義経(3) 『怪し不思議の物語』番外編 「色白・出っ歯・小柄」
義経は、NHK大河ドラマでは、
「むだ口を叩かない、もの静かな男」
として描かれているが、
「本当の義経は、おしゃべりだった」
というと、ほとんどの人は、「えっ!?」と驚くはずだが、根拠のないことではない。
ここで、クイズである。
「テレビによく登場する人気タレントの明石家さんま、柳沢慎吾、久本雅美、柴田理恵に共通する特徴は何か」
その答は、
「出っ歯」
さて、義経であるが、彼も出っ歯であった。
「九郎判官は色白き男の、たけ低く、向かう歯二つさし出でて、ことにしかんなる」(義経は、色白の男で、背は低く、前歯二本が出ているからすぐわかる)
と『平家物語』にも書かれている。
つまり、義経の三大特徴は、
「小柄、色白、出っ歯」
なのである。
先のタレントの例から推して、「出っ歯の人は、概して、よくしゃべる」といってよいのではなかろうか。
ということは、ホンモノの義経は、決して寡黙な人間ではなく、明るく、ひょうきんで、よくしゃべる男だったと推測される。
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