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2008/05/30

こんな奴は「死刑!」


 ●「庖丁一本 さらしに巻いて」
  
  大阪の板場(料理人)が修行の旅に出たのは、昭和三十年代の話。 

  (注)「庖丁一本 さらしに巻いて」は、藤島恒夫が歌ってヒットした歌謡曲「月の法善寺横町」の出だしの歌詞)


 ●「包丁二本 ビニール袋に入れて」

  わけのわからない四十男が、二人を包丁で刺して逃走、上京して捕まったのは、平成二十年の話。 
 
  (こんな奴らが、野放しになっているのが、今の日本。こまわり君じゃないが、こんな奴は「死刑!」)

 ●隔世の感といいますか、えらい時代になりましたなあ。

(城島明彦)
  
    

2008/05/26

苗字の不思議(水編)

 苗字はおもしろい。

 人が生きていくうえで、必要不可欠なもの。それは「水」だ。

 水に関連する苗字がある。

 ●水……「水田」、「水元」、「水原」、「水森」、「水口」、「水島」、「水鳥」。
       「清水」、「出水」、「温水」(ぬくみず)、「赤水」、「迫水」(さこみず)。

 ●湯……「湯川」、「湯本」、「湯田」、「湯島」。

 ●泉……「泉」、「大泉」、「中泉」、「小泉」、「泉田」、「泉川」

 ●池……「池」、「大池」、「中池」、「小池」、「池上」、「池中」、「池下」、「池田」「池山」、「池森」。

 ●沼……「大沼」、「中沼」、「小沼」、「沼田」、「沼井」、「沼渕」。

 ●川……「川上」、「川中」、「川下」(かわした)、「川口」、「川井」、「川田」、「川越」、「川原」、「川島」。
       「上川」、「中川」、「下川」、「星川」、「笹川」、「梅川」、「歳川」(としかわ)、「千川」、「仙川」、
       「菱川」、「山川」、「東川」、「西川」、「南川」、「北川」、「井川」、「江戸川」……。

(城島明彦)

デブよ、「デブは罪だ」と知れ

 電車に座っったとき、隣の席が開いていると、

 (どうか、デブだけは来てくれるな)
 
 と、念じることにしているが、そういうときに限って、デブや巨デブ(デブのなかのデブ)が座る。

 たちまち、憂鬱になる。

 デブが座ると、窮屈で仕方がない。

 デブに限って、堂々と座る。 

 少しは、芝居でもいいから、申しわけなさそうにしていろ。

 「大きくてごめんね」というような感じで、身をちぢこめろ!

 「君は1・5人分あるいは2人分の運賃を払ったのか?」

 腰が当たる、腿(もも)が触れるなど、普通の人であればそうはならないことが起きてしまう。

 デブは体温が高い。服を通して高温が伝わり、気持ち悪い。

 しかもデブは、汗かきが多い上に無神経な奴が多い。 

 これからの季節、太くて汗でべたべたした体で、隣に座られてはかなわない。

 デブは、隣の人に体が触れても平然としている。

 日頃から神経をすり減らしている奴は、太れない。

 無神経だから、ぶくぶく太る。

 デブは、そういうことを常日頃から自覚せよ。

(城島明彦)

2008/05/25

苗字はおもしろい(数字編)

 数字が入った苗字。

 一……「一枝」(いちえだ)、「一木」(いちき)。
 二……「二本柳」(にほんやなぎ)、「二木」(にき)、二瓶(にへい)。
 三……「三木」、「三本」(みつもと)、「三沢」、「三村」、「三河」、「三田」、「三尻」。
 四……「四ツ木」(よつぎ)、「四元」(よつもと)
 五……「五木」(いつき)、「五嶋」(ごとう)。
 六……「六川」(むつかわ)。
 七……「七戸」(しちのへ)。
 八……「八田」(はった)。
 九……「九十九」(つくも)
 十……「十日市」(とうかいち)、「十津川」(とつがわ)。

 五十…「五十畑」(いそはた)、「五十田」(いそだ)。
 百……「百川」(ももかわ)、「百瀬」(ももせ)。
 五百…「五百旗頭」(いおきべ)。
 千……「千川」、「千田」。
 万……「万田」、「一万田」(いちまんだ)。

(城島明彦) 

2008/05/23

苗字の不思議(動物編)

