« 本当にあった怖い怖い話 | トップページ | 葬儀屋から聞いた怖い話 »

2007/08/16

怖い夢の話

 怖い夢は何度見たかわからないが、そのほとんどは忘れてしまっている。

 今でも覚えているのは、地獄に行った夢だ。

 そこは地下で、赤土のよう色をした巨大な岩穴のようなところだった。

 機械や道具を使って開けたり、掘ったりしたのではなく、自然にできた空間のようだった。

 床から天井までは何十メートルもあり、壁面に沿って細い道があった。

 何百人もの人が列を作って並んでいた。

 その人たちの顔を見て、普通でないことに気づいた。

 全員、顔が土色をしていたのだ。彼らは死んだ人間だったのである。

 それで、ここは地獄だと気づいた。

 並んでいるのは、殺される順番を待っているのだと知って、僕は脱走しようとしたが、つかまってしまった。

 僕が覚えているのは、そこまでだ。

(城島明彦)

 

« 本当にあった怖い怖い話 | トップページ | 葬儀屋から聞いた怖い話 »