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2007/10/23

赤福の「花火商法」に問題があった

 赤福事件で、謝罪の記者会見に出てくるのは、2005年10月に父の後を継いで社長になった浜田典保という人。

 一見実直そうで、気が弱そうに見えたが、しっかり嘘をついていた。

 人は見かけによりませんなあ。
 
 ところで、赤福の社是をご存知か。
 
 「赤心慶福(せきしんけいふく)」であります。

 「まごころを尽くすことで他人の幸せを喜ぶことができる

 という意味だと、父の浜田益嗣(ますたね)さんはいっておりますぞ。

 この御仁(ごじん)、朝日新聞の名古屋版に連載された「あの時 東海経済物語」(2005年)のなかで、こんなことを述べておったのです。以下に引用いたしましょう。

 《花火はドーンと上がって、パッと消えなきゃいけない。赤福は、打ち上げ花火のような一瞬の美しさを求めている。赤福は作ってから10時間以内に売ることを目標にしている。
 「三つ余計に売るよりも一つを残すな」。

 こんな言葉も赤福には伝えられている。夕方になっても赤福が店に残っていれば、「このごろ売れていないな」と思われる。早く売り切ればイメージは良くなる。それは、在庫管理の面からも重要。残した一個の原価は、3個得った利益に相当するからだ。 赤福では「コント」という一覧表を作って残品を管理している。だから返品率というのはほとんどゼロに近い。
 「コント」は、コントロールシステムの略称で、先代からの伝統だ。
 私の代にコンピューターや携帯電話を使って、さらに精度を高めた。》

 この言葉のなかに、今回の事件が起きた原因が潜んでいることは明らか。

 益嗣さんは、こんなこともいっております。

 《9代目だった父の戦死で、8代目の妻だった祖母の浜田ますが経営のかじ取りをすることになった。(中略)ますは76年に90歳で亡くなった。「売れるに任せて、自分の力以上に大きくしたらいかん」とよく言っていた。
 赤福の販売は売り上げを伸ばした今でも、品質管理が行き届く名古屋や大阪の近鉄沿線が中心だ。物心が付いたころから、ますに教えられた赤福のまごころ。忘れてはいない。》

 「赤福のまごころ」って、何!?

 浜田親子には、「釈迦の説法、屁ひとつ」という諺を謹呈しよう。

(城島明彦)

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