  動物の名前の入った苗字がある。
  地名と絡めたものも含めると、結構ある。

   犬……「犬上」(横溝正史の名作『犬神家の一族』)、「犬井」、「犬山」。
   猫……猫田(男子バレーボール選手だった「猫田」)。
   猿……猿沢(修学旅行で奈良へ行くと必ず行く「猿沢池」)。
   馬……「馬瀬」、「馬瀬山」、「馬渕」、「馬嶋」(まじま)。
   牛……牛久、牛山、牛尾。
   狸……狸田(私が20代のときに書いた映画の脚本のなかの「詐欺師」役の登場人物の名前)。
   狐……見かけない。
   猪……「猪瀬」(いのせ)、「猪野」(いの)、「猪川」(いかわ)。
   豚……さすがにいない。
   山羊……「八木」とか「矢木」ならいる。
   鼠……見たことがない。
   鰐……「鰐淵」(わにぶち)。 
   熊……「熊本」、「熊田」、「熊井」。
   虎……見かけない。
   兎(うさぎ)……見かけない。

  ●鳥 

   鳩……「鳩山」。
   雉……「雉子牟田」(きじむた)。
   目白……目白。
   
  ●昆虫
   
   バッタセミ(蝉)やカマキリ(蟷螂)はいないが、蝶はいる。

   蝶……「蝶野」。

(城島明彦)
  
  

♪好き、好き、チキンラーメン

 団塊世代が中学生か高校生だった頃、紫倉麻里子さんがパーソナリティを務め、「今月の歌」を歌唱指導するラジオ番組を聴いたことがあるはずだ。

 日清食品提供の「今宵麻里子と」という番組で、冒頭、紫倉さんが歌う「チキンラーメン」のコマソン(CMソング)が流れた。

 私は、「好き 好き チキンラーメン」とか「ただうつむいて 黙ってた」といったフレーズは覚えていたが、全部はわからなかった。

 先日、紫倉麻里子さんから、歌詞を教えていただいたので、紹介したい。

   初めて会った あのときは
 
   ただうつむいて 黙ってた

   今じゃ平気で こう云うの

   好き 好き チキン ラーメン

   好き 好き チキン ラーメン

   目と目でわかる

   貴方と私

   好き 好き チキン ラーメン

 作詞・作曲がミキ・トリローだったと知って、驚いた。
 
 彼は、「冗談工房」を主宰していた〝CMソング界の巨匠〟なのだ。
 
(城島明彦)

おまえのことだ―「割り込み常習者」は顔に出る

 駅のプラットフォームでは、並んで電車を待つ。

 これは常識だが、そのとき列外に立っている者が必ずいる。

 彼らはの全部がそうではないが、何人かは割り込み常習者だ。

 列の最初の方に並んでいた人が車内に乗り込み始めると、横からさっと割り込んで、さっさとあいている席に座る。

 まじめに並んでいた者は、本来なら座れる順番なのに、そいつらのために座れない。疲れていても座れない。

 こういうやつらを「要領がいい」とはいわない。「犯罪者予備軍」だ。

 割り込む奴を見かけたときは注意するようにしているが、「すみません」と素直に謝った者はこれまで一人もいない。

 何か月か前のこと。並ぶラインが引いてあるのに、その枠外から割り込んだ中年サラリーマンがいたので、

 「割り込むんじゃない」

 と大声で怒鳴りつけ、こういってやった。

 「マナーを守れ。自分では気づいていないだろうが、せこさが顔や目つきに出ているぞ」

 電車が到着する以前から私は、そいつの顔つきを見て、絶対に割り込むだろうと予想していた。

 それからしばらくたって、またその男を見かけたが、今度は割り込まず、きちんと順番どおりに乗った。

 「よくやった」と声をかけてやりたくなったが、その前に男が私に気づき、バツの悪そうな顔をしたので、何もいわずにおいた。

 その男、「せこさが顔や目つきに出る」といわれて、思い当たるふしがあったのだろう。

 最近、若い男で割り込む男がいたので、ジェスチャーをまじえ、大きな声で注意したが、そ知らぬ顔をしたので、三度注意した。それでも、知らん顔をしていた。

 帽子をかぶり、耳にヘッドホンをつけた20代の髪の長い男だった。「音楽を聞いていて、人声は聞こえません」というわけか。

 こいつの顔には、せこさ、品性下劣さがにじみ出ていた。

 こういう奴らがはびこっている限り、日本はよくならない、と断言できる自信がある。

(城島明彦)

