王は無理してもWBC監督をやれ! 「星野が監督なら出ない」というイチローの声をどう聞く
●日本球界の、いや〝世界球界の至宝〟イチローが星野がWBCの監督なら自分は出ないと友人に語ったという話を週刊誌「アエラ」が掲載した。
イチローは、WBC監督が王なら出るが、星野なら出場拒否の意向らしい。
イチローがオリックスに入団したのは1991年。イチローは名古屋人。子供の頃からのドラゴンズファンで、中日に入りたかった。それを認めなかった当時の中日監督は、誰あろう、星野仙一その人だ。
星野は、ブライアントの実力を認めず、一軍でほとんど使うことなく、二軍に落とし、その直後に近鉄に放出している。ブライアントは近鉄に入団するや、どでかいホームランを量産したことは記憶に新しい。
星野は、金銭にあかして大トレードをやり、人心を一新して中日、阪神を優勝させたが、既存の大物選手を引っぱってきただけ。
中日の捕手だった矢野を星野は阪神に追放したが、その後、大活躍し、星野が阪神監督になったときに大活躍するという皮肉な結果になっている。
●WBC体制会議で、星野を推薦したのは王だったと、野村が漏らした。
王の体が悪いことは誰もが知っているが、それを押してWBC監督を引き受けてほしいというのが、ファンの声だ。人望があり、謙虚な人柄の王には選手はついていくが、かつて中日監督時代に巨人監督だった王の胸倉を掴んだ星野なら、選手はついていかない。
酷な言い方になるが、相撲取りなら土俵で死ねたら、野球人ならグラウンドで死ねたら本望ではないのか!?
●誰が、なぜ星野をWBC監督にしたいのか。その裏に何があるのか!?
星野は、ナベツネを介して、人のいい王を利用してはいけない。
イチローの声は、ほかの野球選手の声でもあるということを、王やナベツネは知るべきである。
TBSやフジテレビが視聴者アンケートで「誰がWBC監督にふさわしいか」で、星野は野球ファンから拒否されていた。そのことを関係者は思い返すべきである。
(城島明彦)
