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2005/08/04

義経(3)  『怪し不思議の物語』番外編  「色白・出っ歯・小柄」 

 義経は、NHK大河ドラマでは、
 「むだ口を叩かない、もの静かな男」
 として描かれているが、
 「本当の義経は、おしゃべりだった」
 というと、ほとんどの人は、「えっ!?」と驚くはずだが、根拠のないことではない。
 ここで、クイズである。
 「テレビによく登場する人気タレントの明石家さんま、柳沢慎吾、久本雅美、柴田理恵に共通する特徴は何か」
 その答は、
 「出っ歯」
 さて、義経であるが、彼も出っ歯であった。
 「九郎判官は色白き男の、たけ低く、向かう歯二つさし出でて、ことにしかんなる」(義経は、色白の男で、背は低く、前歯二本が出ているからすぐわかる)
 と『平家物語』にも書かれている。
 つまり、義経の三大特徴は、
 「小柄、色白、出っ歯」
 なのである。
 先のタレントの例から推して、「出っ歯の人は、概して、よくしゃべる」といってよいのではなかろうか。
 ということは、ホンモノの義経は、決して寡黙な人間ではなく、明るく、ひょうきんで、よくしゃべる男だったと推測される。

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