2008/05/20

立原道造の影響 「幸せは、どこにある」

 私が高校生だった頃にヒットした青春歌謡に次のような歌があった。

   幸せは どこにある
   あの雲の 行くところ
   幸せは 遠いもの
   あの山の その向こう
  
   そうじゃない そうじゃない
   幸せは すぐそこに
   街角の 工事場に
   横丁の 石垣に
   ポッチリと とまってる

 デュエットの曲で、男性歌手が金田星雄、女性歌手が小宮恵子。
 「幸せを掴んじゃおう」(横井弘作詞、中野忠晴作曲)という歌だった。
 今とは比べものにならないくらい時間がゆっくりと流れていた昭和三十年代後半(一九六〇年~六五年頃)の話だ。

 金田星雄は、当時プロ野球の国鉄スワローズ(現ヤクルトスワローズ)のエースだった〝カネやん〟こと金田正一投手(のち巨人に移り、日本プロ野球記録の四〇〇勝を達成)の弟。 

 この詞を読んで、前半が「山のあなたの空遠く 『幸』(さいわい)住むと人のいう」で始まるカール・ブッセの詩「山のあなた」、後半がメーテル・リンクの童話『青い鳥』をヒントにし、両者を合体したらしいと気づく人は多いと思うが、一読して立原道造の詩の影響を見抜いた人がいたら、その人は「えらい!」。

 
 立原道造の「村ぐらし」という詩のなかに次のような表現がある。

   道は何度ものぼりくだり

   その果ての落葉松(からまつ)の林には

   青く山脈が透いている

   僕はひとりで歩いたか さうじゃない

   その山脈の向うの雲を 小さな雲を指さした

(城島明彦)

立原道造の「麦藁帽子」

 五年ほど前に出た「ハルキ文庫」の「立原道造詩集」に目を通していたら、「麦藁帽子」という一篇が載っていた。

 私が大学生の頃、とても気にいっていた彼の詩のひとつだった。

 「麦藁帽子」には、いろいろな思い出がある。次のエピソードもそのひとつだ。

 今は夏になっても、麦藁帽子をかぶっている人をみかけることはめったになくなったが、昭和の時代までは夏の風物詩であった。

 私が中学生だった頃、夏の日盛りに、町の停留所で、バスを待つ水玉模様のワンピースを着た美しい女性を見たことがある。

 高校生か、それより少し上であったろうか。すらりと背が高く、色白の清楚な感じの人で、鍔広(つばひろ)の麦藁帽子をかぶっていた。
 
 私は、彼女と道路を挟ん反対側の停留所で、同じくバスを待っていた。手には白い昆虫網と籠。

 強い日差しが照りつけ、麦藁帽子の鍔(つば)が彼女の白い顔に陰を落とす様を、私は、まぶしく見つめていた。

 その人を見たのは、それが最初で最後であった。

 立原道造の「麦藁帽子」は、こんな詩である。


   八月の金と緑の微風のなかで

   眼に染みる爽やかな麦藁帽子は

   黄いろな 淡い 花々のやうだ
 
   甘いにほいと光とに満ちて

   それらの花が 咲きそろふとき

   蝶よりも 小鳥らよりも

   もっと優しい愛の心が挨拶する

 
  「立原道造は、いいなあ。最高だ」
   と思う。

(城島明彦)

苗字はおもしろい(植物編)

 少し熱があって体調が悪く、朝からほとんど床のなか。いくぶん体調がよいときに起き出して、息抜きにブログ書きというわけで、苗字の第2弾。

 木や花から採った苗字が結構多い。

 代表的なのは、大化の改新で有名な藤原鎌足の流れをくむ「藤原」という苗字。

 ●藤の花
 藤原は本家・本流しかつけることができず、傍流や分家、藤原家にゆかりがあった家などは、「藤」の一字だけを使うことが許されたので、以下のような苗字が生まれた。

