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2007/04/19

電車の中のデイパック

 こみあった電車の中で、背中にデイパックというかリュックサックを負って立っている若者が時折いる。
 
 そいつが体を動かすごとに、こちらのあごに当たったり、胸にゴリゴリ押し付けられたりして、不快きわまりない。
  
 前にやりなさい!
  
 野球のアンパイアがやっている防具のように、胸の前に来るようにしなさい。

 それが他人に対する気づかい、礼儀というもの。
  
 背負っていると、後ろにいる人が迷惑する。

 サラリーマンの手さげかばんも同様。
 
 四角い角がふとももなどに当たり、痛い。

 四角いかばんは、周囲の人に角が当たらないように配慮して持て! 

 人に迷惑をかけない。それだけは守らないと。
(城島明彦) 

2007/04/17

バカCM

 わけのわからない日本語を流しているCMがある。
 「マネーにもマナーを」だと。

 バカじゃなかろうか。こんな日本語がどこにある。
 某消費者金融のテレビCMだが、このCM、したり顔で間違った日本語を正しくしたつもりになっているから始末が悪い。

 しょこたん(中川翔子)扮するウェイトレスが若い男の客に、、
 「ドリアのほうでよろしかったですね」 
 といわせて、その言葉をわざわざ画面に表示し、「ほうで」と「かった」の二箇所に×印をつけ、
 「ドリアでよろしいですね」 
 と訂正する。

 これで正しいと思っているところが、相当バカである。 
 このCMはオンエア(放映)前に社長や役員も見ているはず。
 それなのに、間違った日本語を使っていることに誰も気づかないとは、情けない企業だ。

 「ドリアでよろしいですね」
 という場面を考えてみるがいい。

 「何にいたしましょうか」
 とウェイトレスが客に尋ねたか、あるいは何も尋ねなかったかの二通りの場合が考えられる。
 で、客は、
 「ドリア」
 と注文したはずだ。

 CMでは、それを聞いたウェイトレスが、
 「ドリアでよろしいですね」
 と客に念押ししているのだ。
 この言い方には、
 「本当にドリアでいいのか。ほかのメニューにしたら」
 という余計なお世話的なニュアンスが含まれている。

 客が「ドリア」(でいい)といっているのに、「それでいいのか」(よろしいですね)と念押しする店がどこにある。

 「ドリア、うけたまわりました」
 あるいは、
 「ご注文を確認させていただきます。ドリア」
 でいいのだ。
 「ドリアですね」
 でもOKである。
 「ドリアですね」という言い方には、「わかりました」というニュアンスが含まれ、客への確認とウェイトレス自身の確認という二つの意味を兼ねている。

 この会社、もっとバカなCMを流している。
 「割り箸は縦に割るのではなく、横にして割るのがマナー」
 だと。
 こういうのを枝葉末節という。

 割り箸を縦に割ろうが横にして割ろうが、どうということはない。
 若者がわきまえなければならない重要なマナーは、ほかにもっとあるだろうが。

 そういえば、コンビニで弁当と雑誌を買ったとき、レジの女の子が、
 「(弁当と雑誌を)一緒に入れて結構ですか」
 と奇妙な日本語を使うので、
 「一緒に入れても構わないですか」
 あるいは、
 「一緒にしてもいいですか」
  そういいなさい、と注意したことがあった。
 
 「同じビニール袋に入れていいか」
 と、彼女はいいたかったらしいが、無理に敬語を使おうとして、わけのわからない日本語を口にしたらしい。
 
 その女の子は、その次行ったとき、私の前の客に、また同じ言葉を口にしていた。
 私の番になって、私の顔を見て前日のことが頭をよぎったのだろうか、その子はぎょっとした表情を浮かべ私には何もいわなかった。

 改めようという気にならない限り、いつまでたっても正しい日本語は使えないのだ。
 (城島明彦)

  

 
 

 


 

2007/04/16

トイレで「元気?」

 黒澤明監督の名作を数多く撮影した名カメラマンといえば、中井朝一さんの名がまずあがるでありましょう。
 その中井さんの話であります。

 場所は、世田谷区砧の東宝撮影所。
 私は、そこで駆け出しの助監督をしておりました。
 1970年代前半のことです。

 監督、助監督3人ないしは4人、カメラマン、照明技師、録音技師、スクリプター(記録)を「メインスタッフ」と呼び、彼らが詰める部屋を「スタッフルーム」と呼んでおりました。

 私は、中井さんと3本の作品で一緒に仕事をしました。
 中井さんは確か1901年生まれなので、当時、年齢は70代の前半でしたが、トイレで隣り合わせになると、ちらりと私のほうを覗き見ながら、決まってこういうのです。

「元気?」

 何が元気かと聞いているのかは、いうまでもありません。
(城島明彦)
 

2007/04/15

ホリエモンの後継社長がすべてを話した!

