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2007/08/23

人魂(ひとだま)が体に飛び込んだ怖い話

 いつ聞いた話なのかははっきり覚えてはいませんが、「本当にあった怖い話」として僕が人から聞いた話です。

 夏の晩のこと。

 40代のサラリーマンが、田舎の野中の一本道を家路に急いでいると、遠くのほうからホタルが一匹飛んできました。

 ホタルはほかにもいっぱい飛んでいましたが、そのホタルだけ動きが違っているので、見ていると、どんどん近づいてきました。

 その人は、見ている途中からそれが人魂であることに気づきました。

 人魂がその人にぶつかりそうになったので、あわてて体をよけましたが、失敗し、人魂は体をすり抜けていったそうです。

 振り返ると、人魂はどこかへきえてしまっていました。

 家に帰ると、その人は奥さんにその話をしました。

 「誰かが亡くなったのかしら」

 と奥さんは思ったそうですが、翌朝目を覚ますと、となりで寝ていた旦那さんが冷たくなっていたそうです。

 死因は、心臓発作でした。

(城島明彦)

 

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