  「藤」、「藤田」、「藤木」、「藤森」、「藤川」、「藤本」、「藤山」、「藤井」、「藤代(ふじしろ)」……。

  「本藤」、「佐藤」、「伊藤」、「加藤」、「後藤」、「紀藤」、「斉藤」、「武藤」……。

 (蛇足)
 私が生まれ育った三重県(四日市市)には、「伊藤」「加藤」姓が相当多く、子供の頃は、「伊藤、加藤は馬の糞(くそ)」といっていた。江戸時代の四日市には東海道五十三次の一つがあり、街道を馬がひんぱんに往き来していたのであろう。
 そういう話をしたら、「おれのところでは、佐藤、加藤は、犬の糞というよ」といった友人がいた。その友人の出身地は忘れてしまった。
 
 ●梅の花
 日本の花といえば、古くは「梅」が代表。後に「桜」が国花になる。
 
  「梅田」、「梅本」、「梅宮」、「梅木」、「梅林」、「梅森」、「梅野」……。

 ●桜の花
  「桜」、「桜木」、「桜庭(さくらば)」、「桜森」、「桜井」……。

 ●菊の花
  「菊池」、「菊地」、「菊井」、「菊田」、「菊本」……。案外少ない。

 ●桃の花
  「桃井」、「桃園」、「桃山」、「桃谷」、「桃川」……。


 躑躅(つつじ)、山吹(やまぶき)、桔梗(ききょう)、水仙といった日本の四季を彩る美しい花の名が苗字にならなかったのは、なぜだろうか。

 ●花は観賞しないが、桑、栗、柿などの木になる実は食べられる

  「桑田」、「桑山」、「桑井」、「桑名」……。

  「栗本」、「栗林」、「栗田」……。

  「柿本」、「柿内」、「柿山」……。

 しかし、同じように実を食べる木でも、「ぐみ」、「銀杏(ぎんなん)」、「あけび」などのように苗字に採用されないものもある。

 苗字は単純なように見えて、奥が深いのである。

(城島明彦)

どうでもいい話……名字(苗字)のこと

 物書きでありながら、私はブログを書くのは苦手だ。なんとなく億劫(おっくう)なのだ。
 
 しばらく更新しないでいたのは、そのせいばかりではない。体調がよくなかったこともある。

 昔から、時間をもてあましたときに、しばしば連想ゲームをした。「苗字の不思議」についてだ。

 日本人の苗字は、山、川、田、畑など自然と関わっているものが多い。

 江戸時代、庶民には苗字がなく、明治時代になって苗字をつける際、住んでいた場所にちなんで、苗字をつけた、と広くいわれてきた。


 ●まず、「山」のつく苗字から。
 
 山の上の方にすんでいたから「山上(やまがみ)」。少ないが「山神」というのもある。

 中ほどにすんでいたか、あるいは山のなかに住んでいたから「山中」。あるいは「山内」。

 山の下の方に住んでいたから「山下」。

 そして、山への登り口(入口)に住んでいたのが「山口」、「山本」、「山元」、「山根」。

 ふもとあたりに住んでいたから、または、山のそばに住んでいたから「山辺」。

 山の裾野に住んでいた者もたくさんいたはずだが、「裾野」という苗字は聞いたことがない。

 山が出たついでに、山のつく苗字を思いつくままに挙げてみると――

 山田、山井、山川、山生(やまう)、山室、山城(やまき)、山鹿(やまが)、山城……。


 ●「山」とくれば、「川」(河もある)。川のどのあたりに住んでいたのか。

  上流から下流に向かって、「川本」、「川上」、「川中」、「川下」(こういう苗字はまずないが)、川口。

  川の大きさは? 「大川」、「中川」、「小川」。

  川の深さは? 「浅川」、「深川」。

  川幅は? 「広川」、「中川」、「細川」。

  川の流れ方は? 「立川」(町や村をタテに流れていた)、「横川」(町や村を横切って流れていた)

  川のある位置(方角)は? 「西川」、「北川」(「東川」と「南川」は珍しい)。「川西」、「川北」。

  どこにある川か?  「森川」、「宮川」、「谷川」、「山川」、「里川」、「村川」、「橋川」。
  
  何と関係する川か? 「堀川」、「田川」、「井川」、「衣川」、「菱川」、「星川」、「氷川」。

 
  こんなふうに連想ゲームをしていると、あっという間に時間が過ぎていく。

  今日のところは、ここまで。

(城島明彦)

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