WBC4度目の日韓戦の先発は巨人の内海だが、大丈夫なのか?
内海の防御率は、2004年以降、5.14、5..04、2.78、3.02と来て、昨シーズンは2.73.。
ということは、松坂や岩隈のように完封を期待するのは難しく、打線が3点以上取ってやらないと勝てないという計算になる。立ち上がりが、すべてだ。
日韓戦の第2戦目のように打棒爆発といくかどうか。午前10時の試合開始を前に不安がよぎる。
報道を見る限りでは、侍ジャパンの選手の面々は、韓国選手がマウンドに立てた韓国旗を見て屈辱感と怒りを感じているようだ。
それにしても、WBCは異様なほどの盛り上がりを見せ、〝付和雷同(ふわらいどう)型のにわかファン〟まで現れる始末。
オフィス街や繁華街にある電気店の前は、黒山の人だかりとまではいかないが、何人もの通行人が足を止めてテレビの中継画面を見つめている。中心は、少年時代に草野球に熱くなったオヤジたちだが、野球のことなどろくに知りもしない妙なおばさんまで混じっているのが、不思議である。
こういう連中は、「ヨン様」に群がるのと同じ感覚で、〝ハンサムボーイ〟岩隈をうっとりと眺め、〝クールガイ〟イチローに熱い声援を送っている。
各テレビ局が、芸能番組のような感覚で長時間を割いてWBCを取り上げている影響もあるのだろうが、どこか違うのじゃないか?
その連中が、ペナントレースが始まったとき、果たしてテレビの野球中継を見るようになるかどうか、そのあたりが興味を引く。
国別対抗となると、どの国もつい熱くなってしまうのだろうが、戦争で殺しあうのではないから、まあ、いいか。
あと45分もすれば、日韓戦のプレイボールだ。今日は、勝てよ!
(城島明彦)
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