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2007/09/17

病気見舞いの人数について

 以前、しょこたん(中川翔子)が登場するプロミスの「大人のマナー」というCMがおかしいことを指摘し、ぼろくそにけなしたが、今回流しているCMには、ほめたいものがある。

 「病気見舞いに鉢植えは持っていかない。切り花にする」

 というCMはいい。

 そういうことを知らない若い人が多いからだ。

 実は僕自身、あやうく、鉢植えをもっていきそうになった経験がある。

 二十五年以上も前の話になるが、お世話になったおじさんが入院したので、見舞いに行くことにした。

 果物がいいか、花がいいか迷った末、花にしようと決め、花屋に入ったところ、鉢植えのきれいな花があったので、買おうと思ったが、重そうなのでやめにし、花束にした。

 病室に入って、付き添っていたおばさんにその話をしたら、

 「病気見舞いに鉢植えはダメ。根付く=寝付く=長患いを意味するから縁起が悪い。鉢植えじゃなくてよかった」

 といわれた。

 命がかかっているのだから、ゲンの悪いもの、縁起の悪いものは絶対にダメなのだ。

 切り花なら何でもいいかというと、そうではない。

 CMでは、「シクラメン、ツバキ、ユリはもって行ってはいけない」といい、その理由を説明している。

 シクラメン(=死・苦を意味する)、ツバキ(突然、花が落ちることから、頭が落ちるにつながり縁起が悪い)、ユリ(=香りがきついので、病人によくない)

 「今度のプロミスのCMは、なかなかよろしい」

 と思ったら、続いて流れた別のバージョンでは、

 「大勢で見舞いに押しかけるのはよくない」

 という。

 いかんなあ、そういういい加減なことをいっては。

 大勢とは何人までかは明確ではないが、CM映像では5人。

 CMでは、社長を見舞いに行く社員という設定になっている。

 五人で見舞いに行くのはよくないというルールはどこにもない。

 病室でワイワイ、ガヤガヤ騒ぐことがよくないだけで、物静かに話せば多人数でも問題ないのだ。

 日曜日の朝、日テレの「波乱万丈」(ゲストは島倉千代子)を見ていたら、美空ひばりを見舞っている男性演歌歌手三人の病室内での写真が映し出された。

 プロミスは、これを否定するのかな。

 (城島明彦)
 

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