(WBC)侍ジャパンは、〝ゾンビ・ルール〟のおかげでまたキューバに勝ったが、「春眠暁を覚えず打線」で韓国に雪辱できるのか?!
今日は仕事の打ち合わせがあって出かけたため、対キューバ戦のテレビ中継は3回表の日本の攻撃が終わった段階で見られなくなった。
出版社の会議室での打ち合わせが休憩になり、コーヒーブレークになったとき、別室に行った編集者が「日本が勝ってる!」と大きな声でいったので、会議室のテレビをつけたら、9回表で4対0。打席にイチローが立っていた。
「イチローは、その前の打席で13打席目にヒットを放った」とアナウンサーがいっていたが、アップで映し出される彼の顔は、苦渋に満ちているように見え、テレビ観戦しているこちらも辛かった。
(彼は、侍ジャパンをこれまでずっと引っぱってきた。その疲れが出ているのか)
と思って見ていると、センターオーバーの3塁打をかっ飛ばした。
しかし、2打席連続ヒットではあるが、まだ本物かどうかはわからない。
侍ジャパンの勝利は、投手力のおかげだ。侍ジャパンの投手は、どの相手チームに最少得点しか与えていない。前日のダルビッシュも、初回に〝血迷って〟3点を奪取されたが、その後は失点しなかった。ペナントレースなら、「あとは打線の援護を待つだけ」とテレビ中継のアナウンサーが常套句(じょうとうく)を口にするところだ。
しかし、打線は湿りっぱなし。日本刀に替えて侍ジャパンの打者が構えるバットは、空音(くうおん)を響かすばかり。これが、韓国に2度も苦杯を舐めさせられた主原因である。
この日は、8安打で効率よく5点もあげたが、キューバも5安打。しかしキューバ打線は、前日の対韓国戦の日本同様、点に結びつかない非効率的なヒットだった。
キューバ戦のこの日の投手は、先発の岩隈(6回)、リリーフが杉内(3回)。二人で完封したのは立派。
さて、〝カリブの海賊パワー〟キューバにこそ2戦連続して勝ちはしたが、韓国に対しては、3度目の正直とはいかず、グラウンドに韓国旗まで立てられるという〝世紀の屈辱感〟を味わった侍ジャパンよ、もう後がない。
韓国戦は4度目になるのだから、勝って当たり前。
4度も挑戦できるのは、「ダブルエリミネーション」とかいう〝ゾンビ・ルール〟のおかげだぞ。
ゾンビ映画の本家アメリカのチームは、負けても負けてもジ・エンドにならずに、また生き返ってくる。日本はそこまで行ってはいないが、対韓国戦に限っては、似たような印象だ。
したがって、ただ勝つだけではダメだ。韓国民や韓国チームの選手が、なにもいえないような勝ち方をしないといけない。キムチ韓国に、梅干ジャパンの底力(そこぢから)を見せてくれ!
(城島明彦)
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