴り物がゼロという応援ぶりではなかったが、日本のペンントレースのときほど、うるさくなかった。

 (7)大リーガーとなって活躍しているイチロー、松坂らの国際スタープレイヤーが〝里帰りしたこと〟(日本チームに加わったという意味)で、普段は野球に無関心の人々や、彼らの名前だけは知っている野球ファンでもない人々が、ミーハー的関心を抱き、テレビ中継を観た。

 (8)出場国の選手たちの、目の色を変えて真剣勝負をする姿に、「国別対決」「国際対決」の面白さを見、魅せられた。

 (9)死にもの狂いで向かってくる韓国選手の「打倒! 日本」への異常とも思える気迫や勝利へのあくなき執念、スタンドで応援する韓国人の熱気が、日本人の感情を刺激し、揺さぶった。

 (10)「侍ジャパン」というネーミングが実によく、圧倒的多数の日本人が好感をもってこの命名を受け入れた。チームに監督以外の名を冠したのは、「なでしこジャパン」が先行するが、「なでしこ」を知っている外国人は皆無に近いのに対し、「侍」「SAMURAI」は国際語に近いものがある。

 (11)一球団や系列のスポーツ紙が「原巨人」とか「落合ドラゴンズ」などと表現するのは何の問題もないが、「国を代表するセ・パ選抜の混成チームに、監督の名前を冠するのはおかしい」「戦うのは選手たちであって監督ではない」という批判の声に、原辰徳は素直に耳を傾け、「侍ジャパン」としたことが好感を呼んだ。
 
 (12)テレビ中継の解説が、わかりやすく、素人にも理解できた。(私見だが)特にTBSの槙原の解説は簡潔明瞭でよかった。

 (13)絶不調のイチローのバットは、湿ったままで終わるのか、それとも、どこかで火を吹くのかという興味と期待がないまぜになった気持ちが、テレビにかじりつかせた。

 (14)「日本の野球レベルは、大リーグと肩を並べたかもしれない」、いや、「もしかすると、抜いたかもしれない」と思わせるような侍ジャパンの攻撃力、投手力、守備力に魅了された。

 (15)最小失点しか許さない日本の投手、キャッチャー城島の日本的で緻密(ちみつ)な好リードは、テレビや車で世界を制した日本人の優れた技術力に通じるものがあり、不況下であえぐサラリーマン層に勇気と自信を与えた。

 (16)当たっていた村田の肉離れによる戦線離脱が、話題を大きくし、同情心を誘った。

 (17)侍ジャパンの各選手の、グラウンドで見せる「気迫に満ちた戦士たる姿」と、ひとたび球場を離れたときに見せる「明るく、ひょうきんな姿」の、そのギャップの大きさが好印象を与えた。

(城島明彦)

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