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2008/06/20

ゲンコツ条例だって!? 愛のムチ条例だって!?

 〝そのまんま東〟(東国原英夫宮崎県知事)は、話題づくりがうまいね。

 ある県議会議員の発言を受けて、子供への体罰問題に、また一石を投じようとしている。

 「ゲンコツ条例」とか「愛のムチ条例」を作って、悪さをした子供たちに学校の先生が拳固(げんこ)の一つもくれてやることを認めようというアイデアだ。

 その県議会議員は、秋葉原で起きた「ナイフによる無差別連続殺傷事件」を念頭において、

 「自分らが子供の頃は、筆箱にナイフが入っていた。しかし、誰もそれを凶器としては使わなかった」

 といった。

 私も、ナイフを使った殺傷事件が起きるたびに、そう思ってきた。

 「自転車のチェーンもって、しばきにいった」

 なんていうことは、「不良」と呼ばれていた連中のなかでも、番長クラスのやつらがやった程度。

 彼らにしても、ナイフを使って、相手をどうこうしたということはまずなかった。

 「愛のムチ」「愛のゲンコツ」(教師による体罰)について、教育評論家は賛否両論のようだが、少々の体罰は必要だ。

 昔、教師にひっぱたかれたり、バケツを持たされて長時間廊下に立たされたりした経験のあるおじさんたちは、

 「『そうされても仕方がない』と子供自身が思うレベルの体罰は必要」

 と思っているのではないか。

 「体罰を行う教師に愛情がこもっているかどうか」

 などと、もっともらしい理屈をこねる評論家にろくな奴はいない。

 愛情があるかないかを、どこで判断できるのか。

 愛情の程度を、誰がどう判定するのか。

 「こんなガキ、どうでもいい」

 と思ったら、人は無視するはず。

 「そういうことをすると、ほかの子供たちが迷惑する」

 「そういう行為はやってはならない」

 ということが頭でわからないガキなら、「軽い体罰」で教えるしかないではないか。

 尊敬に値する教師かどうかなどという議論をしたら、「そんな教師はいない」という話になって、その時点で「ジ・エンド」になってしまう。

 今の教師のレベルが下がっているわけではない。昔の教師にも、ひどい奴はいっぱいいた。

 むしろ、昔のほうがいい加減な教師が多かったかもしれない。エロ教師も、飲んだくれ教師もいっぱいいた。

 教師に対する世間の見方が、昔はなまぬるかったというだけの話。

 その根底には、教師を「(ある程度の)聖職者」と見る考え方があった。

 だからこそ、「わが師の恩」などという歌詞の歌を卒業式で歌っても、違和感をあまり感じなかったのだ。

(城島明彦)

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