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2007/05/17

蔓延する「よろしいですか症候群」

 「よろしいでしょうか」
 といっておけば問題ないと思っているバカ日本人が増えている。

 ①「ストローをお入れしてよろしいですか」(マクドナルドの若い女性店員)
 ②「住民カードをお返ししてよろしいでしょうか」(横浜市青葉区役所の中年女性吏員)
 ③「一万円からお預かりしてよろしいでしょうか」(東急ストアのレジの若い男性店員)

 これらは、ここ一週間の間に私が直接いわれたり、人がいわれているのを小耳に挟んだ例だが、それにしてもお粗末な日本語の使い方をする人間が多すぎる。

 ①は「ストローを入れますか、それともご自分でなさいますか」」と聞くべきである。
 ②は、「返さないでいいという住民がいるのか」といいたくなる。「住民カードをお返しします」となぜいえぬ。
 ③は、一万円を渡しているのに、それを預かっていいかと聞く。こんなバカな言い方がどこにある。「一万円、お預かりします」となぜいえないのか。

 無理して丁寧にいおうとすることはやめたほうがよい。それが正しい日本語を使えるようになる基本だ。
(城島明彦)

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