 『ボクがライブドアの社長になった理由(ワケ)』
 という本が話題になっております。

 ホリエモンが事件を起こし、逮捕されたため、思いがけず、ライブドアの新社長に就任するハメになった平松庚三(ひらまつこうぞう)さんの初の著書であります。
 私は、企画・聞き書き・構成という形で、この本を創るお手伝いをしました。

 彼は人徳者で、人脈がすごい人。たとえば、若い頃にジョン・レノンやオノ・ヨウコと個人的に話をしています。
 
 『ボクがライブドアの社長になった理由』は、ソフトバンク クリエイティブ㈱から出版されました。山田真司さんが編集を担当しました。

 ホリエモンの判決が出た日に本屋の店頭に並んだので、「宣伝効果を狙ったのか」と聞いた編集者もいましたが、たまたまそういうタイミングになったのです。
  
 本は、六本木ヒルズに東京地検特捜部が突入したところから始まります。

 面白い本なので、IT関係の企業に就職したい学生諸君はむろんのこと、仕事のやり方を学びたいビジネスマン、老後の生き方を考える団塊世代の人たちに、おすすめです。
(城島明彦)

バカ男・バカ女の足の組み方

 昨晩、電車に乗り込んだら、乗降口の脇、つまり座席の一番はしに座っている若い男が足を組んでいた。
 その隣が空いていたので、座ろうとしたら、その男の靴が私の足に当たった。
 その男は当たったことがわかっているのに、足を引っ込めようとするどころか、「すみません」の一言もいわなかった。

 注意を促そうと二度ほどその男をにらんでやったが、そ知らぬ顔。
 耳にヘッドホンをして、自分だけの世界を楽しんでいる。
 それはそれで結構だが、「人様に迷惑をかけない」という肝心の一点が抜け落ちている。
 ヘッドホンステレオを楽しむのはいいが、ボリュームを大きくしすぎてシャリシャリ音が耳障りな若者も多い。

 こういう連中が〝おかしな日本〟にしてきたのだ。
 
 今に始まったことではないが、電車の座席に座って足を組んではいけない場合があることを知らないものが多すぎる。
 若い女にも多い。きれいに装っているのに、座席に座るや否や、ガバッと足を組む。

 「しとやか」という美しい日本語は死語になってしまったのでありますなあ。

 範をたれるべきおじさんおばさん、じじばばにも多いのが、なんとも嘆かわしい。

 足を組むなとはいわない。
 車内ががらんとしていて、しかも隣に誰も座っていないときは、誰にはばかることなく足を組んでもよい。

 大事なのは、車内ががらんとしているが、隣に誰か座っているとき。
 こういう場合に足を組みたいときは、絶対に隣の人のほうに靴がいかない組み方をすること。

 靴の裏を人様に向けるというのは非礼・無礼なので、絶対にやってはならないことなのだ。
 
 こういう基本的なことをわかっていない者があまりに多すぎますなあ、今の日本は。 
(城島明彦)

 

2007/04/14

回答乱馬?

 ふと頭をよぎった言葉があった。
 快刀乱麻。
 かいとうらんま、と読む。
 若い人が日常会話の中で使うことはまずないだろうが、「世の中、麻のように乱れ」という言い方をしますな。
 乱れ絡んだ麻を刀でバッサバッサと斬っていくのが「快刀乱麻」であります。
 「快刀乱麻を断つ」などといいますな。
 複雑に入り組んだ事件や紛争をきびきび、てきぱきと片付けていく様をそう表現しております。
 1970年代前半にそのものずばりの「快刀乱麻」という連続テレビ時代劇があったようだが、団塊世代のはしくれに連なる私などは、「快刀乱麻」から「快傑黒頭巾」を連想してしまいます。
 怪傑黒頭巾といえば、大友柳太朗の当たり役。ついでにいうと、丹下左膳や鞍馬天狗も当たり役。
 大友柳太朗といっても、若い人はご存じないでしょうなあ。
 〝映画の黄金時代〟昭和30年代に東映時代劇の主役だったおじさんだ。
 市川歌右衛門、片岡千恵蔵、大友柳太朗、東千代之介、大川橋蔵、中村錦之助……団塊少年たちを熱狂させた大スターであります。
 昨今のテレビタレントとは格が違います。
 おっと、快刀乱麻が脱線してしてしまった。
 何がいいたいかというと、日本語にはイメージをふくらませてくれるすばらしい熟語があるということであります。
 (城島明彦)
 

〝ちなみに〟バカ症候群

 テレビを見ていて気になる言葉の一つに「ちなみに」の乱用がある。
 バカタレントが、むやみやたらと乱発している。
 この言葉を使うと、利口そうに見えるとでも思っているのか、なにかというと、「ちなみに」という。
 ちなみに、私など「ちなみに」というべきところでも、わざと使わないようにしている。
 以前、「ちなみに」と書きたくないので、「参考までに記すと」としたら、バカ編集者が「ちなみに」と直したことがあった。
 (城島明彦)
 

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