「巨人が阪神に3連勝することは絶対ない」と断言していた星野仙一の「化けの皮」
●2008年のセリーグの天王山ともいうべき「巨人・阪神」3連戦の前夜、星野仙一は、例によって日テレの「NEWS ZERO」にコメンテーターとして出演したが、キャスターが「ジャイアンツが3連勝する可能性は」と星野に尋ねたが、星野は「それは絶対にない」と冷ややかに断言した。
キャスターたちは当然ながら巨人ファンであり、「巨人が3連勝してほしい」と願っていて、再度尋ねたが、星野は「それは絶対ない」と言い切った。キャスターたちは、一様に白けた表情になった。
何を根拠に、星野はそういったのか!? 自分が阪神のSDだからか?
だが結果は、周知のごとく、巨人の3連勝。それも一方的ゲームだった
中日ファンの私ですら、投打が噛み合い、特に神がかりのようになって打ちまくる巨人打線のすごさには舌を巻き、「もしかしたら3連勝し、同率首位に並ぶのではないか」と思った。ところが、星野は、前記の如し。
●勝負事の予想には、双方の戦力分析がもっとも大事なことはいうまでもないが、カンも必要。勢いの違いや流れを読むことも大事。
星野は、そのあたりがおかしくなっているのではないのか。
流れが読めない人間に、監督は無理。
●オリンピックで「出ると負け」を喫した最悪の采配は、星野が自分の足で取材していなかったことに最大の原因があったのではないか、と、最近になって思えてきた。
偉くなったつもりでいるから、自分でこまめに動いて、セパ12球団の練習や試合を見に行くという基本的なことを怠ったために、大事な試合で用兵を誤ったのだ。
●雑誌「FLASH」(2008年9月30日・10月7日号の見出し・リードより)
闘将 剥げ落ちた「化けの皮」
事業の失敗も発覚! この男のご宣託か…
星野仙一WBC監督辞退 運命を委ねる「セラピスト」
星野仙一とタッグを組むセラピストの招待は……
自分の名前を冠した事業は破綻した
「五輪敗戦からすぐに巻き起こったWBC監督就任騒動。世論は星野仙一(61)の続投を拒否。沈黙から一転し、監督就任に否定的な発言を公表した。世間の空気を読むことに長(た)けている彼らしい行動といえる。その裏で、1人のブレーンの存在が浮上した。阪神監督時代から6年来の付き合いという謎のセラピスト。いったいどんな人物なのか?」(リードより)
●「週刊文春」(9月25日号の見出しより)
大林素子、佐藤直子も絶句
「夢・星野スポーツ塾」破産 星野仙一塾長の「責任」
協力したタイガース、朝日新聞の困惑
パートナーの架空売上計上事件
「なんでまた火中の栗を拾うのか――星野氏はこう言ってWBCKSン特辞退を仄めかしたが、日本語をよくご存知ないようだ。「星野塾」の破産でまたしてもスポーツファンを裏切った男に日本代表の資格があるだろうか。『火中の栗』とは星野氏ご自身のことである」(リードより)
●「夢を語ろうじゃないか」「夢をなくしたら、おしまいだ」が星野の口ぐせ。
耳ざわりのいい言葉で、そういっていれば寄ってきた人間、ついてくる人間もいるだろう。だがそれは、星野の正体を知らないからだ。
野村がヤクルトを解雇された足で阪神の監督に就任したとき、星野は「間をおかずにそういうことをするのは許せない」と批判していながら、自身は、中日を解雇されたその足で阪神の監督になった。
星野は、そういう男。
●「FLASH」に出てくるセラピストは、バイオリズム(身体・感情・知性の3つの波)を使って、選手の調子を判断するというもので、私も昔夢中になっていたことがあり、頭から否定するものではないが、星野がそれを妄信していたとしたら、とんでもないことになる。
北京五輪で、星野が、〝謎のセラピスト〟が示した各選手のバイオリズムをどう利用したのか、聞いてみたいものだ。
●ナベツネさん、読売は大新聞社なのだから、もっときちんと星野のことを調べないと、そのうち大ヤケドするのでは?
(城島明彦)
